アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「残したい文章を書く場所」としてのブログ

2020年11月24日 | 生活
子供のころ作文や感想文を苦手としていた私が、日々かなりの量の文章を書き散らすようになって二十数年が経ちます。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←検索できないものの存在ってウスい

そのうち、後ろ半分くらいの期間は主なフィールドを「ブログ」にしているわけですが、
途中二回、ブログの書籍化がありました。

なんとなく考えると「日々流れていってそれっきり」がブログで、長期間の保存に向くものが書籍と思うのですが…この度、書籍化をしてくれた「ダイヤモンド・ビッグ社(地球の歩き方)」が事業譲渡ってことだそうで(o_o)

これまで、自分の本は数冊手元に置いておいて、誰かにあげたりしてなくなるとまた注文したりしてたけど、いつまでも注文できるってもんでもないですよね考えてみれば。そりゃそうか。

というか世間的にはとっくにこの書籍はオワコンwで、まぁ実際買う人ももうほぼいないとは思うんだけど、実はブログのほうは今でもそれなりに見られている。自分でもたまに参照したり。それはなぜかというと検索があるからですね。

なんらかのニーズがある人が検索をし、見ず知らずの私のブログがヒットすれば、そこでピンポイントで参照される。

というふうに、コンテンツは細々と「生きて」いるのです。実は、ブログのほうが本より長生き!?

もちろん本には本の良さがあって、まとまった分量と構成の文章を読むにはやっぱりアレでないとなかなかたいへんです。ある日突然、私の中学受験ブログを読み切ろうったってそれは無理だ(笑) 分量も本よりはるかに多く(つまり情報を取得するには無駄が多い)、構造化されていない記事も多く、どうにも扱いに困る。

それに、ブログは読まない人が本は読んだということはあったかもしれない(出版当初は)。

ブログと本ではそのように性格の違いがあるわけだけど、それにしても驚くのはブログ情報の寿命です。

ブログには十年分以上の過去の自分が詰まっていて、随時、検索参照できる…ただし検索ワードを思いつけばの話。
中学受験ブログはわりときちんと(読んだら役に立つように?)書かれているのに対してこのブログはほぼ自分用駄文なので長い間経つと検索ワードすら思いつかなくなる記事のほうが多い。まぁそんなのは情報として活かす必要もないからふつうに考えればもういらないんだけどね。

でも、自分が過去に何をどう考えてピアノ弾いてたか、先生がレッスンで言ったことをどう受けとめていたかとか知りたくなるんですよ。そのときと、今の自分がどう違うかわかると、この先のヒントになるような気もするから。


ちなみに「残したい文章を書く場所」というフレーズは今日読んだ本から取りました。
「自分メディア」はこう作る! ちきりん(文春文庫)

巻末の対談中に、本やツイッターやインスタやフェイスブックや有料サイトよりはるかに「過去に書いたものが読んでもらえる」のがブログだとあって「確かに!!」と思った次第です。それならもうちょっとちゃんとわかるように書いとけばよかった、と今更思ったり(^^;;

----- 今日の録音
インベンション13(練習その1)

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速く弾くにもコツがある

2020年11月23日 | ピアノ
100メートル走で世界記録を出そうってなら、滅茶苦茶才能に恵まれてないとお話になりませんが、

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←速い曲がOKなら弾きたい曲がまた爆発的に増えてしまうのでは…

徒競走がたいていビリという子が、クラスの中の下くらいになったらいいなということであれば、走り方を教えてもらったり、正しい練習をしたりするとなんとかなったりするようですね。昔(私が子供のころ)はそういう、練習方法という考え方があまりありませんでしたが(元々速い子が速い)、今はいろんな動画とか教えてくれるところとかあったりするみたいです。

Megumi先生からメールで、インベンション4番の「トリルを楽に速く弾く方法」についてアドバイスをいただいたのですが、いやほんとこの曲弾いて「練習その1」の録音作っただけで放置してたことを自分で忘れていました(^^;;

この録音:
バッハ/インベンション4(練習その1)

聞き直してあらためて認識したのですが、なんで放置してたかというと、録音を聞くとダサくて、で、練習してよくなるイメージが持てなかったのでそのまま忘れていたのでした。

昨晩メールいただいて、それを読んでから今朝録音し直したのがこちらです。
バッハ/インベンション4(練習その2)

コツを聞いただけでも変わりました。練習したらもっといいはず。

私が速い曲苦手といっても、別に「アルカン全曲を指定テンポで弾く」とかしたいわけじゃなし、
バッハのインベンションとか、スカルラッティK.27とか、ホルベアの時代からのプレリュードとかを「自分が弾きたいと思うテンポで」弾くのであれば、
私のトシとか、運動神経とか、老眼とか、そういうもろもろの条件があっても別に到達不可能なことはないと思います。

