都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

福山アパート

2010-03-22 | 文京区  
福山アパート
所在地:文京区白山1-4
構造・階数:木・2
建設年:東棟 戦後/西棟 関東大震災後
解体年:東棟 2009年前半/西棟 2009〜11
Photo 2008.3.28 写真は北東側から。

 西片の住宅地から曙坂を下りたそばにあった木造アパート。全体は二棟からなり、現在も西側の一棟(上写真奥)は残っているが、一年ほど前に東側の建物が解体された。近辺の旧町名は丸山福山町。アパート名も恐らく昔の町名から来ている。

 masaさんの「Kai-Wai 散策」内の記事によれば、残っている西側の建物は関東大震災後の建物だそうで、築80年近いものらしい。一方、解体された方の建物には数年前から人が住んでおらず、倉庫となっていたそうだ。こちらはそれまでの建物が戦災で焼けたため、戦後に建て直したそうだが、それでも築60年ぐらいはあったようだ。

 壁面と1階の屋根はトタン貼り。何度も改修されたのか、いろいろな窓サッシが使われていた。

南側から。テレビアンテナは倒れてしまっていた。左端の建物は現存。 Photo 2008.6.4
玄関部分の庇と柱。 Photo 2007.11.4

 全体としてはデザインに凝ったところはほとんどなく、単なる木造賃貸アパートなのだが、玄関部分にモルタルで形作られたドリス式っぽい柱頭を持つ柱があり、そこだけ妙な違和感が漂っていた。

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Tokyo Lost Architecture
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コメント
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