アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

速くなくていいから早く弾け

2020年07月06日 | ピアノ
話が前後しますが練習会より前におゆき先生レッスンがあってベトソナを見てもらいました。

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前回のレッスンでは一楽章ほとんど見てもらってなかったのですが、
それは子どもの日のウィーンオンのあと、ずっと弾かないでいて忘れてしまったのであんまり見てもらいようがなかったという事情でした。今回は急遽「ほぼ」思い出してから行きましたので一楽章から弾けました(^^;;

テクニック的には、どうしようも弾けないのが二楽章で、一楽章のほうは練習すれば弾けそうに思いますけど(ゆっくりだし)、なにしろ深イイ曲なので、サマになるかどうかは別の話ですね。

私が弾くのを聞いていて一番気になるのは停滞感だったようで
「(テンポを)速くしなくていいから準備を早くして弾いて」

フレーズの終わりの音、どしんと乗っかってしまわないでスッと離脱して
ささっと次の音にスタンバイ。
遅滞なく弾き始める。

というのが肝要です。まぁ言うは易く、といったところですが

先生が脇でせかす指揮をするとあら不思議とてもイイ感じで弾けてます

「弾けないことはないのよ、自分でこれをすればいいことでしょう」
…そのはずなんですがこれがナゼか…

というか、スッ、スッと早め準備して停滞感なく弾けるようであればそもそも速くも弾けるような気がします。

つまり、脳の整理が追い付いていれば(お指の都合というより)速く弾けるということですね。

あと、速くて弾けないと思うところは「全部の音をがっちり弾きすぎているから」ということも多いとのことで、大事な音、軽く通り過ぎていい音の区別がついていれば速くても大丈夫という面もある。これまた整理整頓という話になってくるわけですが

つまり、若くはなくて純粋に運動神経ということでいうとそんなに向上しそうでなくても、速い曲を弾けるようにはなる。十分なる。私が「速いの苦手」とシャットアウトしてしまっているのはもったいない、とおゆき先生。

ただ、速い曲をシャットアウトしていてさえ、弾きたい曲は一生分よりはるかに多くあるわけで、私がそっちに向かってチャレンジするかどうかはまったく個人の自由、ということで、おゆき先生はそれ以上の説得や押し付けを試みることなく達観していらっしゃるようです。ただ、しかし、停滞感はなんとかしてほしいと(^^;;


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ベートーヴェン・イヤーっぽい練習会

2020年07月05日 | ピアノ
元々、今年は五月までにベトソナ28の一、二楽章をきっちり練習するハズだったんです。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←苦手だからといって避けて通るには大きな作曲家だと思って…

それが、いろいろ(ほかにやることが)あったり、いろいろ(練習会や発表会が)なかったりして、
成仏してないベトソナが漂っている…

「成仏」というのは、自分なりにちゃんと練習して人前で弾いて、なんとなく「今できることはした」感じになって、終わらせるなり塩漬けにするなりの気持ちの決着をつけるということですけど、それがなんか軌道に乗りませんでしたね(と、情勢のせいにしてみる)。

代わりというか、8月の素敵な会場で弾けるような当てができましたので、それに向けてなんとかカタチにしたいと思ってます。

録音はしてみたのですが(第一楽章: 五月のウィーンオン、第二楽章: Webピアノ練習会)、結局、生で人前演奏を何度か繰り返さないとなかなか整ってこないんですよね。

で、今日の練習会では一楽章、二楽章を続けて弾くことをメインテーマに、
そしていきなりベトソナ弾く自信がないもんで(^^;;
その前に前奏曲(スクリャービンop.11-2)で気持ちを整える(?)という作戦にしました。

今日の会は、「練習会のリハビリが必要」(6/24)のときよりやや気の張る会でしたが、
そのときよりはマシでした…当者比(いやほんとにヒドかったからね)

練習会リハビリは少し成果が上がって、純粋に「この曲が弾けてない」(特に二楽章)という問題が残った感じがしました。

今日の会は、特にテーマはなくて何を弾いてもよかったのですが、なぜかベト様てんこ盛りになっていて、
ベトソナ 1, 8, 14, 28, 31, 32 と
失われた小銭に対する怒りのカプリッチョ
が登場しました。濃い。。

