あかない日記

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ポーランド・ワルシャワ 4 ワルシャワの歴史

2018-04-24 | ポーランド紀行

 

 旧市街広場の人魚像

 

  ワルシャワの歴史は
13世紀頃にヴィスワ川のほとりにできた
小さな村落から始まった。


14世紀初め都市としての権限を与えられ
水路の要衝にある町として急速に存在価値が高まってゆく。


14世紀末になると現在の旧市街にあたる
市街地を取り囲むように防壁が建設され

15~16世紀には旧市街の北端に
バロック様式の砦「バルバカン」が建造されている。


1596年には国王ジグムント3世(1566-1632)が
ポーランドの首都をクラクフからワルシャワへ遷都した。


その居城となった王宮は 16~17世紀を中心に
増改築が行われ  さらに18世紀後半には
最後のポーランド王スタニスワフ・ポニャトフスキ(1732- 1798)
によって豪華絢爛な室内装飾が施された。


14~19世紀にかけてゴシック様式から
新古典主義様式にいたる歴史的建造物が
多く建設されたワルシャワは、
その美しさから「北のパリ」とも称されている。

因みに「ワルシャワ」の語源は

 その昔、ヴィスワ川添いに
貧しい漁師が住み毎日漁に精を出した。

ある朝 漁師は網にかかった人魚を生け捕りにすると
下半身は魚だが、上半身は女性だった。

驚いた漁師は人魚を家に持ち帰ったが
人魚に川に返して欲しいと懇願され
結局 ヴィスワ川に帰した。


それ以降 漁師の家のそばにひとが住むようになり
魚が売れるようになり 漁師は裕福になった。

その漁師夫妻の名前が
ワルス Wars とサワ Zawaだったので
これがワルシャワの始まりという。

 

 ワルシャワの紋章