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「日本医療崩壊」、認めるべし  文科系

2020年06月01日 13時32分57秒 | 国内政治・経済・社会問題

 東京、大阪に対する愛知の知事の発言などから、標記の話題を巡って論争などが巻き起こっている。これはとても大事な議論であって、ちゃんとしておかねばならない事だ。特に、政府が専門家会議の議事録なしということだから、そこからして既に対策など政府内部の事実経過を隠したい心ありありと考えざるを得ないのだから。愛知・大阪知事同士の論争も、愛知の知事が正しい。なんとなれば、重症患者が入院できず300名も自宅待機になったり、一般救急病院のうち4つが一般救急患者を受け入れられないという休止状態が何日か続いたというのだから、これは医療崩壊である。

 ちなみに、上記大阪の休止した救急病院については、このブログで「らくせきさん」がこうコメントしている。
大阪急性期・総合医療センター(865床)は13日から重篤な患者の受け入れを停止し、15日からは入院が見込まれる患者も一部制限。手足の切断や全身やけどなどを治療する「高度救命救急センター」にも指定されているが、担当者は「苦渋の選択。コロナの重症者が増え続ける中、通常の救急体制を維持するのは難しい」と話した。
 毎日30人以上が救急搬送される大阪市立総合医療センター(1063床)も、7日から救急外来を停止。泉佐野市のりんくう総合医療センター(388床)は6日から停止し、堺市立総合医療センター(487床)は9日から軽症者の救急診療を休止した。
 いずれの病院も新型コロナの院内感染は発生していない。
 日本救急医学会の嶋津岳士代表理事は「通常の体制を維持できず、救急医療の崩壊は既に始まっている」と指摘。「今後さらなる悪化が見込まれ、市民は感染拡大防止に協力し、医療機関にかかる負荷を減らしてほしい」と話した。 』

 

 東京については、良い記事をある人がここにコメントして下さったので、これを紹介したい。
『医療崩壊といえる (道草) 2020-06-01 10:59:59
少なくとも
岡江久美子さん、ら、本人や、遺族の立場に立てばもう少し何とかなったのに、と思わざるを得ない。これは、医療崩壊と言っていいのではないか。

コピーですが。次の記事も納得。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。
「少なくとも、東京都内では医療崩壊が起きていました。PCR検査の数を極端に絞っていたために市中感染が蔓延して、本来なら死ななくていい人までが亡くなり、大病院で院内感染が起きて医療機能が縮小されてしまった。当初は無症状者や軽症者を別施設に隔離する方法も取らなかったから、ベッド数も不足して、入院が必要な人を受け入れられなくなった。これを医療崩壊と言わずして何と言うのでしょう。誰がPCR検査を絞るべきだと言ったのか。国立感染症研究所(感染研)の検査権益や厚労省医系技官の利権を守るために、国民の命が犠牲にされた可能性はないのか。そもそもアジア圏において、日本の死者数が少ないとは言えません。アジア地域で流行したのは、欧米で猛威を振るった新型コロナとはタイプが違った可能性が高い。そういう意味では、日本はアジアで最も死者数が多く、院内感染による医療崩壊まで起きた“最悪モデル”とも言えます」

コメント (5)
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何これ、中日「考える広場」??   文科系

2020年06月01日 07時39分34秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など

 本日の中日新聞4面を全て使った「考える広場」には、もうびっくり、違和感いっぱい。『継続か特権か 21世紀の「世襲」』という見出しだったから興味津々だったのに、「何だこりゃ、新聞自社編集方針の弁解にこれ務めている」と、そんな違和感である。

 そもそも、世襲を問題にして「特権」として批判した識者談話を二つ載せているのに対して、「継続」記事がなぜ歌舞伎だけなのか。それも、この三つの談話だけで構成された特集のうち歌舞伎の方をトップに持ってきているのである。これでこの見出し「21世紀の世襲」って、僕に言わせればまさに羊頭狗肉。僕がそう感じたわけはちょっとややこしくて、以下の通りである。

 中日新聞文化・芸能欄には、歌舞伎(や能、落語)などの記事が多すぎて、僕はずっといつも辟易としてきた。編集幹部に歌舞伎好きがいるのか、名古屋御園座にテコ入れでもしているのかなどとかんぐったりもしつつ。もっとも、僕が世襲が大嫌いだからこれに敏感だった事は確かであって、「この新聞の文化欄は古くさい。伝統芸能ばかり載せるなよな。伝統芸能は世襲が多くて嫌いだ」などとこのブログに書いてきた覚えもある。そこへこの「考える広場」の『「世襲」特集』だから、こりゃ何じゃ?と、そういうわけなのだ。

 この記事は、ちょうどこれと同じものなんだろう。「野球はドラゴンズ、サッカーはグランパス」。それは正しいという言い分(よりもはるかに難しい事項)を、何とかこじつけたもの。
 さらにもう一つこの際言っておきたい事だが、文化・芸能とかスポーツとかを新聞が特集する場合などに、その消費者としての立場・編集方針以上に、これを行う人の立場・編集方針が重要になっている時代ではないのか。歌舞伎や能を観る人々と、軽登山やランニング、自ら音楽する人々とどちらが多いのだろう。新聞記者とは文化・スポーツを眺めてばかりいて、自らはしないものなのかな。

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