5月22日、島津アリーナ京都で行われたノンタイトル10回戦(73.4kg契約)で
ロンドン五輪ボクシングのミドル級金メダリストの村田諒太(28才/三迫)が、
ヘスス・ネリオ(25才/メキシコ)に第6R2分35秒KO勝ち。
昨年8月のプロデビューから4試合連続KO勝利を飾った。
要所で上体を振り、チャンスで「フェイント」と声が飛ぶと踏み込む「フリ」を
見せるなど、村田は相変わらず冷静だった。
初回から前に出て手を出して圧力を掛ける村田、ネリオの左右フックはブロック。
ネリオは、時に頭を低く下げてはぐらかし、上体を反らす時は顔も背けて相手パンチを
流すなど、試合前から言われた通りの選手。クリンチも良く使ってきた。
まぁ、飛び込みざまに打ってくるパンチに怖さがなかった為、村田ファンは安心して
見られたのでは?
村田の打ち降ろしの右を「後頭部に当たった」とアピールするネリオ。
たしかに海外なら村田に注意が与えられるであろうパンチだが、ネリオも頭が低い。
※村田にはアッパーで起して欲しかったが・・・
村田もローブロー気味のパンチあり。苦境のネリオが、あからさまなローブローを、
打ち返してきたり、肩をブツけてくるなどの少し荒いシーンも見られた。
左レバーやワンツーで戦力を削られたネリオは、相手パンチをそらす反射能力も失って
第5Rには村田の右ストレートを躱し損ないピンチ。
ダメージの残るネリオは、第6Rに村田の右を貰い、上から押さえられ気味であったが
片ヒザを着いてしまいダウンを奪われる。
このままストップだと物足らなかったが、ネリオも頑張って立ち上がった。
ただし、やはりクリンチや足で逃げるので精一杯。
最後はダブルの左ジャブでコーナーに追い詰めて強烈な右ストレート!
吹き飛ぶように倒れたネリオは、座ったままテンカウントを聞いた。
最後のパンチは、デビュー戦でOPBF王者・柴田から奪った衝撃のダウンと同じモノで
ついにプロでテンカウントのノックアウトを飾った村田は、解説の西岡利晃氏がいう
「アマ時代の型とプロでのスタイルの融合」に成功したと言えるでしょう。一歩一歩ではありますが。
プロ2戦目では中盤間延びして相手のパンチを貰ったり、詰めが散漫だったりして
評価を下げた村田だったが
今回は似たタイプを(以前よりは)密度濃い試合経過の末に、テンカウントを聞かせたのだから、
成長している事は確かでしょう。
村田の試合をプロモートする本田明彦・帝拳ジム会長は、あと2試合をこなしてから来春に
世界ランカーと戦い、来年中に世界挑戦という青写真を描いているとの事。
※ボブ・アラム氏もそんな計画を口にしてましたな。
4戦連続KO勝ちで、内容も(一応は)及第点。
「五輪メダリストとして世界王座を絶対に取らないといけない。義務だと思う」と
アマ最高峰を極めた男としての矜持を語った村田諒太。
また一歩、世界最高峰の舞台に近づいたワケだが、
相手パンチを長い時間ブロックし続けたり、試合ぶりがクレバー過ぎて爆発力が
物足りなかったり・・・で
ファンとしては色々と要望もある。
ただし、着実に成長してる事は事実だし、この階級で海外選手を凌駕する身体の力は魅力的だ。
順次レベルを上げていくといわれる対戦相手との手合わせで、毎回どれくらいの成長を
見せてくれるか楽しみです。
ホントは「20戦くらい経験積んで世界挑戦」といって欲しかったですが。
あと、メダリストと云う事で、普段は品行方正を余儀なくされてる言動も、
今回は地元と云う事もあってリラックスしたのか、学校の先輩後輩に軽口利いてるのも
面白かった。今後もこういうキャラを前に出していって欲しいねぇ。
※そういう意味じゃメダリスト仲間の清水聡とTV出演したるするのもイイかも・・・
ロンドン五輪ボクシングのミドル級金メダリストの村田諒太(28才/三迫)が、
ヘスス・ネリオ(25才/メキシコ)に第6R2分35秒KO勝ち。
昨年8月のプロデビューから4試合連続KO勝利を飾った。
要所で上体を振り、チャンスで「フェイント」と声が飛ぶと踏み込む「フリ」を
見せるなど、村田は相変わらず冷静だった。
初回から前に出て手を出して圧力を掛ける村田、ネリオの左右フックはブロック。
ネリオは、時に頭を低く下げてはぐらかし、上体を反らす時は顔も背けて相手パンチを
流すなど、試合前から言われた通りの選手。クリンチも良く使ってきた。
まぁ、飛び込みざまに打ってくるパンチに怖さがなかった為、村田ファンは安心して
見られたのでは?
