アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

本番で緊張しない方法、ではなく。

2020年11月18日 | ピアノ
大人になっての初めてのピアノ発表会のときは、「手がこわばり」「頭真っ白」の典型的なやつで、しかもその度合いが尋常じゃなくて

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もう舞台上で何やってたかわかんない。。ってくらい(トラウマ)

あれはダメですね。緊張にしてもほどがあるというか…

あそこまでヒドいのはないですよ。その後。まぁでもけっこうヒドいのは何度かあったかな。
やっぱり「慣れ」でマシにはなるけれど「だんだんマシになってきた」などというようななだらかなものではない。

ま、出たとこ勝負、いろいろ。
「今回」がどうなるか、やってみなくちゃわからない。

緊張が強いと、ミスが多くなるのは確かで、まぁ多少はぽろぽろするのはいいんだけど、大事故…気まずい静寂とかねぇ。

緊張を和らげる手として、私が知っているのは
飲酒
です(笑) これは効く。ただし加減が難しい。飲みすぎるとめっちゃ雑な演奏になります

前は、可能な場であればなるべく飲んでから弾いてたこともあったけど、近年はやりませんね。

飲むと緊張は和らぐけど集中力は落ちると思う。良し悪し。今は、素面のほうがいちおうトータルプラスかな? と思うのと、いやもしかしたら飲んだほうがプラスかもしれないけども(演奏は)、弾いたあとに飲むほうがおいしいからそのほうがいいやという方針に落ち着いています。

特に去年くらいから気が付いたことなんですが、本番のほうが傷多めなのはまぁ間違いないとして、
でも本番のほうがなんか部分的に素敵だったりすることもあるな、と。

家でめるちゃんを弾いてるときには、リラックスして自分の100%を出せているといってもいいとは思うのですが、
なぜかその状態ではなかなか出てこない「何か」が緊張の中で初めて出てくる(こともある)

で、その「いい感じ」が一曲全体続かなくてだいたいどっかで大コケするんですが…それはそれでまぁ

おもしろいじゃないか

とも思うわけでノンアルのままいこうと思っとります(ノンアルというのはワイン一杯くらいまでなら含みますw)。

そんなことを思っていたら、あかぼしりなさんのこんな動画が
【あくまで持論】緊張しない方法を教えて!にちょっと違う角度からお答えしてみた【経験談】

長い時間かけて準備していい演奏したいと思って弾くんだからそりゃ緊張するよ!!
あかぼしさんの体験からいうと、仕事断らないで何でも受けて、週に何度も本番あるような、もう準備も間に合わない、ぼろぼろな状態のときに緊張しなくなって、もうそのくらいになると慣れたというより擦れたというか、これはいくら緊張しないといっても違う(音楽にとって全然望ましくはない状態)。その後、やはりきちんと一回一回の演奏に十分準備できるように組むのを心がけるようになって、まぁ緊張はするけどそれでいいんじゃないかというお話でした。

なかなかいい動画です(お笑いだけではないあかぼしりなさん)

そう、だって気合入れてるもん緊張するよ、ってのもあるし、緊張(集中)したから出てくる何かというプラス面もあるし、あと、緊張してもこのくらいは弾けたみたいな、ある程度のベースライン(?)が自分の中で感触としてあれば、まぁいいのかなという気がする。たぶん、そのベースラインの作り方が何年か前よりはマシになって、だからちょっと緊張(の質)も良くはなってきたと思う。

------ 今日の録音
バッハ/インベンション2(練習その1)
なんやこれむずい

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「愛の夢」譜めくり問題を解決!?

2020年11月17日 | ピアノ
artomr先生が「愛の夢第三番」のレッスンをしたときに(注: 私のレッスンではない)、せっかくの静寂を活かすため、譜めくりの音(と動作)を嫌って
「全部(6ページ)つなげて並べておくといいですよ」
などと言っていましたが…

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そりゃartomr先生はまだ老眼じゃないから縮小コピーでいいだろうけど
我々そんなに並べられるわけないでしょ。

そんなたっぷり長い休符があるところでめくらずにどこでめくるの。

ということで、めくります私は…

めくるけれども、コピー用紙をがさがさするのと違って、GVIDOの譜めくりはうるさくないし、動作も最小限なのでタイミングをみてスッとめくればあまり休符の観賞を邪魔することはないと思う。

ただ、長い休符のところで二回めくるだけではダメで、私が今使っている楽譜(*)の場合は、Ossia(別の弾き方)が載っているために6ページではなくて8ページになってしまっている。

もう一回めくるのが


こんな、ちょうど盛り上がって立て込んでるところ。

ここをどうやってクリアするか…いや、クリアできなかったらめくってもらえばいいんだけど、せっかく残り一か所なのにちょっと悔しいっていうか(^^;; それであれこれ考えていたんだけれども今日ここらへん前後2ページくらいを試しに楽譜見ないで弾いてみたら

