市庁舎広場の東北側に 15世紀前半に建造された、
カトリック教会の「カウナス大聖堂」がある。
正式には「聖ペテロ&パウロ大聖堂」と呼ばれ,
聖ペテロと聖パウロに捧げたカトリック教会。
当初、赤レンガ造りの ゴシック様式で建築されたが、
17世紀半ばに
ロシア=ポーランド戦争の際に一部が破壊され、
その後 修復され ルネサンス様式の建物となった。
大聖堂の内部
内部は 18世紀後半
ポーランド=リトアニア共和国の
最後の国王、スタニスワフ2世アウグストにより
施された 彫刻やフレスコ画の装飾が残されている。
また、聖書台や聖歌隊席も設けられ,
現在の形態になったのは
19世紀からの再改築によるという。
主祭壇には、磔刑のキリスト像を中心として
上部と周囲に13体の聖像が祀られている。
先に見てきた ヴィリニュスの
聖ペテロ&パウロ教会は白一色だったが,
こちらは壁や柱に彩色され,
所々に金箔があって 華やかに見える。
聖堂のヴィリニアス通り側の壁には、
この教会の神父であった詩人のマイロニスの墓がある。
ユーロ前の 20リタス紙幣の顔にもなってる。