会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

タラノメ

2019-04-24 18:48:17 | 山野草
2019年4月24日(水)晴 20.3℃~7.8℃
「タラノメを収穫」

 鶴ヶ城の桜は満開となり一部は散り始めは葉桜になったところもある。桜に続いてチューリップ、ムスカリ、ヒヤシンス等次々と咲きだし春爛漫の良い季節となった。そろそろ家庭菜園の準備を始めなくてはならない。
 近所の耕作放棄地には浅月が群生していた。時期が少し遅くなったので伸びすぎていたが、収獲して酢味噌合いで食べた。

 貸家の住人が引っ越した空き地にはタラの木があちこちに伸びいる。草刈りをして管理している土地なのでタラノメを収穫。
 初任者として山村に赴任したとき、地元の人に、タラノメ採りにつれていってもらったことがある。林の中のちょっと開けた明るいい場所に、タラノキが1本立っていた。その先端に付いた新芽を軍手をはめた知人が慎重にもいでいた。
まさに”山菜の王様”という風格を感じさせた。
 新芽が何本か付いていても、脇芽は残さなくてはいけない、付いた新芽を全部取ったら、もう芽がつかないという。
 天然のタラノメが採れるのは四~五月だが、スーパーマーケットの野菜売り場には、栽培したものが二月ころから並んでいる。
 苦みのあるタラノメは、健胃、強壮、強精などの作用があるとされ糖尿病の薬ともいわれてきたそうだ。近年の動物事件では、糖尿病のマウスにタラノメの抽出物を与えても改善効果は見られなかったが、ブドウ糖を飲ませたマウスで、血糖値の上昇が七~八割も抑えられたという結果が出ている。このことからタラノメは糖尿病の治療ではなく、予防や悪化の防止に効果があると考えられるそうだ。