PENTAX Optio 330(2001発売)
2002.3購入
Canon Powershot S10の2年後に購入した2台目のデジカメ。1台目は研究目的で購入し、予算も研究費だったが、2台目は普通にヨドバシカメラで購入。たしか4万円台後半だったような気がする。1台目に較べて画素数も倍増し、画質も向上。電池の持ちも少し良くなり、重量も軽くなり、更に小型化。急速な発達には驚くばかり。
フィルムカメラは使用するフィルムによって画質や色合いが変わるが、デジカメにはそれがない。その代わりメーカー・機種によって色合いや画質にクセがある。今では彩度やコントラストの設定ができることが多いが、この頃まではコンパクト機にはそういうものはあまりなかった。なので、メーカー・機種を換えたら、最初は画質・色合いの違いに戸惑うことになった。
Canon Powershot S10の色はどちらかというと控えめ。少し明るく白っぽく写ることも多く、コントラストも低めだった。これに対してPENTAX Optio 330はコントラストが高く、街並み写真を撮ると日陰部分は黒潰れすることが多かった。一方で空がかなり青く写ることも多かった。AUTOで決まる露出が少なめなのかもしれない。彩度は前より少し強く、派手目な色合い。記憶色に近いのかもしれないが、ちょっと派手すぎるきらいもあったような記憶もある。
あと、日陰のグレーの壁面や道路、雪などが、全体に青く写ってしまうことも多かった。日向と日陰が同時に写るような場面でオートだと、カラーバランスがイマイチだった。
でも携帯性に優れていたのはやはり良かった。以前のものに較べて軽く、感度も少し良いのでまちあるきではかなり使い込んだ記憶がある。また、この頃までは液晶画面で構図を決めずに、ファインダーを覗く癖がまだあったので、コンパクト機ではあったがファインダーがしっかりしていたのも好きだった。
だが、建築や街並みを撮ろうとすると、やはりフィルム換算での焦点距離28mm程度のレンズで撮りたくなる。当時、28mmはコンパクト機にはあまりなかったので、仕方なく35mm相当で我慢していたが、やはり広角が欲しいなぁと思うことがしばしばだった。
それからしばらくしてRICOHに28mm相当の広角を持つカメラがあることを知り、次第にそれが欲しくなってしまったのだった。結局、2004年始めにRICOHのCaplio G4 Wideを購入して、このPentax Optio 330は母親に譲った。
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