あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

秋川渓谷・戸倉さんぽ2

2019年04月15日 18時28分39秒 | ぶらぶら散歩
2019年4月13日秋川渓谷で巨木と桜さんぽをしました。9時40分発の武蔵五日市駅でバスに乗車。十里木バス停から乙津の龍珠寺さんの桜と五柱神社さんの樹高52メートルの大杉を散策。12時40分発十里木バス停乗車。12時42分戸倉バス停着。光厳寺さんで400年の満開のヤマザクラを見物後、戸倉散策マップを片手に秋川沿いに降り、14時17分広徳寺さんに到着。(イマココです)
「広徳寺境域東京都指定史跡
臨済宗龍角山広徳寺は、応安6年(1373)正応長者の開基で、またその妻、龍智智雲尼が鎌倉の建長寺70世である心源希徹禅師を請うて開山としたつ伝えられています。
その後、天文年間(1532−55)に北条氏康によって堂舎が再建され、江戸時代には幕府から40石の朱印地が与えられ、約12000坪(39600㎡)の境内地を有しました。(後略) 平成22年3月 東京都教育委員会」
だからお堂の屋根に北条のミツウロコが乗ってるのですね。広さがピンとこないので、東京ドームで換算したら、広徳寺さんの面積は、東京ドーム846個分でした。凄すぎる〜。
しかし今回広徳寺さんを訪問したのは巨木探訪です。本堂の裏に回ります。
説明板発見:広徳寺のタラヨウ 東京都指定天然記念物 昭和27年11月8日指定
龍角山広徳寺は、五日市の古刹として著名な寺院であり、その本堂の裏手にこの都内最大のタラヨウがそびえています。
タラヨウはモチノキ科の樹木で、主に東海地方から近畿地方以西の日本と、中国大陸の暖帯に分布する高木の常緑樹です。
本樹はほぼ自然形を保っており、主幹は直立し、幹回り2.5メートル、樹高は19、1メートルに達します。その枝張りは東西約14、2メートル。南北15、5メートルの威容を保っています。 平成22年3月 東京都教育委員会」
巨木探訪を始めて始めて出会うタラヨウ。実はすごい特徴がある。
葉っぱの裏を引っ掻いて文字を書くと、しばらくしたら黒く文字が浮かびあがるのだ。
そしてもう1本。
「説明板発見:広徳寺のカヤ 東京都指定天然記念物 昭和27年11月8日指定
広徳寺の北側にそびえるこのカヤは、目通り幹囲5、35メートル。樹高24、45メートルを測る多摩地域で最大のカヤです。
このカヤの枝張りは東西約13メートル、南北約19、4メートルですが、樹冠下方の大枝は南方向に伸び、北側には大枝はありません。
材は、建築、器具。土木用材に利用されるほか、種子から採られる油は、食用油、整髪油、薬用駆虫剤として利用されます。 平成22年3月 東京都教育委員会」
残念にもタラヨウもカヤも周囲を囲ってあり触れない。ハイライトになるダンナを樹の側に立って撮影も無理。
さて、次へ行こうと歩いてると、強い風が吹き抜けて桜吹雪が舞う。
分かるかな?上の画像で白く写ってるのは桜の花びらです。まさに桜吹雪が舞ってるところ。時刻は14時46分。戸倉散策マップに従い坂を降る。上った時とは別の坂です。
あ。ベンチ発見。あそこでおやつ休憩だ。
戸倉散策マップのコースは、上り下りが多いです。上りはともかく、下り坂が辛い。なぜって靴の中で指先が痛いんだ。一服したお散歩再開。
参道は山道で、急坂だ。でも景色は抜群。
画像奥の桜は2段構えです。斜面上の桜は、上りで紹介した桜並木です。
坂下の参道入口に15時2分到着。小和田橋で秋川を渡る。
散策マップには紅葉のビューポイントマークがついている。けど訪問したのは4月13日。ようやく若葉が芽吹いたばかりです。なのになぜ撮影したのか?というと、画像手前の木は石から生えてるんですよ。分かりにくいけど右の岩の向こうにも細い木が石から生えてる。頑張れ!
散策マップではこの先で河原側の細い道に進むのだけど、行きたい神社があり寄り道。
15時18分着、阿伎留神社さんです。散策マップに阿伎留神社さんの9月例大祭の画像が載ってたのだ。延喜式内社として多摩八座の筆頭に挙げられる古社だそうです。江戸時代には御朱印10石。
散策マップに戻り次のポイント小庄の桜に15時32分到着です。
地元民が河川敷でピクニックしてました。桜並木を眺めつつ秋川沿いに進む。15時46分あゆみ橋を渡る。広い河川敷。
桜並木を眺めつつ進むと、秋川橋が見えた。渡ると上の道への階段。そこは檜原街道で、武蔵五日市駅まで200メートル。16時ちょうど武蔵五日市駅にゴール。
駅の自販機が西東京バス柄で面白かった。
到着したものの次の電車まで時間があったので、駅のコンビニで自分土産を物色。のらぼううどんと迷った末に安いわさび漬けを購入する。
今月桜散歩し過ぎてピンチなんだ〜。ヘタレな私。ちなみに、この日のお散歩は約10キロでダンナ発表で約25000歩でした。当然翌日の日曜は寝込んだ。右足は幸い悪化しなかった。けども、急坂を何度も上り下りしたので、両足の指先が赤くちょっと腫れてしまったわ〜。
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秋川渓谷・戸倉さんぽ

