ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

蕎麦畑のいま

2020-10-30 | そば栽培
久しぶりに蕎麦畑。

稲刈りの期間はご無沙汰だったが
これから蕎麦の花は盛りを迎えます。





ただ、今年は種まき直後の大雨で
見るも無残な状態なんです。





大雨で種が流されたところもあれば、
水が溜まり易い低いところは
湿気を嫌う蕎麦だけに発芽がないのです。





今度はそのあとの晴天続きで土が硬くなり、
根元まで土を寄せてやれなかったことで、
倒伏した蕎麦も見受けられます。





ただ、そばの場合は、
直角に曲がっても上へ伸びようとしますから
枯れてしまうことはありません。





今、残った蕎麦たちは
真っ白い花の盛りを迎えています。

すでに早いところは
逆三角錐の実を付け始めています。

この実が赤くなり黒化が進んでくれば
いよいよ収穫となります。





今年はお米と同じように
品質は問題ないでしょうが、
昨年のような収量は期待できそうにありません。




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こんなこと初めて・・

2020-10-04 | そば栽培
蕎麦の土寄せに向かう。





この辺りまではほぼ順調に進んでいたが、
次第に心配していたとおり・・・





土が硬い!!

予想はしていたが想定外の硬さだ。

これも種を蒔いた後の
時期外れの豪雨が続いたせい。

雨ばかりで土が叩き固められているのだ。





あまりの土の硬さで管理機が飛び跳ねる。

それを押さえる余計な腕の力も必要になり、
この蛇行の形跡が苦労を物語っている。

本来、土寄せ作業は畑の排水対策と
風で蕎麦が倒れないように根元に土を寄せてやるのが目的。

今年はその両方とも目的を達せられそうにない。

溝切りが上手くいかず、
逆に土の大きな塊が蕎麦に乗っかって倒してしまう。





今年は蒔いた種が雨で流されたりして、
収量は期待できそうもない。





すべてを終えた時はすでに日没後。

天候異変とはいえ、
こんなことは今まで初めて。

腕はだるいし、
何か不甲斐ない気持ちに。






ちなみに例年はこんな感じ。
そんなに苦労も無く仕上がってしまうのだが・・・

この分だとジャガイモ畑も思いやられる。





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心配だった赤蕎麦が・・・

2020-09-28 | そば栽培
裏畑に赤蕎麦の種を蒔いてはいたものの・・・

今回の種自体も訳ありで、
あの豪雨にも見舞われたことで、
発芽がまったく確認されず全滅かと諦めていました。

ところが、ここにきて
2本だけ発芽しているじゃないですか。








今回蒔いた種は去年、
会員様よりサンプルで少量を頂戴して、





増やすつもりで裏の畑に蒔いていたのだが、





収穫できたのは僅かこれだけ。

しかも、良く見ると・・・





玄蕎麦はこんな状態だったのです。

蒔き時期が遅れてしまったため、
ほとんどの実が充実していなかったのだ。

とりあえず今年、3列ほど蒔いたものの
発芽してくれるか心配でした。

そんな状況で、よくあの豪雨も乗り越えて
命を繋げてくれたこの2本の赤蕎麦。

この貴重な赤蕎麦、
大事に育ててやらないと・・・





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蕎麦畑のその後

2020-09-27 | そば栽培
っv最悪ー!!

今までにない惨憺たる結果に。

蕎麦の種を蒔いた翌日は雨となり、
蕎麦にとって最高のプレゼントになった。

と、思っていたのだが・・・

こともあろうに
思いもよらない豪雨となったのだ。





おかげで種が流されてまだら模様の発芽。





それに加えて・・

畑の中でも低いところは排水が悪く
湿気を嫌う蕎麦にとっては最悪の条件。

9月の秋雨前線であんな豪雨に見舞われるとは
今までは考えられないことだ。


さらにまた、

何だ!何だ!この足跡?





イノシシ?





嫌な予感。

勘弁してくれよ。





お隣りハウス施設のTさんの話によると
今年、イノシシが隣の田んぼに入り込んで困っているとか。

といいうことはやっぱり。





今までにこういうことは一度か二度あったぐらい。





近くには高規格道路とグリーンロードがクロスしていて
夜通し車が走るようになってから害獣の噂もなかったのだが。





どうも裏山から出入りしている様子。





これ以上荒らすようだったら覚悟しておけ!

