アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ステージに棲む魔物は「ぱちもん」でも健在

2015年03月11日 | ピアノ
会場入り口に置かれている「八文堂」ミニチュア、オープニングムービーと、異世界に飲み込まれてしまうステージでしたが、それは演奏のときの緊張という方向とは違っていたと思います。

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平常心というとまたそれも違うんだけど、わりと冷静にステージに上がれたと思うんですよね…

ところが。

まずは、カッチーニのアヴェ・マリアのときに、きーちゃんさんが舞台上でのチューニングになっていきなり
「肩当て忘れた!! 取ってきていい?」
「…とってきてください」
ってんで、舞台から客席を直接往復するというハプニング(舞台が低いからよかった)。

それでやや動揺して、超簡単な前奏で思いっきりミスタッチ。

くさぴあさんとの入れ替わりのとき、来るはずのタイミングでくさぴあさんが来ない!!
一小節余計に弾いてつなごうとしたがなんかぐちゃぐちゃになっちゃって、
それを引き継いだくさぴあさんもよろよろ(^^;;

そして、自分のソロピアノのとき、
これまた平静におじぎも済ませて椅子に座ったつもりが。

弾き始めたら、おーーっと!!
これはなんか違う。

これまで、なんか慌ててて椅子の高さがいつもと違うまま弾き始めてしまったとか、そういう事故が何度かあったけれど、それとも違う違和感。弾きながら焦って、いやこりゃ何だと思ったのですが、
そうか、椅子に深く腰掛け過ぎてるんだorz

高さはばっちり。
けどピアノとの距離がなんだか近い。
しかも、ふつうじゃそんなことしないってくらい腰掛け方が深くて、もう後ろには下がれない。

そうするとどうなるかというと、なんだかウデの自由が一部聞かず、左手で音が幅広めに下がるところ、ぜんぜん取れない。

曲の前半(3ページ分)はそんなカオスのまま進み、思い切って椅子をがきっとずらして後半(3ページ)は立ち直り。
ま、そんな演奏でした→ぱちもんオフ録音 アルカン バルカローレ

あぁなんか悔しいよ。
ふだん、家で練習するときって、もう椅子はいちばん弾きやすい状態のまま放置してあるから、何も考えないで座って弾き始めちゃうじゃない?? わざと椅子をずらしておいて、高さと位置をさっとベストに調節する練習でもする!?

ちなみに、アルカン弾いてる間に出ていたコメントは、
「アルカンといえば
「鉄道」
他の曲は?
というと困っちゃう人が多いでしょう。
こんな曲も書いているんです!」
というものでした。そう、この曲を弾いたのは、アルカンって楽譜の黒いやつばっかりじゃないぞ!! こんないい曲があるんだよ、という布教の意図もあったのですが、誰からもほとんど反応なかった。布教しっぱいorz

それから、ともかく自分の演奏は終わって気楽、残るは譜めくりのみというとき、ちょっと楽譜を見せてもらっておこうと思って夜毎屋さんを探すといない。なんでも、「楽譜を取りに行っている」…え、ナニソレ、どこまで取りに行くの~?? えっ、自宅(o_o)

それで、楽譜の予習はできず客席で待機。本来のプログラム順は過ぎたが、到着待ちで別の演目からやっているらしい。いくつか通り過ぎたとき、ステマネさんが椅子の追加を並べ始めた。これは連弾!? (譜めくりを頼まれていたのは、夜毎屋さんとさきさんの連弾)

それで、右手から出て控室を通り、舞台うしろをダッシュで走り抜け、舞台袖にいるお二人とようやく合流。やー、間に合った!!

生まれて初めて見た「貝多芬/献給愛麗絲(エリーゼのために)」はぱちもんにふさわしく、怪しくややこしく、わかりにくい~
譜めくりの最初の一回、慌てたらファイルポケットのビニールで指がもつれて(ピアノ弾くんじゃなくて踏めくりでもつれるやつがどこにいる)、ちょっとぐちゃっとめくれて遅れ気味。お二人は何事もなかったように弾き続ける。

そこからはなんとか無事めくって、はぁ~焦った…

という具合に、冷や汗かいたり、爆笑したり、超長丁場なのに忙しいコンサートでした。

二次会ではタガが外れて飲みまくりしゃべりまくり、
仕上げにはバイオリンを飲み屋に忘れて帰り(!)、
506さんがバイオリンしょって駅まで急いで届けてくれるという事態に。

最後の最後まで、ステージには魔物が…
…え?? 最後のは違うだろって??

いやー開放感と充実感で飲み過ぎると出てくる「ばよ忘れ妖怪」のせいなんですよ。

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コメント (2)
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