たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

懐かしい恩師の言葉に触れる(7)

2021年04月16日 23時38分23秒 | 祈り
「たんぽぽさん お正月はおもしろかったかね。
 正月が来てからもう二か月の半分のところまで来ましたね。
 三学期はあとわずかでおわりなんですね、がんばってくださいね。
 今に一雨ふるたびに暖かくなって陽気のよい春になりますもの。
 こんどは上級、きっとお母さん方は大よろこびですよ。
 私も今三才の男の子を守して一日中へちへとになってしまいます。
 とても病気することも出来ずにがんばっています。
 たんぽぽさんもがんばってね」

 昭和49年2月6日の消印。

 生きるってむずかしいですね、生きるって大変なことですね、先生。一日がとてつもなく長く感じられた小学生の頃には思いもよらなかった孤独の海の中を生きる人生。気がつけば天涯孤独、これからどうすればいいのか、最後はどうなるのか、そんな不安を抱えながら生きているのはわたしだけではないですかね、先生。

 今週もなんとか生き延びました。先生と再会できる時までまだありますかね、あるはずですね。なんのために生まれてきたのかわかりませんが、いなくなっても困る人はいませんが、与えられた時間はわかりませんが、与えられた時間、全うしなければなりませんかね、先生。

 志を失ったわけではないです、ただ家賃を払いながら生きていかなければならない人生との両立はむずかしすぎます。年金の天引きから解放されるまでの時間をどうやって生き延びていけばいいのか、なんだか本当にますます先の見えない、大変な時代になってきました。いけるところまでいくしかありせんかね、先生。

 またもや崖っぷち、こんどは本当に崖っぷち、逃げかえることが許される場所はもうない崖っぷち。疲れすぎた脳みそを休めたらまたやり直せますかね。生きてさえいれば、命さえあればと信じて今日はもういい加減、休むことにします。

 明日また大雨になるようです、東日本大震災のあと、ゲリラ豪雨に季節外れの雷が多くなったように感じます。こんな大変な時をなんとか無事に生き抜いている、それだけでも十分すぎるほどにすごいことですよね、先生。



 

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