アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

代官山のカフェで、麻婆茄子丼がなぜうまい!!

2011年12月23日 | バイオリン
代官山のカフェなんて都会な(遠い)ところ、ふつう行かないんだけれども、今日は中川先生ご夫妻のコンサートだったからね…

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というわけで、7時からコンサートだというので、そのカフェでごはんを食べようと、6時半ごろめざして行ってみました。イルミネーションがきれいで、おしゃれな店がいっぱい並んでいますよ。駅徒歩一分の便利な場所に、その店はあり、でもメニューが…

変わってます。サンドイッチやコーヒーやケーキもあるんですけど、丼モノとか、おせんべい(o_o)とか。で、どっちサイドにひっぱるか迷ったので、
・よしぞうは、麻婆茄子丼
・私は、サンドイッチとパンプキンスープ
にしてみました。どっちも味わえるように。

それでね、麻婆茄子丼とサラダのセットで、580円。サンドイッチは、香ばしく焼けたあったかいバンズに、チキン、トマト、タマゴ、レタスが嵩高く入って、パンプキンスープは、ほっこりなめらか+かぼちゃごろごろでどっちもおいしい~この二系統のおいしさがひとつの「カフェ」に同居してることがなかなかレアではありませんか??

そして、ピアニストみずからワインをついで運んでくださって(^^;; コンサート開始。

このカフェでのコンサートは今回が初めてだそうで、なんでも、ピアノ選びをしたのが中川先生のだんな様とのこと。ピアノが、とても変わっていて、私は初めて見たけれどもアメリカ製の「CABLE」というピアノ。予算もあんまりなくて、とにかく店の雰囲気からいって黒いピアノはありえないってことで、デザイン重視で選んだもの。シンプルで、とにかく小さい!! 背も驚異的な低さだし、これで生ピアノよアナタ。

でもそれにしてもなんだか小さい…それというのも、鍵盤も標準サイズじゃなくてちょい小さいんです。奥行きも狭いし。弾きにくくないですかね??

でも、ぴったり息の合った二人が、なんの滞りもなく、プログラムを進めていきます。
クライスラーのシンコペーション、愛の悲しみ。
リストの愛の夢。
クリスマスソングがあって、小さいお弟子さんのかわいい演奏もあり(^^)
それから、ラヴェル。

亡き王女のためのパヴァーヌは、ふつうによかったんだけれども、次の、「ピアノとヴァイオリンのためのソナタより第二楽章"blues"」では、ぐわしっとつかまれました。要するに「ブルース」ですよ。ラヴェルって、こんな曲を書いているのね。もうかっこいいったら。

私は最初、なにせ変わったピアノですから(変わったピアノ大好き)、ピアノのほうをガン見するつもりでいたところ、もう演奏が始まっちゃったら、インパクトの強いバイオリン演奏から目が離せず、もうバイオリンメインで目が釘付けだったんです。

それが、「この曲いいっ!!」「いつか弾けたりしないかしら」と思ったとたん、ピアノに切りかえて穴のあくほど見ちゃいましたよ~でも、曲の半ばもいかないうちに「ありえん(結論早っ)」ということになったんですけどね。まぁ、ともかくよかったです。

プログラム最後の曲は、バーンスタインのウエストサイドストーリーメドレー。これは、バイオリン用のいい編曲がなくて、でも中川先生がとても好きな曲なので、だんな様が編曲してくれたというもの。お客さんたちから、「すてきねぇ」という声が上がったら、男の子(推定小一)が「なんですてきなの??」だって(笑)。大人になったらわかるよ。

居心地よくおいしく、素敵なコンサートでした。なんでも毎月やる予定だそうですよ。

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疑問点解決!! プロコお助けレッスン

2011年12月21日 | ピアノ
うぉー、どこからカタチをつければ~、のプロコフィエフをどうにかするには、やっぱりレッスンに行かないとね。

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ということで、こないだ「足首ぐきっ」で挫折したレッスンに再チャレンジ。もう、休日もなかなか空きがないまま年末が迫ってきたんで、休みを取って行って来ました。

疑問点というのは、いろいろ。あちこち。
・ここ、ステキなはずなのに、私が弾くとなんでステキじゃないの??
・ここ、なんかノリ悪いんだけど??
・ここ、何度練習しても音符が並ばないんだけど??
etc.

