アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音階練習したら!?(基礎練習とは何か)

2024年01月13日 | ピアノ
今日はおゆき先生レッスンでした。

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見てもらった曲は
クープラン/クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 神秘的な障壁 No.6-5
ショパン/華麗なる円舞曲Op.34-1
です。

クープランのほうは初レッスンですが、動きが地味で短い曲なので、声部のバランスとか、装飾音のところで止まらないとか、あと地味な中でどう変化をつけるか? などいくつか、わりと短時間で終わりました。

要するに、必要な分解練習を「しておけば(注: なかなかしない)」大丈夫って感じです。

ショパンのほうは、技術的に困難満載なので、打鍵の仕方とか細かく検討していきましたが
だいたい言われることは毎回同じにはなるので…

「速く弾かなくていいから早く準備する」
「最小限の動きで弾く」

ということがとにかく大切。弾く前には鍵盤の直上で待機し、最小限の動きで打鍵する、鍵盤を押している最中にも押し込んで止まるのではなくて次の音へ向かって準備…まぁこれがいつもできているならば、速い曲でも軽々弾けるって話になるはずだけれども。なかなか

ご存知のようにこの曲には速い音階で駆け上がるところが出てきます。



私がそこをハズして、あちゃーとかやっていると
「音階練習しときなさいね」
ともっともなご指摘w

音階練習とか基礎練習というと、ハノン(とかツェルニーとか)を思い浮かべる人も多いと思うのですがおゆき先生はあまり強く勧めてきません。勧めても私がまずやらないだろうということもありますが、結局のところ本人が楽しんでやるものでなければ効果的な練習にはならないということを達観しているというのもあり、それとたぶんもう一つ

ハノンだけでは基礎練習として十分でない

というのもあるような気がします。いうまでもないことですが曲中に出てくる音階(たとえばここ)はハノンの後ろのほうに載っているあの音階とは違うところから始まっていたり、臨時記号がついていたり、ニュアンスが異なっていたり、前後とのつながりがあったりといろいろ場合により違っているわけですよね。だから結局のところ曲中の音階がうまく弾けるようにするにはその曲中の音階を練習する必要がある。

ただもちろん、曲の中に音階があるから曲をただ弾いていれば「基礎練習」になるよねという意味ではなくて、曲にあるものを
取り出して/分解して/ゆっくり など
動きの分析や検討、改善をするということになります。

これは、指の運動であるというよりむしろ頭を使う作業であって、おもしろいかつまらないかでいうとかなりおもしろくはあると思うんですね。私も。

そうはいっても、そういつも頭使いたいかというとそういうわけではなく(^^;;
ぼーっと弾きたい、流れで弾いてリラックスして響きを楽しみたいということもあるので(というかたいていそうw)

だからずっと基礎練習やってろって話ではなくて、やれる日にちょこっとやってみるようにと。だらだら弾くだけの日とかがあってもいいから。

…と、非常に理解ある先生で、ありがたいです。

おゆき先生の生徒さんの中でも基礎練習好きはいて、ツェルニーやってたり、曲の中の基礎練習地味にじっくりやってたりという人もいるんです。そういうほうが上達は速いようなんですが、私はなにしろ自分が「今日の楽しみ最大化」することによって自然とピアノを続けることができてその結果100歳くらいになるとかなりうまくなってるんじゃないだろうか、というふうに思っていますので先は急いでいません。歩く速さで先へ。

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