都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

築地木村家ペストリーショップ

2022-03-06 | 中央区  
築地木村家ペストリーショップ
所在地:中央区 築地2-10
構造・階数:木・3
建設年:震災後
解体年:2021(令和3)
備考 :1910創業。2021.6.17閉店、2021.8解体
Photo 2006.4.7

 銀座木村家からののれん分けで創業したという店。洋風の小型ビルのような外観だが、木造の3階建てだったという。

 右側にある出桁造りの大野屋米店は2013年に解体され、4F建てのビルに建て替えられたが現在もそこで営業している。その奥、銅板張り看板建築の福市だんごと、新大橋通り角の3階建てフレッシュフルーツ水作(水作果物店)は、2010〜13年に解体され、最近まで駐車場になっていた。


 Photo 2013.10.14

 タイル張りでほぼシンメトリーで、ペンシルビルのような外観。3階の窓と小窓が人の顔のように見えるちょっと可愛らしい建物だった。


 Photo 2018.9.26

 壁面に取り付けられた袖看板には「あら!懐かしや明治のあの味、あの香り、築地木村屋ケシあんパン」と書かれている。この看板では「木村家」ではなく「木村屋」になってしまっているのもとぼけた感じでおもしろい。頂部に花の絵が描かれているのも可愛らしかった。2階の窓にはエアコンの室外機が置かれてしまっていたが、両サイドに縦長の窓があり、もともとは洒落た窓だったのだろうかと想像させる。

築地木村家 - Wikipedia
名物けしあんぱん「築地木村家」閉店 市場移転にコロナ [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
築地木村家 111年の歴史に幕 市場移転・コロナ禍 社長「時代の転換点」:東京新聞 TOKYO Web
111年愛されたパン界工房巨星「築地木村家」閉店、あんぱん道追求は継続 - 社会 : 日刊スポーツ

築地木村家、他/築地2丁目 - ぼくの近代建築コレクション
築地木村家・大野屋米店 中央区築地 - 東京ノスタルジア

Tokyo Lost Architecture  
大野屋米店 - 都市徘徊blog
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