愛知県の大村秀章知事は26日、病院で受け入れ困難だった感染者数や救急件数などの
情報公開、検証が全国で必要との考えを示した。
特に首都圏や大阪圏に対して、「大きな課題だ」と強調。
検証しないとまた同じことになる」と述べた。
大村氏はこれまで東京と大阪で医療崩壊が起きていると繰り返し指摘。
11日の記者会見では「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊で東京と大阪で起きた。
医療崩壊を起こしたら行政としては負け。何を言いつくろっても結果だ」としていた。
これに対して東京の小池知事は「相手とせず」と無視。
大阪の吉村知事は「大阪で医療崩壊は起きていません。
何を根拠に言っているのか全く不明ですと反論。(4・26)
命に関わる重篤な患者を受け入れる3次救急医療を担う大阪府内の4病院が、
救急患者の受け入れを停止したり、一部制限したりしていることが17日、分かった。
新型コロナウイルスに感染した重症患者の治療を優先するためだが、
交通事故などで一刻を争う重篤な患者が救えなくなる可能性もある。
専門学会は「救急医療の崩壊が始まっている」と危機感を強めている。
また、注目すべきは、フロントラインプレスの記事。
日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が実施したアンケートをもとに書かれたもの。
新聞・TV「政府の言いなり」の何とも呆れる実態によれば、
コロナ問題に関する回答では、こんな記述も並んでいる。
記者勉強会で政府側から「医療崩壊と書かないでほしい」という要請が行われている。
医療現場からさまざまな悲鳴が聞こえてきているので、
報道が止まるところまでは行っていないが、
「感染防止」を理由に対面取材も難しくなっており、
当局の発信に報道が流されていく恐れがある。
医療崩壊という言葉についても、政府や自治体の長が「ギリギリ持ちこたえている」と
表現すると、それをそのまま検証もせずに垂れ流してしまっている。
実際の現場の声よりも、政治家の声を優先して伝えてしまっていることに
危機感を持っている。
お上のお墨付きがないと、今がどういう状態なのか、判断できない。