あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「世界格闘技の日」

2016年06月27日 | 生活
アントニオ猪木vsモハメド・アリの異種格闘技戦40周年を記念して
制定された「世界格闘技の日」。

これを祝うクルーズパーティーが、記念日当日の6/26に東京湾上で
行われた。

会場となった船上には、IGFのアントニオ猪木会長(73)や、新日本の
坂口征二相談役、金平桂一郎JPBA副会長、藤波辰爾ら約250人が出席。



6/3に亡くなったモハメド・アリ氏に黙祷し、3度の汽笛が鳴らされた。
また、アリさんの娘ハナ・アリさんのメッセージが読み上げられ、猪木氏は
アリ氏への感謝の言葉を述べたという。

「アリさんにはありがとうと言いたい。アリさんと戦ったおげで、政治の
世界でも世界の要人と会うことができた」…と。

日本プロボクシング協会から金平氏が参加というのも感慨深い。

アリvs猪木に先立って行われた1972年のモハメド・アリvsマック・
フォスター戦(日本武道館)は、呼び屋こそ伝説のプロデューサー康芳夫氏と
なっているが
ボクシング界からプロモーターライセンス取得者として協力したのは先代の
金平正紀会長(故人)。

この招聘あってこそアリvs猪木が実現したという向きもあり、
今回ボクシング界から参加するのが子息である金平桂一郎氏というのは、
「それ以外ありえない」とも思えるのです。



アリ追悼でNHK以外に日本で放送されたのが「猪木戦」というのはボクシング・
ファンとして微妙な気持ちになったが。

それでも「当時の空気」を伝えているところは良かったな。
アリの足跡も時間を割いて紹介してくれたし、フォアマンvsノートンの壮絶さも
久々に見れたし。
もちろん、キンシャサの奇跡も当時の日本語実況で見れたし。
※いずれもハイライトとはいえヘビー級ボクシングの狂熱が感じられましたよ。

面白かったのは、猪木の蹴りでアリの脚にダメージが溜まったところで相手の
シューズにクレームを入れたアンジェロ・ダンディの動き。

さすが!と言いたくなる時間の稼ぎ方でした。

※ホープ時代のアリが英国遠征でヘンリー・クーパーの左フックで強烈なダウンを
 喫した時、直後にインターバルでグローブに小さな傷を見つけたダンディ氏は、
 その傷を指で大きく裂いて「交換が必要だ」と主張。それを認めさせた後も時間を
 掛けてスペアのグラブを装着し、アリのダメージを抜いたのは有名な話。

追悼番組としてこの試合を流す事に不満を覚えつつ、「日本だからこそ」再放送できる
貴重なモノですから、色んな意味で価値があったと言えるでしょう。

職場の格闘技ファンに見せたら「裏話が生々しい!」「皆が若い!」と感激していた。
石坂浩二さんの解説も妙に冷静で興味深かったな。

モハメド・アリのドキュメンタリーがNHKーBSで7/1放送予定

2016年06月27日 | ボクシング
これも追悼放送といえるだろう。

2015年に米国で制作された『In Their Own Words :Muhammad Ali』が
NHK-BSプレミアの「BS世界のドキュメンタリー」枠にて放送される。

邦題は『モハメド・アリ ビッグマウス伝説』
NHK BSプレミアム 年7月1日(金) 午後7時00分(50分)



「蝶(ちょう)のように舞い、蜂のように刺す」「アイ・アム・ザ・グレーテスト!」
後世まで知られる若きアリの大言壮語。

“ビッグマウス”と呼ばれて愛され、生意気な若者として憎まれたアリ。
公民権運動やベトナム戦争でアメリカが揺れた時代、米国民や世界に鮮烈な
イメージを残したアリの人生が紹介される。

50分なら、たっぷりと堪能できそうだな。