天井部分に見える 横の“棒”は耐震用のものではなく
照明器具類用のものだそうです。
聖堂内は 照明器具が無いので 高い丸天井と正面の窓から差し込む
自然光だけで薄暗い しかし そのためなのか石組みの壁面が重々しく
また 堂内の荘重感を感じる。
大聖堂の石材は、地元の石灰岩とスプリットの沖にあるブラチ島産の
石灰岩と大理石だという。
このブラチ島は石灰岩で覆われた島で、2千年も前から石切り場が
ある島として有名だったそうです。
その石材は クロアチア・スプリットのディオクレティアヌス帝宮殿も
ヴェネチア・ドゥカーレ宮殿 イスタンブル・アヤソフィア寺院宮殿や
ブタペスト・国会議事堂 さらには
アメリカ・ホワイトハウスにも使われている
石を張ったルネサンス様式の箱型教会は建築学的にも珍しく
石材だけを積んで建造された教会建築としては
世界最大のものになっていることから
2001年「世界文化遺産」に登録された。