アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「コンクール弾き」ってどんな弾き方?

2015年05月18日 | ピアノ
マイミクさんのところで話題になってて興味深かったのでご紹介
私は大人になってピークがくるピアノを教えています。

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誰ですか? 「ピークいうたらその後はダラ下がりかい」とか「微分したら常に正ってレッスンの方がいいよね」的なツッコミ入れてる人。そういうつもりで言ってないのよ、ピアノの先生ってあんまり数学得意じゃないことが多いし。

それはともかく、「コンクール弾き」ってどんな弾き方なんでしょうね??

子どもが「気軽に?」出るコンクールという発想が、昔(母がピアノ教室してたころ)にはなかったのであまりイメージなかったんだけど、そういえば前にヤマハで習っていたころ…

あるとき、発表会前に「弾き合い会」みたいのがあると聞いて申し込んだら、他の教室からの、会ったことがないお子様たちが大量に出てくる会でした。会場の雰囲気がもぅもぅもぅ、そりゃあ「熱気」に溢れていまして。

子ども本人に両親が付いてきてるのがデフォで、子どもも本番仕様の華やかなドレス。もちろんビデオもしっかり撮影してるんで、ここ練習会ですよね? おばさん普段着で来ちゃってなんか場違い。

でも考えてみれば、本番で着る服で弾いてみたほうが、あらこの袖つっぱるわとかの急な事故もなく、正しい態度といえるでしょう。

それと、補助ペダル。それぞれ「マイ補助ペダル」をお持ちで、お父様が慎重~に設置してることが多かったです。

弾く曲は、昔私が子どものころに聞いた発表会やら、いつもの教室に出てくる子どもたちがちょっとよろよろと弾く発表会やらでは聞いたことのないものが目白押し。つまりモーツァルトベートーベンショパンではない何か。ソナチネといってもクーラウとかハイドンとかじゃなくて、カバレフスキーとかギロックとか「今風」のものが多かったです。

で、出てくる子出てくる子みんな「うまい」んです。難しい曲を達者に弾いてて、止まる子とかいないし、ノーミスクリアな感じです。

でも何人も何人も聞いてるうちになんだか聞き疲れしてきて、あ…私これダメ…好きになれん…

あぁ下手くそなほほえましい演奏が恋しい(違)

下手くそな演奏なら、不肖わたくしが提供してまいりましたが(^^;; ほほえましかったかどうかは知らん。

なんで疲れるのかということを自分なりに考えてみますと。
・親が発しているtoo muchな気合い (←まぁこれが一番効いてたかも)
・聞いたことない曲(時代的にもかなり新し目の曲)ばっかりが並ぶ
・教えられたとおりきっちり弾いている(?)

疲れるといっても、平板で退屈な演奏、ということではまったくないんです。その逆で、きっちりめりはりつけて弾いていて、言ってみれば表現豊か、なんですよねぇ、待つとこ待つし、出すとこ出すし、引くとこ引くし。でもなんとなく心に響かないの。不自然で大げさな感じというか。

でもコンクールだとあぁいうのが評価されるのね、というのもまた違うような気がします。大きいコンクールのガラコンサート聞きに行ったときとかは、むしろそういう感じじゃなくて、もっとずっと自然だったもの。たぶん、私が食傷した演奏みたいなのだと、ある程度まではいっても(とにかくうまいんだから)それより上はさすがに行かないんじゃないかな??

(つづく)

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コメント (14)
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