…ぜんぜん見る必要なくね??…

弾きやすさはほぼ変わらない。なんなら次の長い休符で二回分まとめてめくってもいいくらいだ。
もっとも、人前でそんなに長く見ないで弾いたことないので、緊張したときにできるかどうかは未知数だ。どうなんだろ。

本番(発表会)前に実験できるかなぁ…

レッスンはあるんだけども。レッスンだとたいして緊張しないからな(^^;; 練習会がもうない。


(*)この楽譜は、ちゃんとした(?)楽譜じゃなくていまどきの流行曲がいろいろ載っている「ピアノ・プレミアム2020」。まともにクラシックの楽譜(「リスト・ピアノ名曲集」)も持ってるんだけど、それよりレイアウトや印刷が見やすかった。


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スカルラッティのソナタありすぎなのでメモ

2020年11月16日 | ピアノ
スカルラッティのレッスンしてもらったときにおゆき先生が
「スカルラッティもいい曲あるわね」みたいなこと言ってて…

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音大ではそんなにたくさんスカルラッティ弾かないものらしい。そりゃベト様やショパンやバッハやってるだけでも十二分に忙しいだろうし、なにしろスカルラッティのソナタは数ありすぎだからね。

なんでも数曲は弾いたそうですがわりとつまんない曲(^^;; 指定だったらしくて、まぁ今回私が弾いたみたいなゆっくり系は音大の定期テストではあまり扱わないのでしょう。

私も、スカルラッティたまに聞いて「あ、これいいな」と思ってもすぐ番号忘れちゃうからどれだかわかんなくなって…
多いうえに、番号体系ふたつあるとかヤメテ

それで、今度こそ忘れないように(笑) 弾くかもしれないスカルラッティをメモしておこうと思い立った。

今回弾いたのと、あともう一曲か二曲、違う感じのを合わせてまとめて弾くとかもおもしろそうじゃない?

スカルラッティのまとまってる動画を聞きながら
(たとえばScarlatti, Sonatas / Marcelle Meyer)
ちょっと気になったものをメモしていく。

K.9 よく聞く曲。これぞスカルラッティって感じがする(勝手なイメージ)。Paul Bartonさんの演奏
K.27 マイミクさん推薦曲。元々Rayくんの演奏で気に入ってた曲
K.30 「猫のフーガ」。フーガだけどバッハのとはかなり感じが違う。
Racha Arodakyさんの演奏
K.32 ゆっくり系。これはこれで間が持たない感じ Paul Barton
K.96 華やか、ピアノで弾くには超絶技巧だと思う
K.159 よく聞く曲。魅力的だけど難曲
K.380 よく聞く曲。いいと思うけど装飾音がきれいに入れられないと厳しい
K.446 踊りっぽい、楽しい。Eteri Andjaparidzeさんの演奏
K.466 今回弾いた曲。尾城 杏奈さん演奏で気に入った

K.141 連打ぁ~!! (私が弾く曲としては)ありえん Paul Barton

まぁしかしものすごい数ある中で、大半は弾く気がしない弾きにくさというか、チェンバロで弾くといいのかもしれないけどそんなに細かく軽く弾けないから無理という感じの曲。たくさんあっても現代ピアノに向くものは限られていそうだから、それで「よりぬき」スカルラッティの楽譜を出版してくれたら買いたいけどな。

そんなの出てないみたいなのでとりあえずはダウンロードで。

スカルラッティの楽譜は一冊も買っていないがこれは参考用に持ってる。
スカルラッティ 鍵盤楽器ソナタ 演奏の手引き
これは「代表的な24曲」が載っているということだったので選曲にいいかなと思ったけど…
先日弾いたK.466は載ってたから読んだ。案外そのほかは好きになる曲の率がそんな高くない気がするw

とても一日で調べられるものじゃないけど、今日聞いた中では、
K.466 (ゆっくり) K.27 (速い)ともう一曲なるべく違う雰囲気のを組み合わせるとしたら
K.30「猫のフーガ」かK.466の踊りっぽいやつかな。

今後も気になった曲があったらココにメモしよう。

----- 今日の録音
バッハ/インベンション14(暗譜チャレンジ)
なんだか暗譜のほうが弾きやすい気もする不思議

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暗譜で弾くときの目のやり場問題

2020年11月15日 | ピアノ
昨日の会のあとで、「暗譜で弾くときは視線をどこにやるか」という話題が出てました。ふだん暗譜で演奏してる人たちもそこに悩んでたりするのね…

