金沢駅からバスに乗車、
金沢21世紀美術館を目指しましたが、
上野の有名な美術展並みの長蛇の列に驚き、
金沢城公園へ向かいました。
国指定史跡の金沢城公園の広さは28.5haと広大。
金沢大学のキャンパスがこちらにまだあった
学生時代に訪れて以来ですから
初めて来たのも同じです。
ガイドマップによると金沢城堪能コースは70分、
有料の復元建造物の見学に別途30分、
お隣の兼六園を見学すると
さらに60分が必要です。
伝統木造工法で復元された菱櫓・橋爪門続櫓・五十間長屋。
二棟の三層三階の物見櫓「菱櫓」と「橋爪門続櫓」を
二層二階の「五十間長屋」をつないだ建築物です。
明治以降の木造城郭建築物としては
全国的にも最大規模のもので、
建物の耐用年数は200~250年を
想定してるそうです。
17世紀の終わりころには、二の丸は
「千畳敷の御殿」と呼ばれるほど
壮麗な建物であったそうです。
実物の1/10で制作された菱櫓と橋爪門続櫓
軸組模型が展示されていました。
柱・梁を組み合わせ、小屋を架けます。
柱は桧、角梁には米ヒバ、小屋梁には松丸太を用い、
他に能登ヒバ、赤杉などで
使用した木材の7割が石川県産です。
重要文化財の三十間長屋は、二層二階の多聞櫓で、
1858年に再建された倉庫として使われた建物。
再建されたとはいえ160年近く前の建物ですが、
しっかりとした造りになっています。
園内を散策しながら
歴史に触れられる公園です。
石川県金沢市丸の内1-1
2016.5.3