何はともあれ頭の整理、
動きの整理、
ちょっとしたコツと、
あと練習(汗)ですね

今年は「弾き直し癖の改善」という目標を立ててだいぶ手ごたえがあったので、
来年は「速い曲を嫌がらない」という目標で

手始めにさっきスカルラッティK.27の譜読みをしながら、作戦(?)を練っていました。


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2020年クロージングに向けて練習曲の整理

2020年11月22日 | ピアノ
なんとなく今年って時間の経ち方がおかしくて、気が付いたらもう11月も下旬です。えーー

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←自分の口から「丁寧に」とか出る時代が来るとはびっくりですよ

12月に入ると、あれこれバタバタしているうちに「あ」っちゅう間に年が終わってしまいますからね(これはいつものこと)。

発表会・練習会ラッシュも終わって一段落、ここらでGVIDOの「daily」プレイリストを整理しておきましょう。
私のGVIDO(電子楽譜)にはもう相当な数の楽譜があれこれ入ってますが、普段使いの「daily」プレイリストに、今現在練習するつもりの曲を並べておけば他の曲に野放図に浮気するのを(多少は)防げるって寸法です。便利でしょ。

今回の編成のテーマは、
「弾けそうな曲を、丁寧に仕上げる」
です。

え?? キャラ変したんじゃないのって?? まぁそうなんですけど

ここんとこ本番で弾いた曲のうち、わりと納得いく感じで弾けたものが
チャイコフスキー/四季より「秋の歌」
スカルラッティ/ソナタ K.466,L.118
スクリャービン/24の前奏曲op.11-2

あんまりうまくいかなったものが
米津玄師=かてぃん/海の幽霊
スクリャービン/24の前奏曲op.11-11

で、これはどういうことかというと、技術的に無理のない曲がうまくいって、無理のあるものはやっぱりちょっと、というごくごくわかりやすい結果ですね。当たり前すぎる…

やってみて思ったことは、弾けそうな曲をちゃんと選んで丁寧に弾いて、そしたら自分的にも満足度が高いってことです。
易しい曲というと語弊がありますよね、音楽的にといえばきりがないですけど、とにかく音を並べることの難易度の話です。

artomr先生がいうには
「簡単なものをきれいに弾ければ一つの全体を完成度高く弾いた経験になるので
それから類推して大きい曲にも挑戦していけると思うんですよね」
「バイエルをきれいに弾いて、完成させたものとよくわからない弾き方の幻想ポロネーズを聴くなら私はバイエルの方が聴きたいかな」
とのことで、まぁだいたい私は先生の言うとおりのことをしないものなんですが(←おぃ)今はたまたまちょうど自分が実感してるところなんでちょっとアドバイスに従ってみようかって気分なんですよ。

それで、今回弾き終わったものもリストに留めて
スカルラッティ/ソナタ K.466,L.118
スカルラッティ/ソナタ K.449,L.27 (新曲)
スクリャービン/24の前奏曲op.11より2, 11
リスト/愛の夢第三番 (新曲)
チャイコフスキー/四季より「秋の歌」
ショパン/前奏曲Op.45
としました。新曲は2つ「だけ」ですよ…控えめラインナップ(?)

ラヴェル/ハイドンの名によるメヌエット
は、12月にリベンジ予定だったんですがなんとなく今の気分じゃなかったので外しました。まぁまたいつか弾く。

もう秋じゃないのに「秋の歌」を残したのは、これ暗譜で弾けそうだったので…あくまでも家で落ち着いて弾いたらって話ですけど、どこか気楽な会で、人前で暗譜で弾いたらどうなるか実験してみたいと思ってます。季節外れなのは…しかたない(^^;; ゴメン

とにかく上記のラインナップで、一月くらいまでの本番や練習会を乗り切る。

------ 今日の録音:
バッハ/インベンション2(暗譜チャレンジ)

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第90回新人演奏会

2020年11月21日 | ピアノ
今日は、東京文化会館大ホールで行われた「第90回新人演奏会」を聞きに行きました。松浦野歩くんの追っかけなので。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←夕方までいられたら尾城杏奈さんも聞けたのに。

それにしても「第90回」ってスゴイですね。1930年から始まったものだそうで、その年に音大を卒業した人たちの演奏の場を作ろうという趣旨。各大学を優秀な成績で卒業した人(どうやって選ぶのか知らないけど)、今回は32大学から約100人。

だから一出演者が7~8分ずつ、次々と渾身の一曲を弾いていく感じで、楽器もバラバラ、これは楽しい。

一日で終わらない分量なので、明日も続きがあります。私が聞いたのは、時間の関係で「14枠」でした。もっと聞きたかったけどねぇ…

野歩くんが弾いたソロは
スクリャービン/幻想曲ロ短調Op28

たいへん込み入った難曲ですが、クリアに説得力を持って弾いていました。流れもよく、ピアノも鳴っていて、気持ちよく聞きました。素晴らしい!!

