会議場前の坂道
会議場の外へ出て見ると、前の道は結構きつい坂道だった。ハバロフスクの町は川沿いの丘陵地のようになっていて、町の中は少し起伏がある。しかしそれにあまり配慮することなく、格子状に道路を配しているため、中にはエラク急な坂道もある。また表通りと裏通りで勾配の向きが逆になってしまう等のねじれ現象も起こってしまったりする。ただ方向性のある格子状の区画なので、町を理解するのは比較的たやすいと言えるかもしれない。坂道は晩秋の紅葉と落ち葉がとてもきれいだった。ここらへん何となく欧米の郊外の住宅地の風景に似ているのではないかなと思った。まだ行ったことないけど・・・。
ハバロフスク:増築をしたアパートメント
私たちが建築関係の連中だということを知ってか、ガイドの人は比較的良く建物の話をしてくれた。アパートメントを前にしてそのファサードを指し、「1階から4階はレーニンの頃の建物で、5階と屋根裏の6階はスターリンの頃の増築です。レーニン時代はそれなりに立派に建物を建てようとしましたが、スターリン時代になると粛正が行われ、階の高さを抑えて建物を建てるようになりました。」などと説明してくれた。私たちは観光客よろしく、それらにいちいち感心しながらキョロキョロ建物を観察するのだった。
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