講談社別館(旧三井高陽邸)
所在地:文京区目白台3-29
建設年:1936(昭和11)
構造・階数:RC2
解体年:2006(平成18)
Photo 1997.6.1
音羽通りから東大病院分院へ向かって上る三丁目坂の入口近くに建っていた洋館。三井家の邸宅として建てられたもので、戦後は米軍に接収され、返還後の昭和28年に講談社が入手して利用していたのだという。門が閉ざされていて内部の様子は分からなかったが、門が立派でかなりのお屋敷なのだろうとは容易に想像された。
原稿を書いて貰うために作家を缶詰にしたりした建物だともいうが、内部写真を見ると立派な邸宅で、私がもしこんな場所に缶詰になったら毎日楽しくて逆に全然書けそうにない。まあそんなことは絶対無いので杞憂なんだけど・・・。
下記のブログ記事(夏の記憶)には、解体直前に行われた見学会の折に撮影された内部写真がある。見学会をするくらいなら壊さなければいいのにと思うのは私だけだろうか。開発をする人たちの考えは理解しがたい。
この建物の少し西側から北へ入ったところには、野間道場という木造の剣道場があったそうだが、こちらも2007年に解体されている。
都市風景への旅 > 東京都文京区目白台2・3丁目
喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる > 夏の記憶 1、2、3、4、5
まちかど逍遥 > 講談社旧館(東京歩き)
のりみ通信 > 講談社第一別館(旧三井邸)解体 ―手塚治虫ゆかりの地がまたひとつ…
月刊旧建築 > 講談社所有の野間道場、解体へ