道の駅から 伊豆の国市の韮山反射炉へ
佐賀藩や薩摩藩をはじめとして
幕末期の日本では各地に反射炉が造られたが
現存する近世の反射炉は
萩の反射炉と この韮山反射炉のみである。
特に 韮山反射炉は 実際に稼働し
大砲を鋳造している反射炉で
あることが特徴になっている。
2015年に 萩反射炉などと共に
世界遺産「明治日本の産業革命遺産
製鉄・製鋼 造船 石炭産業」の
構成資産として登録された。
静岡県では「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」と並ぶ
世界遺産の登録スポットになっている。
反射炉へは「韮山反射炉ガイダンスセンター」(2016年開館)が
入り口になっており 予備知識を得てから見学することになる。
施設内では、韮山反射炉の変遷を示す
写真などが展示されているほか
映像ホールでは縦5m・横10mの巨大スクリーンに
操業当時の大砲鋳造の場面が映し出されていた。
*反射炉とは 銑鉄(せんてつ=鉄鉱石から直接製造した鉄)を
溶かして優良な鉄を生産するための炉をいう。