会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

防火管理

2015-11-27 17:36:40 | 地域情報
2015年11月26日(木)雨 9.4℃~1.8℃
「甲種防火管理新規講習受講」

 高齢になりいろいろな役職を整理してきたのだが、今年度地域のコミュニテイセンター管理運営委員会の会長が体調不良で退任された。それにより地域の方々からの要請を受け会長を引き受けることになった。わからないことが多いが少しずつ運営委員会の役員、事務長、各種利用団体長などと協議しながら役所の指導を受けコミセンの管理運営にあたってきた。
この度、役所から会津若松地方広域市町村圏整備組合 消防本部主催「甲種防火管理新規講習(後期)」の受講についての依頼が来た。平成18年度から、特定防火対照物の防火管理者が義務付けられた。現職の時は資格を持っていたのだが、更新していないので改めて受講した。
11月25日(水)~26日(木)両日とも10:00~16:00。 アイズアピオスペース1階 展示ホール。受講生98名。

 
 講義は
  ○防火管理の意義と制度の概要   ○火災の基礎知識・火気管理
  ○防火管理に係わる訓練及び教育  ○自衛消防(実技)
  ○地震対策            ○施設・設備の維持管理     
  ○防火管理の進め方と消防計画   ○危険物の安全管理
  ○効果測定(テスト)・修了証交付

 二日間、広い会場で講義を聞き、効果測定を受け、修了できた。寒い二日間で、座りぱなしで話を聴くというのはなかなか辛い時間であった。


 自衛消防の実技では:
消火器を操作して消火する体験は代表で。
 戸外に設置した煙体験テント通過体験は全員。充満した煙の中を10m位進むのだが、視界ゼロで直進できない。出口がわからず戸惑う。
 この煙は無害だが、火災による煙は中毒症状を起こし、生命の危険をもたらす。火災時の死亡は中毒死及び窒息死が4割以上占めている。

 煙の流動について:
 煙は、火元室内の換気口から天井面や天井裏を通って隣室へ、また、出入り口から廊下へと、横方向へ広がっていく。この時点では通常毎秒0.3m~0.8mの速さで流れており、混乱なく避難できいれば人は煙より速く移動することができる。
 しかし、階段やエレベーター、ダクトスペースといった縦穴部分に入ると、毎秒3m~5mの速さで縦方向に進んでいく。通常、人間の階段での上下歩行速度は毎秒0.5mといわれているから、数倍も速い速度で煙は拡散していく。