都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

神田明神わきの階段

2005-12-24 | 千代田区 

 先週の土曜日は御茶ノ水界隈を徘徊。

 駅を出てニコライ堂、聖橋、湯島聖堂を経て神田明神へ。天野屋で甘酒を飲んでから、おもむろに参拝。その後、台地を下り、秋葉原方面へ抜ける。

 神社の東側には、秋葉原、御徒町方面を望むことができる神田明神男坂がある。男坂は直線的で、幅も広く立派な階段だが、その少し南側に建物に隠れるようにこの階段はある。男坂に比べて幅が狭く、くの字型に曲がっているが、住宅群の間の密かな抜け道のようで楽しい。といっても結構、有名な階段ですけど・・・。

 階段の上には小さなホテルがある。場所柄、その手のホテルなのかも知れないが、階段好きの私としては、階段の風景とも相まって、ちょっと心惹かれるプチホテルである。以前は階段の両側に木造の老朽住宅が建っていて、これもちょっと歴史を感じさせるものになっていた。ところが今回訪れてみたら、下の方で両側の建物が取り壊され更地になっていて、階段がむきだしになり脇からも見える状態になっていた。木造の老朽建物が徐々に減り、風景が変わるのは仕方がないのかも知れないが、落ち着いた静かな街のたたずまいは残って欲しい。

2007.6.30 追記
 当初「神田明神女坂」と記していたが、坂道の本を改めて読んでみたら、この階段は女坂ではないことが判明。そういえばここには標柱が全くなかった。女坂は男坂の北側にあったのだが、現在は廃道になってしまったという。1年半も前の記事ですが間違っていたので訂正します。

 ただこの階段は、もとの女坂が廃道となった現在では、男坂の近くに並ぶ唯一の階段で、細く屈曲しているあたりは、新女坂と呼んでも良いのではないかと勝手に思っています。

#階段・坂 千代田区 
コメント (1)
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