一回のレッスンであれもこれもどうにかしたいってのも虫のいい話なのだが…

実は、私が直接それらの疑問点をいっこずつ、質問したわけじゃないのだ。ただ、レッスンの最初に私が一回通して弾いたらば、それだけで、ヨーコ先生には私の疑問点が「まるっと」「もれなく」わかってしまったらしい。

そこから、ポイントごとにきっかりと、謎が解き明かされていく。

まず冒頭、「なんでステキじゃないの??」って話だけど(^^;; ばらばらっとずらして弾かれる和音、左手分の上に右手分が乗って響く。まずは、ずらさないで弾いて聞いて、どういうバランスで弾きたいかを徹底研究(正解は、もちろんひとつじゃない。弾く人の数だけある)。それから、ずらして弾く練習をする。

別に私も音を間違えて弾いてたわけじゃないのだが、バランスが違うだけでこんなに「おしゃれ度」が違うとは~。あと、部分的な「音色」の改善。

途中、細かい話だけども、なんかつい大きくしたくなっちゃうところ、逆にデクレッシェンドしてp(ピアノ)になるというところがあって、どうもおさまりが悪くて困ってたんだけど、そこでも先生ぴたりと止まり、「今のところ、無理をしてピアノにしてる感じで、弱弱しくなっちゃうとそれは違うんですよね。むしろ堂々とクレッシェンドするつもりで弾いて、でも実際にはピアノにするという…」…む、難しいですね。音は大きくなるのに、それが遠くにいっちゃったみたいに、硬めの音で。

それから、ノリの悪いところ。「三拍子」がちっとも流れてないところについては、左手のみで何回か弾いてみて、それでつかんだところでやおら両手に。おっ、これだけでもけっこう違う。

次、四拍子になってからのポイントは、シンコペーション。そうやってキーワードを聞いてみると、そういやそうだっていうか(^^;; 聞くまでもなくわかれよって感じだけども。リズムの特徴を頭で整理できたり、指がごちゃついてる一小節を改善できたり、それでぐっと変わってくるんだよね。

そして最も問題の大きい、左手と右手で受け渡しながら旋律を進めなきゃいけない中間部。ここは、まず旋律だけ取り出して弾く練習で頭にメインを叩き込んで、それから、その上下の弾きにくいところも、塊を検討してわけわかるようにしていく。時間も押してきたのでその場ではあまりやれないで終わっちゃったけど…

レッスン中、ヨーコ先生はまったく私の楽譜に書き込みをしないけれど、その後の電車の中で自主的に楽譜に書き込みをしてみた。こんなふうに即「復習」するのは初めて。「美しいノート」の本を読んだばっかりなのでその影響もあるかも(笑)

受け渡される旋律を、車中でマーキングして帰り、そのあと実際に弾いてみたら。あら不思議、ちょっと目鼻がついてきたじゃありませんか~。

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プレゼント交換、クリスマスケーキ、そしてピアノ

2011年12月19日 | ピアノ
プレゼント交換って、子どものころとか、あったなー。

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値段が決まってて「場」に提供して、シャッフルして配るの。楽しいといえば楽しいんだけど、何買えばいいか、悩む~

久々のプレゼント交換は、ヨーコ先生のおうちで昨日行われたクリスマスパーティーで。値段は1000円。年代いろいろ、男女どちらもあり、さあ何を買う?? 結局、何が共通項って、強いていえばすべての参加者が音楽好きだってことだろうと。それで、変な民族楽器とか買いたかったんだけれど(注: ふつう、音楽好きだからといって、変な民族楽器をもらって喜ぶとは限らない)、そういうのってなかなか、1000円じゃ買えないんだよね。

それで、ヒモのついたプラのオカリナ、鮮やかな色、ちょうど1000円!! を買った。気軽に持ち運べるオカリナならいくつかあってもうれしいな。って私だけかも…

プレゼント交換は、ゲームに勝った人から選ぶ形式でやったんだけど。ま、選ぶといったって、包装の外側からじゃなんだかわかんないから、勝ったほうが合ったものを選べるとも限らない。限らないんだけど、なんかそういわれると燃えちゃって、同点一位を勝ち取りましたよ私は(けど、じゃんけんに負けて二位)。勝負の中身は音楽記号カルタ。読み札にひねりがあって(^^;; どこで決断するかが分かれ目。かなりハイレベルな戦いでしたことよ。