もう一つ、野歩くんが伴奏をしたのがあって
ボザ/コンチェルティーノより第一楽章アレグロ・ヴィーヴォ

まず、二人が舞台に出てくると…チューバでかっ(^^;;

チューバ+ピアノなんて滅多に聞く機会ありませんよね…

この曲は、ソロ楽器としてのチューバに容赦なく細かい音の動きやら跳躍やら複雑なリズムやら無茶ぶりするんでずいぶんな超絶技巧だと推察します。そういう曲でもチューバの音色は丸みがあって柔らかいわけで、ぱきっとした音が作れるピアノとはそんなに相性良くないようにも思うんですが、逆にその、違い過ぎる掛け合いがおもしろいんですよ。

チューバの音域の下のほうは、人間の可聴域の下限近いですから、なんかあんまりドレミに聞こえずボボボなんですが
(参考: プロのピアニストがミルクボーイの漫才やってみた!【コントラバス】)
そこにピアノの音が加わって輪郭が見えてくるんです。
(今日の演奏とは違いますけどどんな曲かわかります→Bozza - Concertino for Tuba)

今日はファゴット+ピアノの演奏もあって、それもとてもうまかったのでなんか低音の魅力にすっかりはまってしまいました。クラリネットもよかったな。

声楽(ソプラノ)の演奏は三人分聞きましたが、ソプラノといっても人それぞれ声質が異なり、それぞれ自分に合う曲を選んでいるなと思いました。

ピアノのソロではほかに、
ラフマニノフ/W.R.のポルカ
がよかったです。この曲知らなかった。(ホロヴィッツがこの曲弾いてる→Horowitz plays Rachmaninoff Polka de W.R.)

この演奏会、元々は春にやるものなんですが、コロナで延期になっていたのです。この春に卒業して音楽家になろうという人たちにはたいへんな逆風の年でしたが、やっと大ホールで演奏できたことは大きな応援になったと思います。

こんな素敵な「新人演奏会」ですが第90回の今回が最終だそうです。えーー(o_o;;

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わかってない曲を弾くとなぜ縦揺れするのか

2020年11月19日 | ピアノ
自分のインベンション動画をチェックしていて思ったこと…

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「縦揺れ」しとる…

縦揺れというか、おゆき先生いうところの「ハエ叩き弾き」ってやつだけど、
これ、おゆき先生のレッスンに行くとまず最初に直されるやつ。

指があまり動いてなくて、手の甲ごと下に動かす動作で打鍵していることです。
手の甲が縦揺れしてダダダダダ、と弾くと、音もきれいじゃないしフレーズ感も出ません。

私も100ぺんくらい(?)言われたので、たとえば先日のチャイコ「秋の歌」とか、スカルラッティとかの本番ではたぶんハエ叩いてません。

けど、譜読み中の曲で、音がよくわかってない(自信がない)曲だと縦揺れモードに戻ります(無意識で)。

それってなんでかなぁってつらつらお風呂の中で考えてきたんで、とりあえずメモ。

前後の音も含めて流れがよーくわかっている曲ならば、
それぞれの打鍵に最適なポイントに手の甲が来るように、その点を滑らかにつなぐ動きがあらかじめ計算されていて、
無駄なく手の甲が移動する(主に横方向に)。

要するに、弾く瞬間にはちゃんと手の甲がスタンバイできていて、そして指が最小限動いて打鍵する。

ところが、音がよくわかってない状態のときは、あまり最適な位置に手の甲がない状態から、いきなり「あ、次はこの音だ」といって「指+甲」が一体となって手ごと突っ込んでいって打鍵する。その弾き方で鍵盤の底まで行くと、そのままでは次の打鍵に移れないので慌ててまた手ごと上昇する(よっこらせ)。

これが一音弾くたびにがたがた上下動ってやつ。

今日弾いたインベンション2を見ると、前半はまぁまぁ滑らかに弾いているけど、後半だんだんがたがたバタバタしてくる。どこらへんに自信がないか一目瞭然です。

動画チェックして、縦揺れしてるとこを練習して滑らかに直せれば、それすなわち音も頭に入ったってことですね。

-------- 今日の録音
リスト/愛の夢第三番 現状録音(本番は12月後半)
バッハ/インベンション2(練習その2) …その1からたいして改善してない

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