あるBOX(改)

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最近の収穫:CD「SPRING 2」

2013年07月17日 | CD紹介(洋盤)
"トリプル・メロトロン"の異名と、Keefの幻想的なジャケットで知られた英国プログレ・バンド「SPRING」

'71年の1st発表後に録音されながら、お蔵入りとなってしまった幻の2ndアルバム用の音源が存在してたそうで。
それが独Second Harvestからデジパック仕様でCD化されていると知り、慌てて購入した次第。



聴いてみたら、予想以上に生々しい音でした。

「素材」丸出し。

よくボーナスアルバムで「オルタナティヴ・ヴァージョン」と呼ばれるようなレアな音質がありますが
まさにそんな感じ。

1stは奥まった音で、すこし浮遊感さえあったけど、
このアルバムは音が前に出てきます。



フォーキーな肌触りは後退しています。
メロトロンの音色も減ってるし。オルガンが良く弾かれてる印象。
(あとピアノ。けっこう長いソロもありました)
~かと言って、クォーターマス的なオルガンロックじゃ無い。

どっちかって言うと、インディアン・サマーに近いかなぁ。
(ギター弾きまくり曲こそありませんが)

ギターは、よりブルージー。
ホーンが使われる曲もある。
ある意味1stとは肌触りが相当違うような。

でも、パット・モランさんの歌声が聴けるだけで満足な気もする。
ピック・ウィザースのドラムも、刻みに刻んでおいでだし。



なお、同CDにはボーナス曲の追加あり。

レパトワ盤にも収録されている'Hendre Mews''A Word Full Of Whispers'と、未発表曲'Fool's Gold'も。

これまた「オルタナティヴ」なサウンドを聴かせてくれてます。

そんなSpringの「幻の2nd」
ちょくちょく聴く事になりそうです。