私がもらったのは、和柄のかわいいふきんと、来年の福を呼ぶ(と思われる)置物のセット。おそらくこの方も、何を買えばいいか悩んで、アソビの部分と、実用の部分を混ぜてみたんだろうなと。

パーティーは一品持ち寄りで、私はワイン二本とクラコットとチーズいろいろ、という、いわば私的に「宴会スターターセット」。あらかじめ宣言しておく方式だったのでバランスよく、肉もお菓子もいろいろ揃います。圧巻はshigさんのタイ料理。私、このカレーめちゃくちゃ好きなんだよね(*^-^*) おかわりしちゃった。

おいしいものを食べながら飲みながらしゃべりながら、そして二台あるグランドピアノが弾き放題なんです。これはもう幸せ~。「おとながひだりで、こどもがみぎ!!」とかも持っていったんで、ちょっと連弾したりとか。あとは「奇跡の海」とか弾いてみた。レッスンで弾いたことのない、ベヒのほうはちょっと鳴らしにくいと感じたんだけれど、これがヨーコ先生がベートーベンのソナタを弾くと鳴る鳴る、このピアノはヨーコ先生になついているのね(と、腕を棚に上げて)。

誰かが誰かに、テキトーに伴奏つけて弾くには?? かなんか聞いてて、それで短調でも長調でもつかえるパワーコード(第三音の省略、「ドミソ」なら「ミ」を抜く)でどうかとかそんな話が聞こえてきたので、じゃ、こういうの?? と水戸黄門のテーマ…

じーんせいらくありゃくーもあるさー
(パワーコードが合いますな)

それから、なんか流れでラジオ体操第一の冒頭をテキトーに弾いてみたりしたら、私は調がわからなくてハ長調で弾いたんだけど、さっと正しい調、正しい伴奏で鮮やかに弾ける人がいたりするのがまた。。

ま、われながら修行が足りんというか。でも、足りなくたって楽しいクリパ♪

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季節ものアンサンブルレッスン

2011年12月18日 | バイオリン
先生+生徒二人のレッスンもなんとなく定着してきて。

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年明けからはバッハのドッペルになるとかなんとか。それにしてはいまいち不安な面子なので(私ももう一人も)、二人で束になって2ndを弾いて、先生に1stを弾いてもらう計画です(^^;;

年内は平和に…平和に…

やっぱクリスマスですねということで、昨日は季節もの特集になりました。

まずは、「デュオで楽しむヴァイオリン小曲集(初級編)」より、「聖夜」。これは前回からやっているもので、今回はなかなかスムーズ。だと思うんですけどね。先生はそこで満足なさらず、強弱はもっとめりはりつけてってことで改善をしばし。

で、そこからはなぜか初見大会になり…

「独奏と二重奏[標準]やさしいヴァイオリン曲集 上」より、「もろびとこぞりて」「樅の木」「歓喜の歌」とどんどんいきました。あ、「歓喜の歌(第九)」は別にクリスマス曲じゃありませんね。年末気分というくくりです。

どれも練習してないわけで、何回かその場で修正しながら練習して、それで合ってくるという感じになります。簡単な曲なのではありますが、「おっと」と足をすくわれる部分もあり、なかなか「初見でばっちり」というふうにはいかない。

一番、いい感じだと思った曲は「もろびとこぞりて」。二つのバイオリンの合い方が気持ちいい曲です。威勢もいいし。ファンファーレが鳴り響くような晴れがましさというか。立川にイエス・キリストがいるようなありがたい気分になります(*)。

歓喜の歌は、あの分厚い和音を二つのバイオリンで代表しようとするとやや無理があるというか、少々間が抜けた感じがするんです。編曲が悪いというよりは選曲がちょっと。

「樅の木」、私のイメージの中では男声合唱です。力強い雰囲気でなかなかいいと思います。しかしこれはなかなか初見大会ではハマる曲でして、リズム打ちが難しいのです。


まず、この曲の根幹をなす「タッカ」のリズムがつい甘くなる。だって…弓がいうこときかないんだもん(^^;;


