私が小学生になったとき、音楽の授業で初めに扱われた楽器は「ハーモニカ」でした。
←あなたのリコーダーはどっち式?
とかく退屈な授業が多い中で(ませた子どもだったので)、とにもかくにも音楽ができる時間というのは貴重ではあったのですが、私はあまりハーモニカが好きではありませんでした。まずは、その音色。「プープー」がさらにつぶれたような、きれいじゃない音だと思ったんです(名手がいい楽器で吹くハーモニカはそんなんじゃないと思いますが、それでもそんなに好きな音色ではない)。それと、半音が出なくてドレミファソラシド一辺倒だったところね。
#半音が出る二段ハーモニカというのもあります
だから、小学校三年生になって、楽器がリコーダーに変わったときはうれしかったなぁ(^-^) 丁寧に吹けば、子どもの安っちぃ楽器でもそれなりに癒しの音色が出ますしね。半音もあります。
持ち運び簡便、丈夫(もちろんプラです)、安価、
誰が吹いても音が出て、
音程の操作(っていうのか?)も簡単。ほら、バイオリンとかトランペットみたいに自分で音程作る楽器じゃ、クラス中で合奏したときカオスになるでしょ。
優れものの楽器ですよね。授業以外でも、ずいぶんいろんな曲を吹いて遊びました。
いうまでもなく、このときのリコーダーは「ジャーマン式」です。
学校で一斉に買った楽器が、私にとっての「すべて」であって、世の中にこれと違う指使いのものがあるなんて想像もしていませんでした。もっと高いのがプラじゃなくて木製であることとかは知っていましたけど。
なので、こじろうが三年生になるときに、「バロック式」のリコーダーを学校購入させられたときはびっくりしました。
こんなキモチ↓
「総統閣下がリコーダーの指遣いにお怒りです」
ミの次はファに決まってるだろうが!
またろうのときは何の説明もなく「ジャーマン式」だったんです。それが、先生が変わったらコレ。大人になった私は、「ジャーマン式」と「バロック式」というのがあるってことはなんとなく聞きかじってはいたんだけれど、昔の不便バージョン、後の改良バージョンくらいの位置づけかと思っていました。
こじろうの先生は、「バロック式」のほうが「発展性があるので」とか言っていたと思います。ソプラノリコーダーじゃないもっと大きなリコーダーを吹く場合、あるいはソプラノリコーダーでももっといろんな調の曲をきれいに吹きたい場合、やはりバロック式じゃないと、ということのようです。
決して音楽の専門家が、それ以外の人々をバカにするために、話をわざとややこしくしているわけではなくてですね…
それで、上の動画の最後に、「なお、この物語は、割とマジです…!」と出てくるのですが、どこがマジなのか教養がなくてわからなかったので、ちょっとぐぐりました。それによれば、
ヒトラーは絵がうまくて美大に行きたかったらしい、とか、
ジャーマン式の普及にはナチスの影響があったらしい、とか。(*)
おぉ!! 確かに、「割とマジ」だ。
ところで、この動画を空耳して字幕をつけるという遊びは、別に影法師さんオリジナルではなくて、あちこちの人がよってたかってネタにしているものですが、影法師さんの字幕は、有名な空耳部分をきれいに取り込んだ上で、全体がつじつまの合った(割とマジな、各パーツに必然性のある)爆笑ネタに仕上がっているところ、私はこれ以上の傑作を知りません。特に、泣いている女性にかけてるセリフとか、秀逸ですよね。
(*)検索した中で、いくつかの web ページの元ネタになっていたのが「リコーダー復興史の秘密―ドイツ式リコーダー誕生の舞台裏」という本なんだけど、アマゾンでは現在取扱いナシだって。誰か持ってる??
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←あなたのリコーダーはどっち式?
とかく退屈な授業が多い中で(ませた子どもだったので)、とにもかくにも音楽ができる時間というのは貴重ではあったのですが、私はあまりハーモニカが好きではありませんでした。まずは、その音色。「プープー」がさらにつぶれたような、きれいじゃない音だと思ったんです(名手がいい楽器で吹くハーモニカはそんなんじゃないと思いますが、それでもそんなに好きな音色ではない)。それと、半音が出なくてドレミファソラシド一辺倒だったところね。
#半音が出る二段ハーモニカというのもあります
だから、小学校三年生になって、楽器がリコーダーに変わったときはうれしかったなぁ(^-^) 丁寧に吹けば、子どもの安っちぃ楽器でもそれなりに癒しの音色が出ますしね。半音もあります。
持ち運び簡便、丈夫(もちろんプラです)、安価、
誰が吹いても音が出て、
音程の操作(っていうのか?)も簡単。ほら、バイオリンとかトランペットみたいに自分で音程作る楽器じゃ、クラス中で合奏したときカオスになるでしょ。
優れものの楽器ですよね。授業以外でも、ずいぶんいろんな曲を吹いて遊びました。
いうまでもなく、このときのリコーダーは「ジャーマン式」です。
学校で一斉に買った楽器が、私にとっての「すべて」であって、世の中にこれと違う指使いのものがあるなんて想像もしていませんでした。もっと高いのがプラじゃなくて木製であることとかは知っていましたけど。
なので、こじろうが三年生になるときに、「バロック式」のリコーダーを学校購入させられたときはびっくりしました。
こんなキモチ↓
「総統閣下がリコーダーの指遣いにお怒りです」
ミの次はファに決まってるだろうが!
またろうのときは何の説明もなく「ジャーマン式」だったんです。それが、先生が変わったらコレ。大人になった私は、「ジャーマン式」と「バロック式」というのがあるってことはなんとなく聞きかじってはいたんだけれど、昔の不便バージョン、後の改良バージョンくらいの位置づけかと思っていました。
こじろうの先生は、「バロック式」のほうが「発展性があるので」とか言っていたと思います。ソプラノリコーダーじゃないもっと大きなリコーダーを吹く場合、あるいはソプラノリコーダーでももっといろんな調の曲をきれいに吹きたい場合、やはりバロック式じゃないと、ということのようです。
決して音楽の専門家が、それ以外の人々をバカにするために、話をわざとややこしくしているわけではなくてですね…
それで、上の動画の最後に、「なお、この物語は、割とマジです…!」と出てくるのですが、どこがマジなのか教養がなくてわからなかったので、ちょっとぐぐりました。それによれば、
ヒトラーは絵がうまくて美大に行きたかったらしい、とか、
ジャーマン式の普及にはナチスの影響があったらしい、とか。(*)
おぉ!! 確かに、「割とマジ」だ。
ところで、この動画を空耳して字幕をつけるという遊びは、別に影法師さんオリジナルではなくて、あちこちの人がよってたかってネタにしているものですが、影法師さんの字幕は、有名な空耳部分をきれいに取り込んだ上で、全体がつじつまの合った(割とマジな、各パーツに必然性のある)爆笑ネタに仕上がっているところ、私はこれ以上の傑作を知りません。特に、泣いている女性にかけてるセリフとか、秀逸ですよね。
(*)検索した中で、いくつかの web ページの元ネタになっていたのが「リコーダー復興史の秘密―ドイツ式リコーダー誕生の舞台裏」という本なんだけど、アマゾンでは現在取扱いナシだって。誰か持ってる??
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)