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喜寿ランナーの手記(318) 子ども水泳、多い悪癖  文科系

2020年10月12日 20時04分43秒 | スポーツ

 前回317回でちょっと予告した、標記のことを展開してみたい。僕のこの「目」は、実際に水泳教室に孫を観るために何年も通って感得したことを、その孫に対して適用指導してきて、前回観たように直近2種目(背泳と平泳ぎ)の4年生女子1位タイムという成果を挙げてきたものだ。それぞれ25mで2位に2秒以上の差を付けた1位だった。以下は、僕の「そういう資格」で書くものだ。

 どんなスポーツでも先ずは、基本フォームが全て。ここがいー加減だったり、途中で新たに付いてしまった癖を直さなかったりすると、絶対に早く、長く泳げない癖というものがあるので、それを示してみよう。

・クロールは、息継ぎ時に顔を回す角度が大きすぎて顔だけでなく呼吸をする側の肩までが天井を向いたりして体勢が乱れる子が多い。体勢が乱れるとは、上半身だけではなく下半身まで横になって「横向きキック」がまじる子さえ出て来るし、体勢の乱れは水の抵抗も大きくするしで、スピードが上がらない。こういう子には、こう教えるべきなのだろう。「呼吸をする時に肩を持ち上げすぎてはいけない。なるべく、顔だけを小さく横に向けて、息をするように」。

・背泳は腰、下半身が沈んでいる場合が多い。「スピードが出てきたら腰も上がってくる」という考え方もあるかも知れぬが、これは誤りである。下半身を上げるには、「臍、お腹を上に持ってこい」と教える。これはちょうど、クロールの場合に、こう指導するのと同じ事だろう。「腰が沈めばスピードが出ない。力を抜いた自然な正しい伏し浮きの姿勢で泳ぐように」。

・平泳ぎはキックで泳ぐのだが、その脚が旧式で開きすぎる場合が多い。これは、「開いて、閉じる」時間が長くかかって、短距離用の速いピッチができにくい。脚をあまり開かず、ちょうどバタフライの足を少々開いたような感じで膝下を上に曲げてから下に打って即素早く脚を真っ直ぐにしつつきっちりと閉じる。「きっちり閉じる時に最大スピードが出る感覚」が最も大事なのだと思う。平泳ぎに起こりがちな悪癖はもう一つあって、「脚のキックと腕のストロークとの正しいタイミング」の崩れ。掻き終わった腕(と頭)を素早く前に伸ばしてからキックを始めることと、キックを終わって両脚を閉じてから、大きくストロークを始めること。

・バタフライはドルフィンキックの腰が十分に使えなくて身体が進まず、浮かぬ場合が多い。その分、顔、顎を懸命に上げるために腕を下にかいてしまい、手腕でも前に進めない癖となる。バタフライは最初に教える時に、正しい全身キックのこなし方を徹底しておかねばならない。これは、クロール、背泳の場合の正しい浮き方姿勢と同様に、バタフライの最大要点だと思う。

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