まるみのあっちこっち巡り

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2017にっぽん丸GW日本一周クルーズ 山王くらぶ 湊町酒田の傘福

2017-10-09 00:41:39 | 2017にっぽん丸 GW日本一周クルーズ



傘福とは、傘の先に幕をめぐらし飾り物を下げるもので、
一つ一つの細工物に願いや祈りが込められています。
一針一針小さな飾りに想いを込めて、
女性たちの切なる願いをつるし飾りに託してきました。







酒田の傘福は、家族の健康や商売繫盛、
豊漁などの願いを込め、天蓋幕を張った番傘に、
着物の端切れなどで作った農作物や魚、
動植物などをつるし、色とりどりに飾ったものです。

日本三大つるし飾りの一つとして
再評価されるようになったそうです。







細工物の願い

金魚:赤い金魚は病気から身を守るといわれ、元気に育つように。
まり:円満に美しく。何事も丸く納まるように。
草履:あんよが上手になるように。足が丈夫になるように。
さるっこ:災いが去る。厄が去る。病気が去る。







羽子板には、厄をはね飛ばすという願いがあるとか。







1時間程の傘福製作体験も行われています。
製作キットを売店で販売もしています。







酒田を出港した北前船は、上方から塩、
木綿類や茶、北方から海産物や材木など
全国各地の商品を積んで帰港しました。

これらと一緒に運ばれた雛人形は、
今も旧家で大切に受け継がれ、
酒田の春の風物詩となっている酒田雛街道。
(毎年2月下旬~4月上旬)
その一端を垣間見れたような気がします。

山王くらぶ
山形県酒田市日吉町2-2-25
入館料:企画展示あり大人600円

2017.5.3
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