都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

青松寺門前町屋・愛宕荘

2024-09-24 | 港区   
青松寺門前町屋・愛宕荘
所在地:港区 愛宕2-6
構造・階数:木・2
建設年代:1960(昭和35)頃
解体年代:1996〜98(平成8〜10)
Photo 1994.6.24

 愛宕山の東南側、青松寺の門前にあったモルタル塗りアパート。1960年頃に建てられたものらしい。1990年代後半には居住者がいなくなり、1999年にはこのエリアで愛宕グリーンヒルズの再開発工事が始まった。

 下記、Wikipediaの情報によれば、地区の敷地の約6割を所有する青松寺が、「このまま道路沿いで建物の建て替えが個別に進むと、ペンシルビルが建ち並び、寺の門前や、その奥の愛宕山が隠れてしまう。いい解決方法はないだろうか」と1984年に森ビルに相談をし、これを機に再開発事業の検討が始められたとのこと。

 従って写真の時期には既に再開発が既定路線になっていて、居住者の転居も始まっていたのではないだろうか。確かに人の気配がほとんどなかったような記憶がある。

 再開発では従前の域内道路も全て再整備され、人工地盤も一部に造られたので、今となっては現地で当時の建物位置を正確に特定することはできない。恐らくMORIタワーの場所かその西側の公開空地のあたりではないかと思うが。

愛宕グリーンヒルズ - Wikipedia

Tokyo Lost Architecture
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コメント
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