昨4日朝、新聞のテレビ欄でこんな番組を見つけた。夜のBS-TBS、報道1930で「円急落・物価上昇でも利上げに動かない日銀“異次元”死守のワケ」という討論番組があるという。訳があって途中からしか見られなかったのは残念だったが、こんなニュースで盛がっていた。
この5月から、イギリスのあるヘッジファンドが猛烈な日本売りに出ていて、日銀が防戦これ務めている真最中とのこと。月5兆円平均だった日銀による円(国債)買いが、この6月には15兆円を優に超えているというのだ。
近年の日本政府は、国家にとって禁じ手とされてきた「財政ファイナンス」をやってきた。国家がどんどん赤字財政を積み上げて、その赤字分だけ中央銀行が通貨を刷るなどということをすると、これが必ず外国からつかれ、通貨暴落が必ず到来すると言われていたその時がまた来たのかというわけである。
同番組に出ていた著名な投資家、藤巻健史氏がこれを「そうだ!」と肯定した解説をしていたが、それにしてはアベノミクスの結末の一つとも思われるこの動きを、ほかのマスコミがなにも扱っていないのが不思議で仕方なかった。過去にも、こういう日本空売りまがいの損失が何度か出ているが、今回は大丈夫なのか? マスコミももうちょっとまじめにやれよな! そのうち1度は確か、年間を通してもGPIFが大赤字になったことがあったと覚えているが、今度はどうなるのか?
この5月から、イギリスのあるヘッジファンドが猛烈な日本売りに出ていて、日銀が防戦これ務めている真最中とのこと。月5兆円平均だった日銀による円(国債)買いが、この6月には15兆円を優に超えているというのだ。
近年の日本政府は、国家にとって禁じ手とされてきた「財政ファイナンス」をやってきた。国家がどんどん赤字財政を積み上げて、その赤字分だけ中央銀行が通貨を刷るなどということをすると、これが必ず外国からつかれ、通貨暴落が必ず到来すると言われていたその時がまた来たのかというわけである。
同番組に出ていた著名な投資家、藤巻健史氏がこれを「そうだ!」と肯定した解説をしていたが、それにしてはアベノミクスの結末の一つとも思われるこの動きを、ほかのマスコミがなにも扱っていないのが不思議で仕方なかった。過去にも、こういう日本空売りまがいの損失が何度か出ているが、今回は大丈夫なのか? マスコミももうちょっとまじめにやれよな! そのうち1度は確か、年間を通してもGPIFが大赤字になったことがあったと覚えているが、今度はどうなるのか?