見ながら「お伽話だな」と思ったが。
お伽話って泣けるんだよね・・・。
黒木華が演じる、元気いっぱい素直な新米編集者・黒沢心を中心に、
コミック誌の編集部と漫画家たちの関わりを描くドラマ。
それが「重版出来!」。
例によって複数の登場人物のエピソードが同時進行となる展開。
◆「コミック・バイブス」和田編集長
何もしないでも雑誌が売れていた頃とは変わり、今は厳しく数字を
管理され、役員に次年度計画を納得させなければならない時代。
しかもPCは人差し指操作(かな変換の可能性大)。
◆牛露田獏
消えた漫画家。今は手が震えてマトモに線も引けない。
生活保護を受けている。アル中?
出来た奥さんに苦労を掛けて早死にさせてしまった。
和田が往年ヒット作(絶版)のWeb展開を持ち掛けても応じない。
◆後田アユ
牛露田獏の娘。
母を親父のダメさ加減に殺されたと思っている。漫画が嫌い。
新聞配達で生活を維持する中学生。
同級生にからかわれるが淡々と無視。
和田や黒沢に対しても心を閉ざしていた。
◆書店員・河
本大好きで個性的、しかしそれを不安に思っていた中学生だった。
そんな時期に「大丈夫」と言ってくれるような少女漫画に救われた。
「オトメバイブル」。
以降、作者の山縣留羽先生の大ファンとなる。
◆営業・小泉
自社の単行本を目立つ場所に置き換えるライバル会社の営業に圧倒
される。河に山縣留羽のサイン色紙を渡して取り入ろうとしたが、
ライバル社の営業に意見する河を見て気持ちを入れなおす。
◆山縣留羽
河あこがれの漫画家。最後、河の前にサイン色紙を持って現れる。
◆若手漫画家・大塚シュート
爽やか漫画の作者。しかし、ついエゴサーチしてしまい、「登場人物が
みな良い人」などという悪評を読んでネームが書けなくなってしまう。
感受性が強すぎるためだったが、それでも良いと編集に諭される。
◆中田伯
黒沢心が担当する新人。まだ連載も持ってない身だが、異様な才能を
持っている。
ただし、ネグレクトされて育った身の上から、他人のことを理解できず
殻に閉じこもってきた。
アシスタントを経験する中、他者の感情に触れて殻を破る苦悩中。
大塚シュートの漫画を「つまらない」と酷評。
中田の境遇は視聴者から「共感」を得ることが出来ないのが辛いかな。
それにしても出演者が皆、役にハマってる。全員すばらしいわ。
今回は牛露田獏がWeb漫画の契約書に押印するシーンがハイライトか。
アユちゃんは主人公に勧められた「オトメバイブル」を読んで漫画への
偏見が失われていった。
母は父と共に夢を叶えたと知ってアユの心も開いていった。
父が出版社と契約を結ぶ間、ロビーで牛露田獏の代表作を読み、
微笑みながら「お父さんの漫画、面白い」。
・・・泣くわ!!!
絵は藤子不二雄A先生が描いたと知ったけど、キャラクターの猫は
どう見てもニャロメじゃないか!
赤塚先生や吾妻先生や吉沢やすみ先生や鴨川先生の姿が頭に浮かんだ
じゃないか!
アユちゃん、
きっと「タイムマシンにおねがい」は多くの人を楽しませただけじゃ
ないんだよ。
今売れてる芸人さんの多くは牛露田獏のマンガを読んで育ったんだよ。
牛露田獏のようなマンガを書きたくて真似したけど、やっぱり吉本に
入ったような人が一杯いるよ。
演劇に行って岸田賞を獲った人もいるよ。
きっと「チョコザイで踏ん付けられた猫」を音楽で表現した大作曲家も
いらっしゃるよ。
そして憧れの山縣留羽先生を目の前に固まってしまう書店員・河さん。
※山縣留羽先生の絵が「いくえみ綾」さん・・・。
これも泣けます。
あとは中田クンが、どう脱皮するか。
キャラ表とか絵自体は上手くなってるし。
※・・・というか、絵自体「心得ある人がワザと下手に書いてる」
感じするんだよな。中田クンの入選作とか「背景を上手いアシに
やらせたら充分見せられるでしょ」と思っちゃったし。
影をベタで押さえて砂トーン貼って、削り入れればOKじゃないの?
・・・とかね。
しかし
自分の信じる事に邁進し、悩み、諦めず、時に心折れる・・・そんなドラマ。
やっぱり一般視聴者には重いんですかねぇ。
皆さん「毎回コロコロ誰か死んだり」「奇妙な配偶者または交際相手が
出てきてエグいトラブルが起きる」そんな気楽なドラマが好きなんでしょうね。
出版社の人間と漫画家が作品を世に出そうと頑張るドラマは、ヘヴィ過ぎて
ダメなんでしょうか?
