岡崎市内の旧花街
所在地:愛知県岡崎市板屋町161
構造・階数:木・2F
Photo 1994.9.9
旧東海道は岡崎城下で何度も曲がっていて、二十七曲りとよばれていたそうだ。市内の東海道筋は戦災で焼失してしまったが、城の西側、板屋町、八帖町界隈は焼失を免れ、古い街並みが残っていた。板屋町は江戸期から茶屋が多く、繁盛していた場所だという。
写真は旧東海道(このあたりでは南北に通っている)から東へそれた場所。26年前のことなので、詳細な場所が分からなくなっていたのだが、元の写真を拡大してよく見たら奥の方に橋の欄干が写っており、それと右側奥の洋風アパートから場所が判明した。橋の先は岡崎城のある岡崎公園。
Google Street Viewで確認したところ、古い建物は、一番奥の角地のものだけは改修されながらも現存している。他は全て残っておらず、建て替えられたり空地になっている。この道の最も古いStreet View画像は2013年だが、その時点で既に全てが消失しているので、1990〜2010年頃の約20年間に次々に建て替えられたことになる。
この板屋町、大正時代までは遊廓だったというが、1923(大正12)年に遊廓は市内に移転して、その後は花街になっていたという。四半世紀前は、それらしい雰囲気がかなりあったが、今、ストリートビューで見てもそれらしい感じはほとんどない。普通の住宅街なのにホテルやスナックがあるという、ちょっとした違和感はあるけれど。
Google Street View
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