都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

Free Time

1992-10-07 | ロシア  

1992.10.7(Wed) Vladivostok

 16:50 元の港に帰着。17:00からまたフィールド調査かと思ったが、17:30には集合して夕食だというので、本日の調査はここまでとなり、Free Timeになった。そこでO氏とグム百貨店に行く。しかしあまり物がない。手頃なお土産や小物がないのだ。だからといって大きなものを買うわけにもいかないので、30RB(約12円)でカップを買う。本当にそんな物しか買う物がない。まあ、これならシンプルなので、ロシアにいる間でもなんだかんだで使えそうだ。ホテルでもコップがあまりきれいではないのでちょうど良いかもしれない。何だかサバイバルか、キャンプのような旅でもある。のどが痛くていまひとつ体調が良くないため、あまり楽しく百貨店の店内を見る気になれず、早々に外に出てしまう。

グム百貨店にて、レコード・楽器売場

 F氏の話だとギターが棚の上に並べられていて、数人の男の人が欲しそうにして見ていたということだ。そして見ているそばからどんどん売れて行くらしい。つまり、入荷すると待っていた人達によってすぐに買われて行ってしまうらしいのだ。ここでもこの国の物のなさを実感する。そしてやっぱりどこの国の人でも欲しい物は欲しいんだよなぁ、などとあたり前のことを思う。

 映画館の前の国営商店で、絵葉書2セットを40RBと30RBで買った。日本に送る分と自分の手元に置いておく分のことを考えると、もう1セット買っておけば良かったとこれまた後になって思う。I氏は同じ絵葉書のセットをなんと200RB(約80円)で路上の子供から買っていた。多分、国営商店で絵葉書を買って、それを何も知らない外人(つまり私たち)に転売しているのだろう。いわゆるダフ屋的なことを、子供までがやっているというわけだ。だからこの国はよくわからない。商店では売り物がそもそもあまりない状態だが、ダフ屋にはいろんな物が売られている。困ったものだ。

 映画館の前では宝くじも売っていた。ナンバー式のくじのようで、そこら中にはずれ券が散らかっている。くじを買っても当選発表の時まで滞在できるわけではないし、大体くじのシステムそのものが良くわからないので、僕らは買ってもしょうがない。スピードくじなのかもしれないが、当たっても為替レート的にほぼ意味がない。ただ、ちょっと面白かったのではずれ券を記念に拾って来た。滞在記念にはずれ券など拾ってもどうにもならないのだが、面白いみやげ物というのがほとんど無いので、こんなものでも面白く感じてしまう。

 17:30 中央広場に集合。バスでドミトリーに帰る。
 18:00 夕食。ピロシキが出た。皆、喜んで大きなのを2個も食べてしまった。うまい!。

#デパート・百貨店  1992年10月 ロシア日記・記事一覧
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