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私はいついかなる会でも楽譜ガン見なので、演奏中、ほとんどの時間は楽譜上に視線があり、
たまに(音が飛ぶときとか)チラと鍵盤に視線を走らせる…そしてたいていは、すぐ楽譜に戻す。

そんなくらい、ずっと楽譜を見ているわけですが、暗譜して弾く場合はそれが丸ごと不要になってしまいます。

その時間、どうするか:
1. 前を見る
2. 上を見る
3. 鍵盤を見る
4. 目をつぶる
5. 客席を見る

1, 2, 4あたりの組み合わせで「自然に」できたらいいんですけど、私が仮に暗譜して人前で弾くことがあっても慣れるまで練習が必要な気がします。

暗譜できたら今よりは3. が多くなりそうですけどあまりずっと鍵盤を見ているのも姿勢が前かがみになって、なんかカッコ悪いというか響きが悪くなりそうです。5.の人はあまりいませんね。声楽の人は客席のほう向いてにっこりできるけど、シャイなピアノの人にはなかなか無理よね
(これ書いてから改めてyoutubeでいろんなプロのピアニストが弾くの見てたら、思ったよりは鍵盤見てる時間が長かった)

私の場合、バイオリンの発表会とかで、なにせ旋律楽器ですから(それに私が弾けるような曲はたいしたことないから)暗譜もできたりしますけど絶対譜面台立てて楽譜置きます。目のやり場に困りますから(笑)

まぁでもピアノの場合、お客様と目を合わせる必要はないんで、いつか「目のやり場問題」も自然な形で解消して堂々と憧れの「譜面台はずし」に挑戦してみたいです。

ピアノの響き方はやっぱり違うと思うんですよ…

昨日の、響きがいいピアノ+会場で、全開だとうるさいかなということで半開で弾いてる人が多かったんですけど、私は全開にさせてもらいました。まぁスカルラッティとかどのみちうるさい曲じゃないんで問題ないはずですし、全開/半開は音量の問題というより、やはり全開の響きを基本にピアノが作られていると思うので…伸び伸びした響きがしていてピアノも気持ちよさそうだと思います(個人の見解です)

スカルラッティを昨日の会場で、譜面台はずしで弾けたら私もピアノももっとふんわり幸せ…

まぁね。4ページだし今のところ無理ね。

今日、チャイコ「秋の歌」を暗譜できないか試してみたのですが、数か所アヤシイところを確認しておいてその直後に弾くなら(←どうなのか)、「おうちでは」暗譜で弾けることがわかりました。とてもじゃないけど実用(人前演奏)で使える気がしない。けど「秋の歌」は3ページといっても「さっきと同じ」ってところもあって実質は2ページちょっとだから経験を重ねていけば目があるかも。

目指せ!! 見た目堂々と演奏。いや形から入るというか、私が「譜面台はずし」で弾けるときがくる(弾ける曲がある)としたらそれは演奏も変わっているような気がする。

---- 今日の録音
バッハ/インベンション14(練習その1)
むずい

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響きのいいホールでスカルラッティ

2020年11月14日 | ピアノ
今日は、とても響きのよいホールで発表会でした。

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というか、響きすぎ? 風呂場、と揶揄されることもあるホールだとか。前に、吉松のプレイアデスをここで弾いたことがあるのですが、
「過去形のロマンス」
みたいなゆったりの曲はとても気持ちよく弾けて、過去最高の出来栄えとなった一方で、
「アレルヤの季節」
みたいな音の立て込んだ曲はちょっと音かぶりすぎ? という感じでした。

今日は、ホールの特性を考えて
スカルラッティ/ソナタL.466
スクリャービン/24の前奏曲op.11より2, 11
という完璧な選曲。楽しみすぎてなんか気合い入りすぎちゃって

先日のチャイコが望外の出来だったこともあってなんか欲が出ちゃって

緊張で手が震えていました。

震える分弾きづらくて、変なところに当たりました(ミスタッチ多め)

そんなことはよくあることなのですが、今年微妙に成長したので(と自分で思う)ミスタッチであまり混乱しませんでした。
今日の録音

複数曲を通し弾きする練習のおかげか、頭の切り替えもスムーズでした。

手が震えたわりに流れのよい演奏ができたと思います。

今日のピアノ(ヤマハ)は、硬すぎず軽すぎずの弾き心地で、とても素直に鳴る弾きやすいピアノです。
あと、ホール音響の特性か、客席に音が届くだけじゃなくて自分にもよく聞こえるんですよね。
ここ結構だいじで…
よく聞こえないと気分よく弾けないじゃないですか(^^;;

このホール好きだな~
ここでスカルラッティ弾いたら絶対合うと思ったんだ。

ほかの人も、ピアノ気に入ってるらしくて素敵な演奏が多かったです。

また弾きたい曲が増えた(←大丈夫か?)

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