あられの日記

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金唐革紙が前田邸に!?

2013年11月05日 06時37分35秒 | レトロ建築
金唐革紙って知ってますか?
WIKIによりますと「表紙に金属箔をはり、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色をほどこして製作する壁紙」とあります。私は金唐革紙を復原したものを、上野の旧岩崎邸で見た事があります。
あれ?金唐革紙を昔記事にしたハズ…と検索かけたのですが、gooの前にinfoseekのホームページで日記を書いてた時の記事でしたっ!あの頃は室内も撮影出来たんだよね~。今、岩崎邸は室内撮影禁止なんで、復元された金唐革紙の画像を紹介出来ない~。それても旧岩崎邸の外観はこちらに。
旧岩崎庭園只今耐震工事中(2012年3月25日)の記事
2013年11月19日、記事追加:
いつかの岩崎邸(2010年2月6日)の記事 こちらの記事に旧岩崎邸の復元された金唐皮紙の画像があります。
これはかつて内観も写真撮影可能だった頃の画像です。2010年の画像ではありません。記事を書いた頃、ネタ切れで昔の写真を引っ張り出して記事にしたのです。

WIKIによりますと、金唐革紙の現存する建築物は、入船山記念館(広島県)・旧岩崎家住宅(東京都)・移情閣(兵庫県)・旧日本郵船小樽支店(北海道)・旧林家住宅(長野県)・国会議事堂(東京都)・旧第五十九銀行本店本館(青森県)です。その中に前田邸はないんだよね。
しかし、トップ画像のどこに金唐革紙があるのか??
ボランティア「大食堂の壁紙も、連合軍に接収されてた時代に奥さまが変更されて…」
ここもなのねっ。
ボランティア「でもここをご覧下さい」

暖炉の左右に少し残ってました。

既に色は退色してますが、金属の輝きがチラホラ確認出来ます。
ボランティア「大食堂は、お屋敷で来客がある時に長テーブルを使用されてました。その際は、当主が暖炉を背に着席しました」
ご当主の視線の先には曲面の大きな窓。窓の下は大理石の台になってます。

大理石にアンモナイトを2個発見!
確認出来ます?
大食堂の隣に家族が夕食を共にした中食堂があります。
ボランティア「朝食は、皆様自分の部屋でとってらっしゃいました」
こんな所にもイングランドっ!
ボランティア「大食堂で晩餐があった時は、中食堂は配膳室に早変わりしました」

見えますかねえ?画面左の黒い大きな扉。これ、何だと思います?
前田邸の調理室は地下にありました。料理はリフトに乗せられて、食堂まで届けられたのです。そして、食事の進みをチェックしていたのがこれ。

壁面にかけてある鏡。これは身だしなみをチェックした訳ではなく、直接お客様が食事をする所を見るのは失礼にあたるので、配膳係は鏡を覗いて料理を出すタイミングを測りました。
へえ~。へえ~へえ~。
中食堂の食器棚の中に賞状みたいなのがいくつもありました。
何これ??
おおっ!重要文化財指定の証書ではないですかっ!!
では次は、やっぱ今回のメインイベントっ!和館と洋館を繋ぐ回廊、壁泉の通り抜けだよね~た~の~し~み~~っ!!
ってアレ??
ボランティア「廊下の天井をご覧下さい。違いが分かりますか?」

「違いって、チューダー式の木の梁があるかないか?ですか??」
そうなのね。実は前田家のお屋敷は、使用人区画とお客様をもてなす表の区画では明確に差があるのです。この辺りも日本式かな?

ボランティア「前田家における中庭は、明り取りの為に作られているのですが、廊下の中庭に面する腰板も、表の区画には大理石が張付けてありますが、使用人区画はしっくいの壁のみ。更に、食堂入口の扉をご覧下さい。お客様の目に触れる側には彫刻が施されてますが、裏に彫刻はありません」
ちなみに、床も表には赤じゅうたんが敷いてありますが、使用人区画は床がむき出しです。も。徹底してます。やっぱ、見栄は張ってこそっ!!って事かな?表には贅沢に金を注ぎ込んでますねえ。
んで、壁泉を早よ?
ってアレ~~~??
ボランティア「では2階を案内しましょう」
私「ち・ちょっと待って!ここで和館と洋館を繋ぐ回廊じゃないんですか?」
ボランティア「壁泉の案内は、文化財公開ウィークの土日祝日のみとなっています」
そ・そんなあ~~~っ。
がっくり…。
そして以降のメモが減りました…。これ以降、巻き巻きで紹介します。
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