アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

Show must go on(リアルで)

2015年03月31日 | 生活
会社の行きにも帰りにもすぐ脇を通過しながら、一度も入ったことがなかった帝国劇場。昨日初めて行ってきました。

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いろいろバタバタしてたんで、「予習」もしないまま到着して、ものすごいアウェイ感を味わう。

あぁ、「堂本ってダレ!?」とか今、頭の中でぐるぐるしてるのたぶん私だけだよ。なんかゴメン…(チケット取りにくいってあとから聞いた)。

なぜこうなったかというと、古いバイオリンをもらってくださるというまるさんと受け渡しの相談をしていた際、まるさんがコレを見に東京に来るのでその公演前に待ち合わせてという話になり、「よかったら公演も見に行きませんか?」と誘っていただいたのだ。

ジャニーズ!?(o_o) 確かに、お誘いがなければ一生見に行かなそうな舞台。これも何かのご縁かと…

始まってみると、基本的にはミュージカル。踊って歌って、というか、むしろメインは踊りかな(だって、ジャニ系の人は歌より踊りがうまいもんね)。でも、とにかく展開と演出が派手。

アクロバット、マジック、コント、電飾、レーザー、スモーク、タップダンス、日本舞踊、和太鼓…

幅広い要素を詰め込んでめまぐるしく展開するエンターテインメント。

そして堂本さんは宙を舞う。(←ワイヤーで釣る)
舞台の上で早着替え。(一日の公演で何度着替えたかわからない…)

これはアレだな。ミュージカルというより、歌舞伎。

スモークにレーザーを組み合わせて、空中に現れたカーペットか海か、そんな上で宙を舞い、天井から降りてくる梯子も使った空中パフォーマンスとか、幻想的な美しさでほんとにすばらしかった。

で、ミュージカルの題材だけど、それが、ミュージカルの舞台を作っている人たちのドラマで、もちろん劇中劇もあり、というかそれがむしろメインで進んでいく感じで、そういう入れ子構造の世界ね。そこで重要なテーマになっているのが

Show must go on
ということ。生の舞台、いろんなアクシデントがつきものだけれど、とにかくショーを途切れさせちゃいけないという。

だから、劇中劇でも、ちょっとしたトラブルがあって、それをカバーしたみたいな話があったり、さらには転げ落ちて大けがしたという話も出てくるんだけど。

これ、ほんとシャレにならなくて、舞台では大がかりなセットが次々と展開するから、舞台が上がるし下がるし回転するし穴あくし、高いところから飛び降りたりするし、登場する人の人数もハンパないし密集してアクロバットしてるので、いつ何時、演技者同士大激突したり、足踏み外して落下したり、という事故があっても不思議はないように見えるんです。

というか、ちょうど先日、ほんとに事故があったそうで、「舞台上のLEDパネルが倒れる事故が発生し、出演者5名、スタッフ1名が負傷いたしました。」(公式ページ)当日はもちろん公演中止、でも翌日の公演からもう再開したそうだ(o_o)

当然、そのLEDパネルの使用は外して組みなおしたんだろうけど。隙のない演出で私のようなトーシロには何事もなかったようにしか見えません。

それどころか、ピアノ演奏でいえばちょいミスタッチにあたるような、怪我をしない程度のミス(出トチ、衣装間違え、音が出るのが遅れる、など)もまったく見当たらず、これだけ無茶苦茶ややこしい舞台で大勢が一糸乱れず公演するのって、水面下でどれだけの労力が積み重ねられているんだろうと思うと気が遠くなりそうだ。

スタッフはある程度交代できるんだろうけど、主演の堂本さんはとにかく出っ放し、踊りっぱなし、早着替えして宙を舞い、それで公演1200回超とかほんとわけわからん。ものすごい腹の座ったプロ根性だと思う。ファンじゃないけどすごいオーラを感じました。

プロ根性というか、これだけ大掛かりなイベントで、チケット売っちゃったら公演中止いうていくらかかるかってことだよね。まさに走り続けるしかない。

それだけに、重大事故がもう起きないように万全の対策をしなくちゃいけないわけです。空中パフォーマンスで落下したりしたらお客さんの頭めがけて落ちていくことになり、それこそ取り返しがつかない。プロのピアニストが公演するんだって、ものすごいプレッシャーがかかるだろうけど、それとはまた別次元の重圧があるんですね。


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コメント (2)
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