ワルシャワ歴史地区
ワルシャワの観光の中心部
「ワルシャワ歴史地区」は
1980年に世界遺産に登録された。
この登録に際し 数多ある世界遺産の中でも
極めて例外的な存在で
街自体が持つ歴史的価値ではなく
第二次世界大戦中 灰燼に帰した街並を
「レンガのひび割れ一つに至るまで」忠実に蘇らせた
ワルシャワ市民の“不屈の熱意”が
評価されて登録に決まったという。
その歴史的地区は おおよそ4地区に分けられる。
●「王の道」(ヴィスワ川と並行)
南部のヴィラヌフ宮殿 ワジェンキ水上宮殿公園、
新世界通り 北部の王宮前広場をつなぐ
ワルシャワ歴史地区の中心となる通り。
大統領宮殿 ワルシャワ大学
美しい教会などが並び 街の一番代表的な通り。
●「中心市街地」(地図左下部)
18世紀以降に開発された最も新しい地区で
戦前からのオフィス街とユダヤ人街が 大きな割合を占めている。
「ワルシャワ・ゲットー」があったのも この地区。
現在は「ワルシャワ中央駅」「文化科学宮殿」などの
大型施設や高僧ビルが立ち並ぶエリアになっている。
●「新市街地」(地図最上部)
15世紀に旧市街北の城壁を取り払って拡げられた地区。
新市街広場には キュリー夫人の博物館などがある。
●「旧市街」(地図上部)
ワルシャワ観光の中心となる。
なお「新市街地」は
中世の「旧市街地」と比べて「新しい」の意味。
ワルシャワはポーランドの首都であり、
人口約172万人、総面積約515平方kmの
ポーランド最大の都市。