2019年04月15日 15時44分40秒 | ぶらぶら散歩
2019年4月13日、秋川渓谷へ巨木と桜見物に行きました。武蔵五日市駅発9寺40分に乗車。十里木バス停下車。乙津を散策後、12時40分発のバスに乗車、戸倉で降車。登りです!
目指すは樹齢400年のヤマザクラ。ちょうど満開なのです。
坂道を上り光厳寺さんに13時到着。
ヤマザクラは山門の先に看板が出てるので、左へ進んでください。斜面に建ってます。トップ画像です。
光厳寺さんのヤマザクラ 東京都指定天然記念物
ヤマザクラは昔から日本人に親しまれてきた桜で、ソメイヨシノが出現しなかった明治以前は、観桜といえばヤマザクラが主役でした。
天然記念物に指定されている光厳寺のヤマザクラは、光厳寺の門前の東に向いた斜面にある4株のヤマザクラです。
畑の先にある一番南の株は、日当たりのよい場所にあって、幹回り5、33メートル 枝張りは東西25メートル、南北18メートルを測り、樹齢400年はくだらないという都内のヤマザクラとして一番大きな老巨樹です。ジオとでは「光厳寺の大桜」と呼ばれ親しまれています。
他の3株は、招魂碑の近くのすぎの林に隣接して生育し、幹回り2、45メートル。2、75メートル。2、27メートルとどれも十分な巨木です。 平成23年3月 東京都教育委員会
光厳寺さんの裏山から。
急坂を降りる。途中、廃校を利用した戸倉しろやまテラスがある。
学校の給食テイストのランチがある。気になったものの既にお昼は食べた後なので、スルーした。
散策マップ片手に坂道を降る。
沢戸橋に出た。13時34分着。
橋から見下ろす。秋にはもっと紅葉が美しいポイントな模様。

この後散策マップは秋川沿いに進むのだけど、入り口はどこだ??
見落としそうな小さな案内板は「小峰公園」とある。それを頼りに秋川の底へ向かう。
道は鎖やらハシゴやら。ハシゴの下は崖で川の流れも見える。む〜ん。こんな道だとは思わなかったよ。
岩瀬峡という眺めのよいところ。人々が川遊びに興じている。
川辺には山野草が可憐な花が競うように咲き誇っている。
佳月橋で秋川と別れ右へ。山へ向かう。
急な坂を登る。苦しい坂道だけど、先々で桜が迎えてくれる。嬉しくなって足も軽くなる。
桜の斜面をよく見れば、桜は2段構え。斜面の下にも桜が並んでいた。
14時17分広徳寺さんに到着。
素敵なお寺さんだけど、山門に近い場所の桜は既に見頃を過ぎていた。残念だ〜。
山門の大きさが分かりますか?山門に気を取られていたら、本堂に向かってびっくり仰天。
ど〜ん!と2本の大きなイチョウがそびえたっていた。奥に見える茅葺屋根の本堂が大きいので、大きさがイマイチわからないかも?でも2本のイチョウの両方に垂乳根が見えてるので、樹齢は軽く百年超え。
実は広徳寺さんに寄ったのは、2本の巨木が目当てです。そして下り坂は上り坂と別の坂を降りたら、そちらの山道の桜もきれいだったので画像が増えた。記事を分けます。(続く)
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秋川渓谷・乙津散策その1

