アニメ「甲鉄城のカバネリ」を観る

途中からだけど、評判がイイので見ちゃいました。

そもそも
キャラクターデザインが「マクロス」の美樹本晴彦さんだし。
声の出演に（キュアピーチの）沖佳苗さんもいるし。

見ようとは思っていたのだが、あまりノイタミナ枠って縁が
なかったせいか出遅れてしまった。



放送自体は2016年4月より。フジテレビ系列の深夜に放送中。

舞台は
蒸気機関が発達した極東の島国・日ノ本（ひのもと）。
人々は城塞都市に立てこもっている…という設定。

人を襲って数を増やす不死の怪物カバネ（鋼鉄の心臓を持つ
生ける屍）ｖｓ 装甲蒸気機関車の甲鉄城に乗り込んだ者達の
戦いが描かれている。



若き蒸気鍛冶師＝生駒はカバネを研究していたが、侵撃した
カバネと戦う最中、人でもないカバネでもない存在「カバネリ」
…となってしまう。

カバネ退治を生業とする少女や、城塞都市惣領の跡取り娘も
登場し、装甲蒸気機関車の甲鉄城乗組員（少年少女が大半。
その中に沖ちゃん演じる鰍もいました！）と共闘する様が
圧巻だ。
絵も良く動いている。←コレ重要！

熱く叫ぶ生駒だが、基本メガネ男子。

美樹本キャラでメガネ男子というと、『初代マクロス』の
天才パイロット＝マックス（マクシミリアン）を思い出す
じゃないか！
※敵軍の巨大美女をモノにする眼鏡イケメン・・・



しかも「この叫び声は聞き覚えが・・・」と思ったら、
CVの畠中祐さんは『うしおととら』の潮も担当されてたのね。
熱く吠える役が似合う声って事だな。

美樹本キャラもしっかり今風の絵になってるし。
女の子を可愛く描くのは天才的だし。

※和装なのにムネ強調だったり、ミニミニで脚見せまくり
　だったり。ホント、困ったものですよ…（ハァハァ）

甲鉄城内も一枚岩ではなく、内紛っぽい事が起きるのも
生々しくて良い。

作画も凄くイイし、今後の視聴が楽しみで御座います。

漫画『鬼滅の刃』の特異な魅力

いま週刊少年ジャンプで最も終わって欲しくない連載漫画。
それが『鬼滅の刃』。
※他にも色々あるんですけどね…。

なんかね、『重版出来！』の中田伯クンを見てると、
この『鬼滅の刃』を思い出してしまうんですよね。

いや、けっして下手だという事では無いんですが、
とにかく独特なムードがあって、それが人を惹きつける
…というか。その「特異な魅力」が堪らんのですよ。

※スクリーントーンも殆ど使わない画面…。
　個人的には着物の柄も点描などの「手描き」で
　お願いしたいくらいだが、さすがに週刊連載じゃ無理か…。



作者は吾峠呼世晴（ごとうげ こよはる）氏。
ペンネームだが、これまた『重版出来！』に出て来そうな名前。

絵の上手さで言えば、もっと凄い人はいます。
でも、それだけじゃない素晴らしさを感じるのです。



『鬼滅の刃』
舞台は大正時代の日本。

主人公は炭を売る心優しき少年・炭治郎。
山の家で家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹も鬼に変異。
途方にくれるも謎の鬼討ちに救われる。

師匠格の鬼討ちに鍛えられ、鬼殺隊の一員として独り立ち
した炭治郎。

鬼となったら親兄弟でも食うはずが、妹の禰豆子(ねずこ)は
兄を守る奇異な鬼へと変容。

妹を元に戻す為、また家族を殺した鬼を討つ為、2人は旅立つ。
鬼才が贈る、血風剣戟冒険譚。



以前、読み切りが掲載された時も独特なムードの作風が目に
付いたものだが、今回は時代設定や登場人物の年齢などが
ますます特異性を増しているのです。
※絵柄も微妙に替わってるから分かりませんでしたよ…

もっと前の読み切りの絵柄は
「伊藤潤二さんの影響あるのかな？」なんて勝手に想像して
しまったものですが、今やメインの登場人物の表情に魅力が
増しているんですなぁ。

炭治郎は「一人前の鬼殺」になっても目が優しくて中性的だし、
禰豆子は可愛らしいし…。

この「ダブル主人公」なトコロも『鬼滅の刃』の魅力だな。



禰豆子の「兄慕い」も相当だし。
※今は喋れない分なにかにつけ炭治郎に掴まっているし。
　今週号じゃ手を「きゅっ」と握ってたし…。

炭治郎の「妹思い」も相当なもんだし。
※人間の頃、貧しくても家族を思う健気な娘だったから、
　その辺は理解できるが…。禰豆子が人間に戻って、
　そこらの男と祝言なんてなったらどうすんの？

アクションも炭次郎の剣（臭いで察知する戦術も面白い）、
禰豆子の足技も強力だし…。
※着物で生足を出して「踵落とし」なんて！
　嗚呼、いけません！



もちろん、
吾峠氏も創作者であるかぎり「成長」は必須。
ジャンプで長く連載を続けるためには、あらゆる要素の
上積みも必要でしょう。

※御本人は「自分は絵が上手い」とは思ってないかも知れない。
　でも私は炭治郎や禰豆子の目が大好きです。

独自の魅力を損なわぬよう地力を増して、物語が大団円を
迎えることを期待したいと思います。

少年ジャンプのアンケート

なにを思ってか
ハガキを出しちゃいました。

べつに
欲しいプレゼントがある・・・とかじゃなくって。



せっかく毎週買ってるんだから
アンケート記入して出そう・・・と思ったのですよ。

「好きな漫画が終わった」「何でだ」とか言ってるけど
そもそも「一票」を持ってるじゃん！・・・と思ったんですよ。
※『重版出来！』の影響かな？

ある意味、マンガにおける有権者なのですよ、
漫画雑誌を購入している者は。

・・・と言いつつ、そんなの物凄く久々なので戸惑いました。

「おもしろいと思った漫画、３つしか選べないのかよ！」と。
３つじゃ足りないよ。最低６つはチョイスしたいよ。

そう思いつつ、
「他の誰かが票を入れるだろう」と思った、『ハイキュー！』や
『食戟のソーマ』『僕のヒーローアカデミア』などは除外。
※スイマセン。作者からすると、こういうの嫌でしょうねぇ

『鬼滅の刃』『左門くんはサモナー』、ランク戦の盛り上がりから
決着となった、『ワールドトリガー』を選んだ。

次週からは『背すじをピン！と』や『ブラッククローバー』
『火ノ丸相撲』など交えて記入していきたい・・・と
思ったのでした。



しかし、ほかの質問には参ったね。
「学校ではどういう部活やってる？」とか
「最近どういう(子供向け)映画をみた？」とか・・・。

少年漫画誌だけに、小学生に問いかけるようなノリ。
イイ年したオッサンには片身が狭い内容だ。

婦女子の方々など、どんな思いで記入されているのかしら・・・。