みなさんのこってりたっぷりベートーヴェンを聞いて気分も上がったところで、
なにしろ今回は録音機を忘れずに行きましたし(←進歩)
復習して地道に改善しよう…


それにしても、なぜこんな無謀な…しかも不向きな…チョイスするかね?? といつもながら思う。
(今日聞いてくれた方々もみなさんそう思ってたっぽい)


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高速ドレミ唱奏法

2020年07月03日 | ピアノ
記事タイトルに書いた「高速ドレミ唱奏法」は私がいま勝手につけたネーミングなので信用しないでいただきたいのですが(^^;;

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←レドレリドシドラドシドレシラシソシラシドラソラフィラソラシソフィソ

奏法(というかコツ?)自体はたぶんかなりポピュラーなものだと思います。

私が最初に聞いたのは、ヤマハでピアノを習っていたころ、ショパンのノクターンかなんか、細かい音符でキラキラコロコロいくところがあるじゃないですか。

あれがうまくハマらないというか、この場合、覚えられないというよりは、当たらない。ミスタッチだらけになってしまうわけです。

そしたら、先生が、「ドレミで歌いながら弾くといいわよ」と言い出したのですが、
「は? ドレミで?? 歌う?? この速さで??」
当時の私は今よりさらに弾けなかったのですがそれでも口でごちゃごちゃいうよりは指のほうが速く動くイメージがあり、そのキラキラコロコロ…のテンポで歌う(しゃべる)ことなど無理と思いました。しかし先生は

超速でドレミで言いながら弾く

を実演してくれました。私が弾くのよりずっとずっと速く、そして正確に(口も)

先生曰く、ドレミで言えれば(そのテンポで)弾けると。マジかっ!?

最近では、私がマ・メール・ロア「パゴダの女王レドロネット」で苦戦してたらartomr先生が「ドレミで言いながら弾いてみたら」と提案したのがありました。で、確かに、口でいいながら弾くと当たるんですよね(当者比)

この「高速ドレミ唱奏法」、いろいろなときに試してみますと一定の効果はあるようで、たとえばバッハ平均律第一巻第二番プレリュードのプレストのところなどは合います。ただ、だいたい人前で弾くときはすでにてんぱっていてドレミ唱自体ができないという難点があったりするけども(←ダメじゃん)

あと、細かいところで案外迷うんですよ。ダブルシャープやダブルフラット、あるいはシのシャープ…シと読むべきかドと読んでしまうべきか…

ドとドのシャープがどっちもドになっちゃうというところはこの奏法の弱点だと思うんですけど。
シャープがついているかどうかってけっこう肝心なところだから。もちろん「ドシャープ」なんて言ってるヒマはない。

そしたら、「ドレミ」と同じ長さ(速さ)で黒鍵も言えるように工夫された西塚式音名表記というのがあるということで
ドレミファソラシド
→ドデレリミファフィソサラチシド

おっ、これは!! 黒鍵の音名が、隣の音を微妙にずらして作られているところがいい(覚えやすい)ような気がする。

短く言えるところはいいですね。ただ、この奏法の肝になるのは、音名と鍵盤が脊髄反射レベルで結びついていることだと思われるので、今から「デリフィサチ」部分をそのように自分に深く馴染ませるというのができるかどうかだけども。どうだろう??

ドレミについては、幼少のころから染みついててやっとこれだからねぇ…

でも、たとえば、キーボード(ピアノの鍵盤じゃなくて、パソコンの)。これで日本語打つときに、ローマ字でタイプしてる人が圧倒的に多いと思うんだけど、私はカナ入力してるんですよね。元々はローマ字でやってて、ローマ字のタッチタイピング自体は小学生のころからできた(家にあった機械式タイプライターとその教則本を見て覚えた(!))。大学生のころには相当高速で入力できるようになってたんだけど…

