スリバチ学会・フィールドに行く。最近、参加率高いですね、と言われたりしたが、確かに・・・。9、10、12月、そして今回と連続参加してる。
いつもは引率したり、単独で調査したりしてるので、雑談もできないし、引率責任みたいなものを感じてしまうが、「スリバチ」は、あまり考えないで、なんとなくついていくのが気楽で、面白くなっているのかも。会長さんは、いろいろ大変なんじゃないかと思うけど。
階段、階段・・・。
でもって、やっぱり私はスリバチでも階段に反応しがちなのでした。
ただ、最近は前を行く人が、階段ですよ~と知らせてくれて、待ちかまえてたりするので、ちょっと焦る。特に気の利いたことは言えないです・・・。
所在地:北区西ケ原4-52と53の間
段数 :10段
Photo 2009.3.28
擁壁に挟まれて幅が狭く、わずかにカーブしていて奥を見通すことができない。階段じたいは小規模だが、両脇に住宅が聳えるように建ち、意外におもしろい階段だ。
階段下は開けているが、上り始めると両側が迫って閉鎖的な空間に入り込む。更にその先、ブロック塀に挟まれて路地が数十m続いている。逆に言えば、上から来れば開けた場所に急激に飛び出すわけで、そのギャップもよい。
同じ階段を上部から撮影。参加の女性が跳ねるように下りて行ったのが印象的だった。
ステップの踏み面奥行きが長く、一段を一歩で下りようとすると、大股になるか少し跳ぶようになる。高齢者のように一段を二歩で歩くほどでもなく感じられるので、一歩ずつで下りるのだが、そうすると一歩ずつブレーキを掛けるのが面倒になって、結局、加速していってしまう。もちろん、緩傾斜でステップを踏み外す心配もなく、10段しかないので、少しぐらい駆けても大丈夫だという想定も、駆け下りることに繋がったのだろう。階段の形が歩き方に影響を与えていることに改めて気づく。
スリバチで歩く谷地地形の場所には、高低差があって斜面があるので、そこには往々にして階段があるわけで、スリバチを歩けば階段に出会うのはある意味、当然のこと。
ただ、同じ斜面上にあっても、原地形の違いと宅地化の状況その他によって、階段の様相はそれぞれに異なってくる。同じものにならず、一つ一つ個性を持つところが面白い。それぞれの階段の表情と、その周辺の景色は一つとして同じにならず、全て異なる。
今回のエリアは、谷底と台地上の高低差がそれほど大きくないこともあってか、石神井川沿い以外にはあまり大きな階段はなかった。実は新板橋駅のそばに大きな階段があるんだけど、今回はそちらには行かず、これはまたの機会に調査モードで行こうかな~。
いつもは階段がある場所につい行ってしまうので、今回のような歩き方は面白かった。
今回のルートは以下。東へ西へとくまなくこのエリアを巡った感じ。ところで、某氏のGPSロガーの記録では13km以上だったらしいが、Google Map上で線を引いてみたら10.7kmと出た。3km近い違いはどこから来るのだろう?
スリバチ・フィールドマップ-20090328
#地形