左から、吉田ろうそく店、柳沢邸、和泉屋蒲鉾店、H邸(3F)、五十嵐提灯
Photo 1995.6.17
所在地:台東区 根岸3-1-16、3-2-14
構造・階数:木・2
建設年代:吉田ろうそく店は明治末〜戦前
解体年代:吉田ろうそく店と柳沢邸は、2005〜08(平成17〜20)
備考 :跡地にはマンション・レガーレが2009(平成21)に完成
金杉通り沿いの町屋の街並み。左端の吉田ろうそく店は一部銅板張りの出桁造りで、もしかすると震災後〜昭和戦前期のもの。戦後、1952年の火保図では吉田線香店。
その右、改築・改修されていた柳沢邸は、かつては柳澤製袋所(紙袋や封筒を製作)でモルタル看板建築だったもの。
左端から、吉田商店、柳沢邸、和泉屋、H邸(3F)、五十嵐提灯、文芸社印刷所
Photo 2004.12.25
左から、和泉屋、H邸(3F)、五十嵐提灯、文芸社印刷所
Photo 2014.11.11
建設年:和泉屋蒲鉾店は明治末〜戦前、五十嵐提灯は1929(昭和4)、文芸社印刷所は1894(明治27)
解体年:和泉屋蒲鉾店〜文芸社印刷所は、2014(平成26).11
備考 :跡地にはルフォン根岸三丁目(RC・15F)が2016(平成28)に完成
左端の和泉屋蒲鉾店は塗屋造りという東京では希少になった様式の町屋だった。1952年の火保図では「泉屋佃煮店」、1963年の「東京都全住宅案内図帳」では「和泉ヤ揚物」。
中央右の五十嵐提灯は1876(明治9)創業。
右端、文芸社印刷所の建物は1952年の火保図では「池田豆腐店」、1963年の「東京都全住宅案内図帳」では「文芸社印刷」、1999年の住宅地図ではT邸。屋根が3段重ねになっているやや珍しい建物。手前側か後方に増築したのだろうか。
写真3枚目の和泉屋〜文芸社印刷の4棟は2014年11月から一括して解体され、その後マンションとなった。
参考『東京の町を読む』陣内秀信・板倉文雄 他、相模選書、1981
『下町残照』村岡秀夫、朝日新聞社、1988
吉田ろうそく店、柳澤製袋所/根岸3丁目
和泉屋蒲鉾店/根岸3丁目
五十嵐提灯店、他/根岸3丁目
- ぼくの近代建築コレクション
【×】ギャルリー根岸 【×】五十嵐提灯店
- ずぼら堂懐古録
Tokyo Lost Architecture
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