「マハラジャ」
かつて 80年代 日本のバブル時代に
「マハラジャ」なる言葉を
耳にしたことがあったが
マハラジャの語源は
サンスリット語で「マハ」は“偉大な”
「ラジャ」は“王”を意味し
ヒンズ-教徒の「藩主」をいう。
カースト制度では バラモン(僧呂)に次ぐ
(王族、武士)階級に属している。
先のマン・シン・トマル王も
「ラジャ」であったが
その後 ラジャの権力が大きくなり
「マハ(大)ラジャ(王)」と呼ばれるようになる。
王族らは ムガル帝国時代
イスラム教の支配に対し
ヒンドゥー教の擁護者として
地方にその勢力を延ばした。
この関係は インドがイギリスの
植民地になった後も続き
イギリス保護下の藩王国の
王の称号として用いられるようになった。
因みに「ラジャ」の女性形は “ラニ”(王妃)で
マハラ二(大王妃)という。
マハラジャの夫人で
マハラジャの位を持つ女性をいう。