よしぞうはやたら何でもかんでもアニメをチェックして見まくっているのだが、それにいちいち付き合っていたら時間がいくらあっても足りないので、私はリビングにいてもたいてい別のことをしてて、「あーなんかやってる」くらいなんだけど…
←このアニメ、熱意のかけ方がピアノ>>バイオリンな感じ
「四月は君の嘘」はピアニストとバイオリニストが出てくるアニメだってんでいつもよりはちょっと注意を向けてて、そしたら「このホールは…ルネ小平!!(「音楽の星座」イベントで行ってるホール)」とか、ピアノの「照り」が凝ってるとか、そんでピアノが無茶苦茶うまいとかで、だんだん引きこまれるようになった。
ピアノの照りって何のことかというと、まぁ黒光りしてるわけですよ、ホールのピアノとかね。そうすると、ちゃんとそこに手の動きが映り込んだりとか、ピアノの中のアクションの書き込みやその動き(弾くのに合わせて!!)まで、いやどんだけピアノにこだわって描いてるんだ。
主人公はピアノ弾き「だった」、現在高校生。なぜ過去形かというと、ピアニストだったお母さんに小さい頃ピアノを叩きこまれて(文字通り叩いたりとかで)、その正確無比な弾きっぷりにより、コンクールで賞取ったりしてたんだけれども、お母さんあんまり強引なもんだから、お母さんなんかいなくなっちゃえと思ったり思わなかったりしていたところ、ほんとにお母さんが(病気で)亡くなってしまったもんだからそれがトラウマになって。
ピアノを弾き始めてもピアノの音が聞こえなくなってしまう、という状況。
それがまぁ素敵にかわいくて強引なバイオリン弾きの女の子と出会ってうんたらかんたらで音楽を取り戻していくという、ぶっちゃけちゃうとそういう話なんだけれども。
とにかくこのアニメ、ピアノの演奏シーンには力が入りまくってて、絵作りが凝ってるだけじゃなくて、演奏がすばらしいんです。それもそのはず、実際弾いてるのは阪田知樹氏(ほか)。彼の演奏を生で聞いたのは、内藤先生との二台ピアノ(@汐留ベヒシュタインホール)だったんだけど、その音色の豊富さには恐れ入ったものだった。
今回のアニメでのピアノ的テーマのひとつは、カラフルな音色ってところにあるらしく、要するにピアノがまた弾けるようになる主人公、というか、昔弾けてたピアノとぜんぜん違う、人の心に届く音楽とか、彼の中に取り込まれているいろいろな人との出会いが織りなす様々な響きというものが、もちろんアニメだからストーリー的に説得力を持たせるのがメインになるはずだけど、まずは音楽そのものでその設定をホンモノにしちゃおうって意図の起用らしい。
なので、曲をほとんど切りつなぎせずに長々とアニメ中に使い、それに被せて映像やモノローグで登場人物の心情を語っていくスタイルにこだわっているんだけど、その使い方がほんとにうまくて、音楽の進行がしっかり物語と合っているの。
そのスタイルからは、当然「のだめ」が思い起こされる…実際、なぜだかアニメ中には「あの」マングースとかちらっと出で来るので、意識はしてるんだろうけど、真似をしているというより、音楽の使い方については進化している部分もあると感じる。
のだめのときって、クラシックファンも知らないマイナー曲まで突っ込んでいくところがまた魅力で、ついにはアンドレ・ジョリベなんてとこまで到達してたけれど、「四月は君の嘘」ではわりとみんな知ってるような曲しか出てこない。
ショパンのエチュード、バラード、モーツァルトのソナタやきらきら星。クライスラーとかベートーベン、そんな感じ。でもその使い方には相当なこだわりがあるようで…(つづく)
* 原作漫画を出している講談社が、作中の曲をわざわざYouTubeアップしているけど(例: チャイコ連弾)、アニメではまったく別に撮り直している。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←このアニメ、熱意のかけ方がピアノ>>バイオリンな感じ
「四月は君の嘘」はピアニストとバイオリニストが出てくるアニメだってんでいつもよりはちょっと注意を向けてて、そしたら「このホールは…ルネ小平!!(「音楽の星座」イベントで行ってるホール)」とか、ピアノの「照り」が凝ってるとか、そんでピアノが無茶苦茶うまいとかで、だんだん引きこまれるようになった。
ピアノの照りって何のことかというと、まぁ黒光りしてるわけですよ、ホールのピアノとかね。そうすると、ちゃんとそこに手の動きが映り込んだりとか、ピアノの中のアクションの書き込みやその動き(弾くのに合わせて!!)まで、いやどんだけピアノにこだわって描いてるんだ。
主人公はピアノ弾き「だった」、現在高校生。なぜ過去形かというと、ピアニストだったお母さんに小さい頃ピアノを叩きこまれて(文字通り叩いたりとかで)、その正確無比な弾きっぷりにより、コンクールで賞取ったりしてたんだけれども、お母さんあんまり強引なもんだから、お母さんなんかいなくなっちゃえと思ったり思わなかったりしていたところ、ほんとにお母さんが(病気で)亡くなってしまったもんだからそれがトラウマになって。
ピアノを弾き始めてもピアノの音が聞こえなくなってしまう、という状況。
それがまぁ素敵にかわいくて強引なバイオリン弾きの女の子と出会ってうんたらかんたらで音楽を取り戻していくという、ぶっちゃけちゃうとそういう話なんだけれども。
とにかくこのアニメ、ピアノの演奏シーンには力が入りまくってて、絵作りが凝ってるだけじゃなくて、演奏がすばらしいんです。それもそのはず、実際弾いてるのは阪田知樹氏(ほか)。彼の演奏を生で聞いたのは、内藤先生との二台ピアノ(@汐留ベヒシュタインホール)だったんだけど、その音色の豊富さには恐れ入ったものだった。
今回のアニメでのピアノ的テーマのひとつは、カラフルな音色ってところにあるらしく、要するにピアノがまた弾けるようになる主人公、というか、昔弾けてたピアノとぜんぜん違う、人の心に届く音楽とか、彼の中に取り込まれているいろいろな人との出会いが織りなす様々な響きというものが、もちろんアニメだからストーリー的に説得力を持たせるのがメインになるはずだけど、まずは音楽そのものでその設定をホンモノにしちゃおうって意図の起用らしい。
なので、曲をほとんど切りつなぎせずに長々とアニメ中に使い、それに被せて映像やモノローグで登場人物の心情を語っていくスタイルにこだわっているんだけど、その使い方がほんとにうまくて、音楽の進行がしっかり物語と合っているの。
そのスタイルからは、当然「のだめ」が思い起こされる…実際、なぜだかアニメ中には「あの」マングースとかちらっと出で来るので、意識はしてるんだろうけど、真似をしているというより、音楽の使い方については進化している部分もあると感じる。
のだめのときって、クラシックファンも知らないマイナー曲まで突っ込んでいくところがまた魅力で、ついにはアンドレ・ジョリベなんてとこまで到達してたけれど、「四月は君の嘘」ではわりとみんな知ってるような曲しか出てこない。
ショパンのエチュード、バラード、モーツァルトのソナタやきらきら星。クライスラーとかベートーベン、そんな感じ。でもその使い方には相当なこだわりがあるようで…(つづく)
* 原作漫画を出している講談社が、作中の曲をわざわざYouTubeアップしているけど(例: チャイコ連弾)、アニメではまったく別に撮り直している。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)