村田の打ち降ろしの右を「後頭部に当たった」とアピールするネリオ。
たしかに海外なら村田に注意が与えられるであろうパンチだが、ネリオも頭が低い。
※村田にはアッパーで起して欲しかったが・・・
村田もローブロー気味のパンチあり。苦境のネリオが、あからさまなローブローを、
打ち返してきたり、肩をブツけてくるなどの少し荒いシーンも見られた。
左レバーやワンツーで戦力を削られたネリオは、相手パンチをそらす反射能力も失って
第5Rには村田の右ストレートを躱し損ないピンチ。
ダメージの残るネリオは、第6Rに村田の右を貰い、上から押さえられ気味であったが
片ヒザを着いてしまいダウンを奪われる。
このままストップだと物足らなかったが、ネリオも頑張って立ち上がった。
ただし、やはりクリンチや足で逃げるので精一杯。
最後はダブルの左ジャブでコーナーに追い詰めて強烈な右ストレート!
吹き飛ぶように倒れたネリオは、座ったままテンカウントを聞いた。
最後のパンチは、デビュー戦でOPBF王者・柴田から奪った衝撃のダウンと同じモノで
ついにプロでテンカウントのノックアウトを飾った村田は、解説の西岡利晃氏がいう
「アマ時代の型とプロでのスタイルの融合」に成功したと言えるでしょう。一歩一歩ではありますが。
プロ2戦目では中盤間延びして相手のパンチを貰ったり、詰めが散漫だったりして
評価を下げた村田だったが
今回は似たタイプを(以前よりは)密度濃い試合経過の末に、テンカウントを聞かせたのだから、
成長している事は確かでしょう。
村田の試合をプロモートする本田明彦・帝拳ジム会長は、あと2試合をこなしてから来春に
世界ランカーと戦い、来年中に世界挑戦という青写真を描いているとの事。
※ボブ・アラム氏もそんな計画を口にしてましたな。
4戦連続KO勝ちで、内容も(一応は)及第点。
「五輪メダリストとして世界王座を絶対に取らないといけない。義務だと思う」と
アマ最高峰を極めた男としての矜持を語った村田諒太。
また一歩、世界最高峰の舞台に近づいたワケだが、
相手パンチを長い時間ブロックし続けたり、試合ぶりがクレバー過ぎて爆発力が
物足りなかったり・・・で
ファンとしては色々と要望もある。
ただし、着実に成長してる事は事実だし、この階級で海外選手を凌駕する身体の力は魅力的だ。
順次レベルを上げていくといわれる対戦相手との手合わせで、毎回どれくらいの成長を
見せてくれるか楽しみです。
ホントは「20戦くらい経験積んで世界挑戦」といって欲しかったですが。
あと、メダリストと云う事で、普段は品行方正を余儀なくされてる言動も、
今回は地元と云う事もあってリラックスしたのか、学校の先輩後輩に軽口利いてるのも
面白かった。今後もこういうキャラを前に出していって欲しいねぇ。
※そういう意味じゃメダリスト仲間の清水聡とTV出演したるするのもイイかも・・・