社会人になってしばらくして、興味本位で(翻訳者さんとかカナ派の人がけっこういるようだったので)、カナ入力のほうが慣れたら速いんじゃないだろうかと試していたら、ほんとにそうで、もう今では離れられなくなった。そんなこともある。

なので、今このトシからドデレリミファフィソサラチシド高速唱なんて絶対無理とまでは思わないんだけど、ただね…聞かれたら絶対変人扱いされるよね…(カナ入力よりもっと)


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音も澄んで気も晴れる調律

2020年07月02日 | ピアノ
ピアノの音がだんだん狂ってくると、像がぼやけてきて、「音の消え際」もやや濁るような

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気持ちももやもやしてくるんだけども(弘法なら筆を選ばないだろうけども私の幸せのためには良い筆が必要)

調律お願いしていいかわからない感じでもやもやっとしてたけど、
先方からそろそろどうですか的なご連絡をいただいたので
えっいいの? じゃお願いします、と

…お願いしてよかったー

調律済んで音も澄んだピアノを弾いているとしみじみと幸せ

めるちゃんいいこなんですよ。

でもちょっと狂いやすい音があって(「真ん中のド」の1オクターブ上のドのすぐ上の「レ」)
そこがちょいちょい使う目立つ音なんで困るよね

今日の調律師さんがいうには、「特に『止まらない』という感触はなかった」とのことで、どうなんだろ、安定するといいね。

今日気分よく弾いたスクリャービンの前奏曲op11-2
いちおう録画とった→調律済んだめるちゃん

けど時間がなかったから手抜き、iPhoneじか置き撮り

これじゃ響きがよくわからないから、まぁ時間あるときにちゃんとマイク置いて取ろう。


ところで、昨日ざーっと「雑な理解」を語っただけのop11-2がなんだかちょっと弾きやすくなってませんか
そんなことってある??
調律効果かな??

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調とかについての雑な理解を語る

2020年07月01日 | ピアノ
artomr先生は、昨日の記事を読んで「このもの覚えの悪い(かつ、哲学の話とかすると面倒くさがる)」生徒にどうやって教えたらいいのかとお悩みのようなので(^^;; 今日は、私が現時点でどこまでわかっているかについてまとめておきたいと思います(ほぼ私信)

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いつも雰囲気で暮らしてますけど

ふだんは調とか和声とかについて何も考えないまま譜読みをして弾いて練習しているのですが、あえて考えるとすれば何まで知っているかという話です。

題材: スクリャービン/24の前奏曲op.11-2

シャープもフラットもついてない短調→「ラシドレミファソラ」の調。
ふつうの和音を弾けば「ラドミ・ラレファ・ラドミ・ソ#シミ・ラドミ」になるので、ソのシャープがついているのは「ふつう」の範疇に入れてヨシ。

1小節目は、ラとドとミが出てくるので主和音ぽい雰囲気なのかなと思うがその下から上にベース音が動いてくるのでちょっと歪んだような感じがする。
その続きで2小節目は「レ#」が出てくるので「え?」と思って弾く。
4小節目の最後でちょっと一区切りついた感じで落ち着く(ラドミ)

次に5小節目からはファにシャープがついてるので「ミファ#ソラシドレミ」の調と考えて、そしたらレにシャープがつくのは「ふつう」と思って許すことにする。

1~4小節目のパターンが違う調で来るのかなと思いきや、
8小節目はわけのわからんことになっている(試合放棄)

9小節目からはいったいどんなことになってるのかと思ったら、
どうもシにフラットがつくゾーンに突入したらしい。
それはつまり「レミファソラシbドレ」で、
だからドにシャープがついてたのね。

13小節目からは何が起きているのかよくわからないけれど、
17小節目には冒頭の感じに戻っている。
でも冒頭と同じなら20小節目で一区切りつくはずのところ、「えぇ??」ってなって

すごい萌えポイントに来てこれまでと違う音色が映える。冒頭の半音下を行っている。

以下略。

…という雑な感じですがartomr先生、説明を考える参考になりますでしょうか。

私の最大の疑問は、調とか和声とか教えてもらうと(道具)覚える助けになるのだろうか? ってところなんですけど。

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