そもそも、出版もTVもネットに押され、時代遅れな物なんでしょうか。
それが傷を舐めあって作ったドラマなんでしょうか。
泣いた後、そんな事を考えた「重版出来 8話」で御座いました。
お伽話って泣けるんだよね・・・。
黒木華が演じる、元気いっぱい素直な新米編集者・黒沢心を中心に、
コミック誌の編集部と漫画家たちの関わりを描くドラマ。
それが「重版出来!」。
例によって複数の登場人物のエピソードが同時進行となる展開。
◆「コミック・バイブス」和田編集長
何もしないでも雑誌が売れていた頃とは変わり、今は厳しく数字を
管理され、役員に次年度計画を納得させなければならない時代。
しかもPCは人差し指操作(かな変換の可能性大)。
◆牛露田獏
消えた漫画家。今は手が震えてマトモに線も引けない。
生活保護を受けている。アル中?
出来た奥さんに苦労を掛けて早死にさせてしまった。
和田が往年ヒット作(絶版)のWeb展開を持ち掛けても応じない。
◆後田アユ
牛露田獏の娘。
母を親父のダメさ加減に殺されたと思っている。漫画が嫌い。
新聞配達で生活を維持する中学生。
同級生にからかわれるが淡々と無視。
和田や黒沢に対しても心を閉ざしていた。
◆書店員・河
本大好きで個性的、しかしそれを不安に思っていた中学生だった。
そんな時期に「大丈夫」と言ってくれるような少女漫画に救われた。
「オトメバイブル」。
以降、作者の山縣留羽先生の大ファンとなる。
◆営業・小泉
自社の単行本を目立つ場所に置き換えるライバル会社の営業に圧倒
される。河に山縣留羽のサイン色紙を渡して取り入ろうとしたが、
ライバル社の営業に意見する河を見て気持ちを入れなおす。
◆山縣留羽
河あこがれの漫画家。最後、河の前にサイン色紙を持って現れる。
◆若手漫画家・大塚シュート
爽やか漫画の作者。しかし、ついエゴサーチしてしまい、「登場人物が
みな良い人」などという悪評を読んでネームが書けなくなってしまう。
感受性が強すぎるためだったが、それでも良いと編集に諭される。
◆中田伯
黒沢心が担当する新人。まだ連載も持ってない身だが、異様な才能を
持っている。
ただし、ネグレクトされて育った身の上から、他人のことを理解できず
殻に閉じこもってきた。
アシスタントを経験する中、他者の感情に触れて殻を破る苦悩中。
大塚シュートの漫画を「つまらない」と酷評。
中田の境遇は視聴者から「共感」を得ることが出来ないのが辛いかな。
それにしても出演者が皆、役にハマってる。全員すばらしいわ。
今回は牛露田獏がWeb漫画の契約書に押印するシーンがハイライトか。
アユちゃんは主人公に勧められた「オトメバイブル」を読んで漫画への
偏見が失われていった。
母は父と共に夢を叶えたと知ってアユの心も開いていった。
父が出版社と契約を結ぶ間、ロビーで牛露田獏の代表作を読み、
微笑みながら「お父さんの漫画、面白い」。
・・・泣くわ!!!
絵は藤子不二雄A先生が描いたと知ったけど、キャラクターの猫は
どう見てもニャロメじゃないか!
赤塚先生や吾妻先生や吉沢やすみ先生や鴨川先生の姿が頭に浮かんだ
じゃないか!
アユちゃん、
きっと「タイムマシンにおねがい」は多くの人を楽しませただけじゃ
ないんだよ。
今売れてる芸人さんの多くは牛露田獏のマンガを読んで育ったんだよ。
牛露田獏のようなマンガを書きたくて真似したけど、やっぱり吉本に
入ったような人が一杯いるよ。
演劇に行って岸田賞を獲った人もいるよ。
きっと「チョコザイで踏ん付けられた猫」を音楽で表現した大作曲家も
いらっしゃるよ。
そして憧れの山縣留羽先生を目の前に固まってしまう書店員・河さん。
※山縣留羽先生の絵が「いくえみ綾」さん・・・。
これも泣けます。
あとは中田クンが、どう脱皮するか。
キャラ表とか絵自体は上手くなってるし。
※・・・というか、絵自体「心得ある人がワザと下手に書いてる」
感じするんだよな。中田クンの入選作とか「背景を上手いアシに
やらせたら充分見せられるでしょ」と思っちゃったし。
影をベタで押さえて砂トーン貼って、削り入れればOKじゃないの?
・・・とかね。
しかし
自分の信じる事に邁進し、悩み、諦めず、時に心折れる・・・そんなドラマ。
やっぱり一般視聴者には重いんですかねぇ。
皆さん「毎回コロコロ誰か死んだり」「奇妙な配偶者または交際相手が
出てきてエグいトラブルが起きる」そんな気楽なドラマが好きなんでしょうね。
出版社の人間と漫画家が作品を世に出そうと頑張るドラマは、ヘヴィ過ぎて
ダメなんでしょうか?
そもそも、出版もTVもネットに押され、時代遅れな物なんでしょうか。
それが傷を舐めあって作ったドラマなんでしょうか。
泣いた後、そんな事を考えた「重版出来 8話」で御座いました。