2019年04月15日 12時31分14秒 | ぶらぶら散歩
2019年4月13日に秋川渓谷で巨木と桜散歩をしました。
まずは画像優先で紹介します。
武蔵五日市駅を9時40分発の臨時バスで十里木バス停で降車。
トップ画像は徳雲院さん。10時2分到着。猫好きの和尚さんとお話をさせていただき、次の五柱神社さんへの行き方のポイントを教えていただく。これ、とても大事でした。
五柱神社さんへの道は畦道か!と思う程細く急坂でした。10時27分着。
どうしても見たかった巨木です。
五柱神社のスギ あきる野市指定文化財(天然記念物)
この杉は樹高が約52メートル、目通りの幹回りが約8メートル。樹齢は400年前後(推定)
まわりの集落や山々からも、その姿ははっきりと認められ、地域のシンボルともいえる存在です。(平成14年9月1日) あきる野市教育委員会」
樹高52メートル&目通り幹周り約8メートル!
しかも損壊なし!このところ樹勢の衰えた木ばかり見てた気がするのでとても嬉しい。しかもこの木は触れます。
いつものハイライトになるダンナです。
この記事は4月13日の秋川渓谷・乙津地区巨木と桜散歩のまとめです。だから詳細は後日個別に記事立てするつもりですが、この木の見事さは紹介せずにおられない。
散策マップを先に進み、振り返ると大杉が見えた。集落のシンボルツリーですね。
どうせなら52メートルもある木の全景撮影したかったのですが、手前の木が邪魔で挫折。上り坂。やがて大沢を超えて杉林の続く下り坂。途切れて11時1分、花でいっぱいの龍珠院さんに到着です。
武蔵五日市駅で9時40分発のバス待ちをした客のほとんどが目指したのはここ。
参拝の前に一服しておやつです。切り株を椅子に見立てたくさん並んでました。
参拝後、次はどうするか?迷う。散策ガイドは秋川を上流に追いかけるようになってるけども、私は巨木探訪で光厳寺さんの山桜を見たいのだ。
行き先変更してこの後瀬音の湯へ向かうことに。歩いてると、ここは知る人ぞ知る名所のようで「今年はしだれ桜とソメイヨシノが両方見られてよかった」という観桜客の言葉があちこちから聞こえてきた。この見事な光景を見たくて再訪する人が多い模様。
ちなみに、駐車代金は500円です。駐車場の入り口で、売店しながらお寺の人が御朱印状書いてました。
下ります。先ほどヒーこら登ったのにすぐ降るのはなんか悔しいわ。
秋川です。
山々が淡いパステルカラーの緑とピンク色に変わってます。
道なりに瀬音の湯に到着。11時53分。ちなみに足湯の利用は無料なので、疲れた足を休めるのがオススメ。これでHP回復して再出発。
ちなみに、瀬音の湯の奥から石舟橋に抜けれます。私はイマイチ道がわからなかったのでガラポン抽選場のおじさんに行き方を聞きました。楽な道「この先の二股を左へ進んで」と教えていただきました。なお、瀬音の湯から長岳橋へ抜ける道は、現在崖崩れかなにかで通行止めになってますのでご注意を。
石舟橋に12時9分到着。素敵な撮影ポイントですが、紅葉の時期はもっと素敵らしい。十里木バス停までここから300メートル。すぐ着いた。もっと足湯に浸かればよかった。次のバスは12時40分発なのだ。ということで、十里木バス停のベンチがお昼ごはんの場所になる。12時40分、バスは時刻表通りにやってきた。時間は十分あるので、4つ先のバス停戸倉で降車。400年の山桜の光厳寺さんを目指します。(続く)
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国立印刷局一般公開

