花の湯
所在地:板橋区板橋3−15
建設年:1967(昭和42)
構造 :木造
備考 :2017年3月廃業。その後、解体。
Photo 2006.5.21
中山道板橋宿の街道沿いに建っていた銭湯。
いわゆる宮造り型の昔ながらの立派な建物だが、意外にも、1967年に建て替えられたものだそうで、建物は築50年とすごく古いわけではなかった。一方、創業は1910(明治43)年だったそうで、100年以上の歴史のある銭湯としても知られた存在だったという。
Photo 2015.2.3
間口が割合大きく堂々とした姿。青い瓦も個性的だ。そして玄関の大振りな唐破風が印象的。ただ、入口は唐破風庇の下ではなく、1枚目写真のように右側になっていた。上写真では営業開始前のためシャッターが閉じられている。右側にはコインランドリーも併設されており、内部の間取りを変えるなどした際に、当初の入口を閉じてしまったようだった。
Photo 2006.5.21
唐破風の懸魚も鳥の透かし彫りでなかなか凝った造り。
2015年に通りかかった時にはまだ営業していたが、2017年9月に訪れた時には既に解体されていた。ネットで調べたところ、経営者が高齢化するなどしたため、2017年3月30日で営業を止め、廃業したのだそうだ。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 板橋区 #銭湯 #旧中山道