猪鍋にしてやるからな。





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タイムリミットの蕎麦

2020-09-09 | そば栽培
午後から天気も良くなったので、
今年の蕎麦の種を蒔く畑の耕起へ向かう。

きょうも朝から一雨あったので、
さすがに土のコンディションは最低だったが、
明日の午後からまた雨の予報のため強行を決定した。

蕎麦の種まきは、
当地で10日がタイムリミット。





当然、サラサラの土というわけにはいかず暫く天日にさらす。

表面だけでも白く乾燥してくれたので
次のステップへ。





管理機を持ち出して畑の中を走らせる。





例年条蒔きをしており、
管理機のわだちを利用しようというもの。





わだちに蕎麦の種を蒔くためだ。





ここまできょう済ませているので、
明日は種を蒔くだけ。

午後からの雨に十分間に合うように・・





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蕎麦の検査へ

2020-01-18 | そば栽培
昨年産の蕎麦も最高品質の証明として、
JAの検査員から1等のスタンプをいただきました。





持参した6袋(22.5kg/袋)すべて1等です。
収量で135kg確保。

品種:常陸秋そば
水分:14.4%
4.5㎜丸目ふるい:上98%
容積重:645g/㍑


蕎麦の検査をするところを見たことない
ということで事務局長が同行。

まず、持ち込んだ玄そばの内容量を確認。

細い試料採取用の器具を突き刺し、
それぞれの袋から玄そばの適量を抜き取り水分検査。

次に4.5㎜丸目のふるいにかけ、
落ちた量をみて充実度の検査。

次に容積重の計測ですが、
1リットル当たりの玄そそばの重量。

メスシリンダーのようなもがあるので普通に考えれば、
玄ソバの容積1リットルをの重量を図る?んでしょうが、
この計測方法だけはよくわかりません。

今度よく見ておきます。

この容積重の値が大きいほど、玄そばの調整がよく仕上がり、
そばの実が充実しているということになります。

この基準値も昨年よりも引上げられ、
玄ソバ自体の品質が重要視されてきているそうです。









蕎麦の栽培には、
地域の特色 のある魅力的な産品の産地を創造するため、
産地づくりに向けた取組として支援があります。





検査が終わった帰り道、
1等のお祝いにお茶することに。

事務局長が行ってみたいと言っていた喫茶店。

お酒は夜だけと思って聞いたら、
昼間もOKだって。・・・・・ダメダメ。

あ、画像は事務局長側からの撮影です。
・・・・念のために。(笑)





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レトロ農具の登場です

2020-01-16 | そば栽培
蕎麦の収穫も刈り取りまで終えたところで、
ジャガイモの収穫が入ってきて昨年は年越しとなっていたが
最後の作業、蕎麦の選別作業です。

ここで使用するのが「唐箕」と呼ばれる超レトロ農具。





風を送リ込んで選別するもので、
わが家でも一番古く親父の代から使っている農具です。

最近ではほとんど使う機会はなくなっていたんですが、
わが家では蕎麦を栽培するようになってから活躍の場が増えてます。

蕎麦もコンバインで刈り取れば
これも使用する必要はなくお蔵入りとなる農具。

風選する原理はいたって簡単そのもの。
超アナログ的です。





まず葉茎や埃が混じった蕎麦を最上部のホッパーに入れ、
蕎麦を下に落としながら横から風を送る。





充実した実は重いので風で飛ばされることなく下に落ちる。





それによって手前の受け皿に充実した整粒だけを確保でき、





次に未熟の実などは少し飛ばされて反対側へ落ちて、
二次的な整粒を確保する。





さらに葉茎、埃など軽いものは
先まで飛ばしてしまうことで選別をしていく仕組みだ。





作業中に足で踏みつけられた実は、
白いそば粉が飛び出している。

まさにこれがそば粉の元なのだ。


因みにこの「唐箕」
字のごとく中国で開発された選別方法といわれており、
この風選する原理は現在のコンバインにも応用されていることになる。






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赤そば望み薄~~

2020-01-10 | そば栽培
きょうは太陽が顔を見せたので・・・・

蕎麦の天日干しです。

もちろん赤蕎麦も。





あのたった1列3メートルほどの栽培で
これだけの赤蕎麦が収穫できました。

ただ、よ~く見ると結実しておらず、
やはり殻の中はスカスカ状態が多いようだ。

虫たちによって運よく受粉して実がついたものの
降霜で葉が枯れてしまって
実の成長が止まってしまって小さいまま。





唐箕にかけて風選しようものなら、
全部飛ばされてしまうのでは・・・

きょうは運よく風が少しあるので、
むしろの上で自然の風を利用して風選してみる。





やればやるほど飛ばされて少なくなるだけ?





この辺で手に取ってみても中身が空洞のようなもの。

乾燥したことで
膨らんだ風船がしぼんでしまったような状態に。





息を吹きかけただけでも
吹き飛んでしまうぐらい軽い。

問題はどれぐらいの量が
来年の種として利用できるかだ。

来年の蕎麦アートの夢も危なくなった。







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無理もないか・・・

2020-01-08 | そば栽培
どうも赤蕎麦失敗です。

背丈もほとんど伸びておらず、
このところの降霜で葉っぱが枯れてしまった。





発芽後早いうちに花は咲いたものの
蕎麦の実がどれほど付いているか。





見た目には三角錐の赤い実が見受けられるが
どうも結実には至っていないのでは・・・

手先で脱穀するも実が指に当たる感触がない。

蕎麦の花は虫媒花のため
虫たちがどれだけ活動したかがものを言う。

開花したのがすでに晩秋に近く、
蝶は飛んでいたものの、
他の虫たちを見かけることはほとんど無かった。

九州でも蕎麦は9月上旬までには種を蒔く必要があるが、
去年、この赤蕎麦の種を蒔いたのが
稲刈りの頃だったので心配はしていた。

乾燥させて選別してみないと分からないが
せめて蒔いた種の数は確保しないと・・・

悲しいことに粒単位の争いになりそうだ。(笑)





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蕎麦の刈り取り終了

2019-12-06 | そば栽培
蕎麦の刈り取り終了しました。





先月下旬から刈り始めて10日ほど。
天気や行事が入ったりで長くかかり過ぎた。

あまり遅くなると蕎麦の実の自然脱粒を心配していたが、
なんとか実も付いたままで大丈夫だった。

前半の分は脱穀と天日乾燥も終えて
風選別も一度は終えたところ。

あとはいま刈り取っている分を脱穀、
風選別すれば終了というところまできた。





ところで、
きのう蕎麦畑が見渡せる絶好の高台を見つけた。





読者の方からヒントをもらった田んぼアートならぬ蕎麦アート。

来年から検討してみよう。

向こう側のBP侵入道路、
車窓から真下に見える絶好の場所だが
わき見運転だけはしないように・・・





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