2019年04月15日 05時17分29秒 | 展覧会&観光施設&能楽
2019年3月31日に小田原周辺で巨木と桜見物をしました。
入生田・長興山のしだれ桜→小田原城の桜→真鶴町・荒井城址公園のしだれ桜→鴨宮・国立印刷局の桜が30.31日限定の一般公開→上輩寺さんのかながわの名木百選に選出されたイチョウという盛りだくさんな散策でした。
桜は先にお見せせねばっ!と記事を先出し投稿済み。現在巨木記事を投稿中。この日回った桜のうち、国立印刷局は期間限定公開だからと後回しにしてたので記事を書きます。

小田原市の桜開花情報には国立印刷局には約500本のソメイヨシノがあるそうで、しかも紹介されてる画像は桜の向こうに富士山が写ってるのです。
みたい〜〜!!
3月30日&31日には、各地で桜まつりが開催され、限定の特別公開もあちこちであったのですよ。迷った挙句、小田原に行こうと決めた!なぜって国立印刷局に入れるのって1年でこの2日だけだもの。
印刷局の敷地は広い!入り口が分からず迷う。信号待ちで地図を広げていたら若い兄ちゃんが「印刷局の入り口はあっち」と教えてくれた。とうてい印刷局に興味なさそうな若い衆。不思議に思うのが表情に出てたのか「朝一で買い物してきたんで」と。
ん?若い兄ちゃんが、朝一で買いにいくものを売ってるだと?気になる〜。ありがとうの挨拶を交わし印刷局へ。

残念ながら、今年のソメイヨシノは咲くのが遅い。見頃前だった。
ちえ〜。となると、兄ちゃんが言ってた売店を探さねばっ!桜道を進み見えてきたのは真新しい建物です。
画像右に見える白いテントではハガキの手すき体験をやってました。
気になるけども、行列に並びたくないのでパス。他のテントを探す。
あったのは郵便局の切手販売でした。花を追いかけて祭りに参加すると、郵便局のブースが出てるよな〜。これもそれかな〜。と思った私はアホでした。後ほど理由は判明します。
次のテントはタオルとハンドタオル。これだっ!兄ちゃんはこれを買いに朝一で来たのだ!なぜって、一番人気の一万円札のデザインタオルは既に完売済みだったので。
あ〜、どうせなら一万円が良かった〜。残りは5千円と千円。しかし表の樋口一葉と夏目漱石の顔がイマイチ似てない。あれだよな〜。風景や建物ならば、少々ゆがんで見えても許せるのに、人物はちょっとでもゆがんだら別人になる。
ってなことで購入したのは2000円札デザインのタオル。しかも裏柄の源氏物語っぽいのです。
 
ええ。そうなんですよ。先にもうすぐお札のデザインが変更になるとわかってたら、全柄ゲットしてたのに。桜を追いかけて交通費が嵩んでる今の時期、お財布のひもを締め付けすぎました。ちなみにお札タオル500円。お札ハンドタオル400円です。ちなみに、これが欲しい人は日本橋の貨幣博物館か日本銀行本館見学を申し込みましょう。売店か自動販売機で買えます。
とりあえず売店チェックしたので、建物に移動。桜まつりイベントがあるのだ。
まずは記念撮影。ちなみに、私も平成を持ちました。新しい元号が発表になったのは訪問の翌朝です。たぶんこれが来年の年賀状の写真ですね〜。福沢諭吉の一万円札と平成の2つも話題になる記念撮影写真をゲットしたんだし。今年国立印刷局へ行っといてよかったわ!
もひとつお楽しみがある。
1億円分のお札を持ってみよう!です。ダンナが珍しく大ノリで、行列に並んでます。ちっ!私もやればよかったかも?先にお札のデザインが(後略)
さて、建物の中にはお札のスタンプ3つをゲットして資料を見て回る。
もちろん国立印刷局で何を印刷してるか?の解説パネルもあります。
国立印刷局では、日本銀行券(お札)・官報・旅券(パスポート)・郵便切手・証券類を印刷してます。そう郵便切手です。だから外のテントで切手を売ってたのね。