で、この、三拍目の半分から弾くこのリズム。その前に微妙~な休みがあるところが混乱に拍車をかける。


ようやく、三拍目の半分で出ることに慣れたところで、拍の頭から出るこのリズムで幻惑。

いや、幻惑してるつもりはないだろうけど~ドイツ民謡さん…

というわけで、いちばんてこずったのはこの曲。最後はわりと合いましたけどね。

今年のアンサンブルレッスンはこれでおしまい。来年もよろしくお願いします(^-^)

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(*)ここは「聖おにいさん」読んでる人しかわからないね(^^;;
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いいたいことは、えせ科学の力を借りずにいえばいい

2011年12月17日 | 生活
「コリン・ローズの加速学習法実践テキスト」を見てみますと(昨日の今日ですよ。アマゾンさん仕事速いです)、

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←どのグラフがどのくらいうさんくさいかって鼻が利くのも大事なこと

…ありました。「次の図は、テキサス大学のヴァーノン・マグネセン博士が行った、記憶に関する研究でわかったことをまとめたものです。」とあり、その図は、まさにネット上で流布しているものです。参照は、もちろんついていませんが、原書にもついていなかったかどうかまではわかりません。さすがにこのために(二万いくらとかでアマゾンにも出てましたが)原書買う気はしないし(^^;;

この本はずいぶん売れたもののようですから、「テキサス大学のヴァーノン・マグネセン博士」のソースはこれでしょう。それにしても、コリン・ローズさんが意図的に「博士」をくっつけちゃったのか、勘違いなのか「ちょっとだけ」気になりますが…

この本自体は、別にトンデモ本というわけではなく、学習を進めるためのノウハウ本としてとてもよくまとまっていて、ちゃんと役に立つことが書いてあります。ただ、科学的根拠を示すとかそういうノリの本ではないというだけのことです。

実際、この図を提示しておいて、「何かを学習することと記憶することは、同じではありませんが、その意味するところは明らかでしょう。」とさらっと流し、そしていろんな感覚を総動員した記憶方法の紹介に続いています。その後、「あなたに合った感覚を見つけよう」という項目があり、視覚・聴覚・身体のどの感覚優位でものごとに当たるタイプなのかを判断するための表や、それを活用する方法について述べられています。とってもまともです。

でもとにかく、コリン・ローズさんがまともな「使える」学習法を提唱してるにしても、ここにある怪しげな「学術データ?」は引用するほど信頼のおけるもんじゃなさそうです。そんなことはどうでもよさそうな本ですし。ところがそれが、ぐるぐるとコピペされて世の中を流れていくんですよね。ねぇマグネセン「博士」。

本国アメリカでも、このデータ(?)は、止めようのないほど流布しているのですが、でもそれはVernon Magnesenじゃないようです(この名前で検索しても出できませんからね)。

そのあたりのことについて参考になるページがありました:
People remember 10%, 20%...Oh Really?

この人は、例のあのグラフに出くわしたときに疑問を持ち、それがピッツバーグ大学のDr. Michelene Chiの研究となっていたので、その人に問い合わせたのです。そしたら、「そんなグラフは見たこともないわ」とのことで(笑)

どうやら1960年代後半からこのデータが出回っていて、人の名前やらデータにはいくつかのバリエーションがあるようですが、ともかく元となる研究は見つからないのです。「Where the Numbers Came From」以下で、この数字がそもそもどこから来たのかを追いかけているのですが、どうも定性的な学習モデル(実験結果ではなく)を誰かがどこかで数字に書き換えたみたい。

真相は今となっては誰にもわからないかも…

ま、とにかく。
水の結晶に教えてもらわなくたって、挨拶は気持ちよくしたらいいし、
ゲーム脳の実験をしなくたって、ゲームをしすぎないように家のルールを決めたらいいし、
ナントカ博士の実験結果がなくたって、自分に合った暗記法を探せばいいんです。

いいたいことは、えせ科学の力を借りずにいえばいい。

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