あるBOX(改)

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近づくボクシングWタイトル戦 しかし・・・

2014年05月02日 | ボクシング
IBFのダブル世界タイトル戦(大阪ボディメーカーコロシアム)が、今月7日と迫っている。

世界3階級制覇を目指し、フライ級王者のアムナト・ルエンロン(タイ)に挑戦するのは
同級8位の井岡一翔(井岡)。
所属ジムでの公開練習では、順調な調整を見せたたとの事。

相手にはアマチュア時代に敗れているだけに、今回はリベンジマッチとなる。
3階級制覇は、叔父の井岡弘樹氏が叶えられなかった夢だが、相手の年齢(34才)を考えると
「一階級上に挑むだけに井岡も危ないかも・・・」というハラハラ感は無い。

アムナトはプロ11勝無敗、アマ時代には五輪2連覇のゾウ・シミンにも勝っているという
煽りもあるが、私としては「またタイの選手とか」という印象。

なんか
井岡って、このままじゃ選手として縮みそうな気が・・・。

ロレンソ・パーラを例に出すと、米国で王座を獲得したモレル戦やパリでのアスロウム戦では一流の匂いがプンプンしたものです。

米国でも軽量級は人気が出てましたから、そこで戦い続けて統一戦などを行なえば
「超」の付く王者になる予感もあったパーラ陣営が選んだのは、それ以外の地域での防衛ロード。

諸事情はあったのかも知れないが、そうなるとボクサ-としてのスケールも縮こまると思うんですよね。

高速サイドステップから放たれるパンチでモレルに手を着かせた時には「うわぁ!」と
叫び声を上げてしまったものだし
素早いフットワークと柔軟なボディワークで防御も上質、攻撃も速くて正確なパンチで好調時にはキレを感じさせられました。

一級品の王者といわれたモレノの上を行き、五輪金メダリストのアスロウムも
スピードとスキルで寄せ付けなかったパーラ。

しかし、防衛を続けるうちにズルさだけでポイントを稼ぐ選手になり、最後の方は減量にすら失敗する始末。

さて、井岡一翔はどうでしょう?
奪取後と八重樫との統一戦あたりは「日本のエース」の匂いがプンプンしてました。

しかし最近はどうでしょう?
タイ人との防衛戦が続き、たまの中南米選手も上位ランカーに非ず。

なんか、影が薄いような・・・。
パーラのようにボクシングがスケールダウンしてなきゃイイですねぇ。

井岡自身が手本にしているというオスカー・デラ・ホーヤは、
微妙に下り坂とかブランク明けとかの選手を選んだとはいえ、ビッグネームとは戦っていたけど、
「トシだから落ちただろう」と踏んで戦った(?)ホプキンスにはKO負け。

そういう事からか井岡陣営は「鮮度ある強豪」と戦う事を、より避けている様子が窺える。

高速ジャブとリードで相手を追い詰めるデラホーヤ・スタイル。
アマ出身のジャバーでありながら、前足に重心を置いた攻撃的なボクシングは、
うまく稼動すれば選手としてより高みが目指せると思うのだが
(ただ記録を目指すだけでは無く・・・ね)
このままでは下手すりゃボクシングが縮こまる可能性もある。

井岡自身が防衛戦でタイ人を初回KOした斜め下から突き上げる左フックは、デラホーヤが
マヨルガを倒した左フックを彷彿とさせた。

より強敵と戦い、自身のスタイルをデラホーヤがミゲル・アンヘル・ゴンザレス戦で見せたような
高速ジャブ・ボクシングへと昇華させ、その上で左フックやワンツーで痛快に倒すボクシングを
完成させる事。

それこそが私が井岡一翔に期待する最大限の要素だが、このままじゃ
そんな成長は殆ど見込めませんねぇ。

しかし やっぱりクリムゾン1stジャケのインパクトは凄いね

2014年05月02日 | 英国ロック
モルゴーア・クァルテットのプログレ・カヴァーCDがインパクトを与えたのも
ジャケットが「クリムゾンキングの宮殿」を実写風で再現してるからだし。



私も学生のころキング・クリムゾンの1stアルバム「宮殿」の表ジャケを
模写した覚えがあるし
(肌を赤く塗るのと、そこに少し青を加えるのが難しかったよなぁ)

イラストやCDジャケで「宮殿」へのオマージュを感じされる物が絶える事ないし
その根強い人気には、感じ入るしかないですねぇ。



中身の音楽のインパクトも凄まじかったが、
やっぱ「宮殿」のジャケ絵はロック史に残る逸品と言って良いでしょう。

ライヴ・ヴァージョンを含めた数パターンを収めたミニアルバム、
「21世紀のスキッツォイドマン」のジャケットも「宮殿」のアレンジ版でしたもんねぇ。



最近じゃ、音楽をネタにした漫画を特集した「音楽マンガを聴き尽くせ」の表紙が
「宮殿」を連想させるイラストでしたし



ゴジラ生誕50周年の集大成映画『ゴジラ ファイナル・ウォーズ』公開にあわせて企画された、
トリビュート・アルバム「G.LASTS…TRIBUTE TO GODZILLA 50TH」も

ゴジラの顔を「宮殿」風にアレンジしたアルバムジャケットになってて興味深い。



内容も、伊福部昭先生の「ゴジラのテーマ」を各ジャンルの一流ドコロでカヴァー&
リミックスしていて、企画盤として面白い出来なんだそうな。
(伊福部ファンからは「ロックっぽすぎてキツイ」とかいう意見もあるが・・・)

せっかくだから収録曲と参加メンバーなどを。

01.We’re All To Blame
(SUM41)
02.RUDEZILLAMIX
(フィリックス・ダ・ハウスキャット)
03.GODZILLA VS TOKYO
(ゼブラヘッド)
04.GODZILLA THEME
(ステレオラブ)
05.GODZILLA
(LOW IQ 01)
06.BE NOTHING
(10-FEET) 
07.GODZILLA is coming to town! ~ゴジラが街にやってくる~
(BANK$ 小宮山雄飛 feat.HALCALI)
08.What’s Wrong?
(mold bond akiko)
09.GODZILLA:Europian bliss
(須永辰緒)
10.The Reason(acoustic ver)
(フーバスタンク)
11.Rize Up
(ケミカル・ブラザーズ)
12.Score from the Movie”GODZILLA Final Wars
(キース・エマーソン)

ここでもエマーソンさん登場。
~というか、平成ゴジラのサントラに けっこう足を突っ込んでらっしゃってたのね。
エマーソンさんの邦画サントラといえば「幻魔対戦」が頭に浮かぶけど(←古いぞ!)
「幻魔」だけじゃなかったのね。

おお、最後はプログレで繋がったぞ。
また特撮ネタに走ってしまってネタの趣旨を見失うトコロだった。

結局、元に戻ってこられたのは幅広いフィールドに浸透してるプログレ音楽のおかげか。
まぁ、良かった良かった。