印刷機械のミニチュア模型があった。他に、日本が世界に誇るお札の透かし模様。技術を使い大きな紙に複雑な透かし模様を展示してあった。
なぜに売店で透かし模様を印刷した紙を売ってないのだろうか?ハンドタオルやお札タオルに900円払うなら、複雑な透かし模様を印刷した紙を1種1枚500円で購入するのに。紙好きの気持ちがわかってない!ぶ〜たれて建物をでる。

外には見頃の三椏が綺麗に咲いている。しかしここで社会の授業を思い出して欲しい。紙の材料はこうぞ・ミツマタなんである。銀行券の紙(いわゆるお札のこと)の原料として、古くからミツマタも使用されてたのだ。なにしろミツマタは耐久性が高く偽造防止の観点からも優れているらしい。へえ〜へえ〜へえ〜!!桜散歩の今時、あちこちで黄色とオレンジのミツマタの花を見かけるけども、ミツマタの紙がお札の偽造防止になるんだ〜。
あ!忘れてた!ここへ来た目的は、桜と富士山のコラボを見たいからだった!富士山はどこだ〜〜!!
あったっちゃ〜あった。なんとか富士山が見えるように、画像編集で限界まで調整したけど、上の画像のどこに富士山があるかわかりますか?
撮影時刻は14時44分なんですよ。朝一に富士山が見えてても、午後に入るとぼや〜となるのがこの時期なんですね。
あ。一応正解を書かねば。右下がりに山の尾根線が見えますね。その右横に建物があって、屋根に乗ってます。そこ。その間に富士山があるのだ。あ〜これはもう運ですね。ってか、朝一で来てれば一万円タオルも買えたし、富士山と桜のコラボ画像もゲットできたかもしれんのに〜。残念無念。
とりあえず、見頃前のソメイヨシノは諦めて、敷地の済みで見頃だったしだれ桜を撮影。上の画像をピックアップしたのは、印刷局の工場が写ってるから。敷地は広く、観桜客が立ち入らないようにフェンスを設置中。
近くにかつて活躍してた印刷機械。
説明板発見:本機の由来
このこう解機は、明治35年1月15日、アメリカ・マサチューセッツ州・ホルコーク機械会社から印刷局が購入したもので、当局に現存する製紙機械としては最も古い歴史を持ってます。本機は当初、王子工場(当時、抄紙部)に設置されていて。主として郵券用紙や諸証券用紙の製造に使用されていました。その間、関東大震災や第二次世界大戦の戦火にも焼失をまぬがれ、昭和21年5月に王子工場から当工場に移設されました。当工場では、調製第一掛に設置され、主として銀行券用紙の故紙処理機として活躍し、鉄ビーターの名で親しまれましたが、昭和38年4月の設置更新(パルパーに切り替え)を機にして、購入以来60有余年を経て、紙料調製機としての生命に終止符がうたれました。その後、昭和39年にこの位置に移設が行われて、印刷局で最古の製紙機械として末長く保存することとなりました。」とある。
も一つなにかあった。
説明板発見:「内閣印刷局」時代の抄紙機
印刷局は、明治4年7月27日に大蔵省紙幣司として創設され、以降、紙幣寮、紙幣局、印刷局と改称されて、明治31年11月1日に大蔵省を離れて内閣の所管(大正13年12月20日に内閣印刷局となる)となった。「内閣印刷局」の時代は、昭和18年までの45年間と長きに渡ったが、臨戦体制強化方針により、行政機構改革の一環として、同年11月1日に印刷局は再び大蔵省の所管となった。
当小田原工場(旧酒匂工場)は、内閣印刷局時代に製紙・印刷一貫工場として、昭和16年5月24日に創立され、昭和17年初頭の操業を一部開始した。「内閣印刷局」のアート型フレームは、小田原工場に最初に設置され、約40年の間、銀行用用紙、官報用紙及び郵券用紙などの製造に活躍してきた「抄紙機」のワイヤーの一部であり、歴史の一端を表すものとして永く保存することとしました」
どちらの機械も長い期間使ってたのね。
14時53分、国立印刷局を後に。国道1号線に向かい南下する。そこにかながわの名木百選に選ばれた木がある上輩寺さんがあるのだ。
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