最初に訪れたのは、風と波の岬である立待岬。
啄木の歌や森昌子さんの歌を思い出せるツアー参加者。
「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて
蟹とたはむる」と啄木は詠み、
「北の岬に咲くハマナスの 花は紅 未練の色よ」と
森昌子さんは歌いました。
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風が強く吹き付け、波濤が砕ける岬。
それ以上先に進むことができない
地の果てにロマンを感じ、
行ってみたいという衝動にかられます。
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もちろん便利な場所にあるわけではなく、
立待岬は市電の終点から
徒歩15分程で行くことができますが、
天候次第ではガッカリしてしまうかもしれません。
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快晴の日には絶景となりますが、
風が強いので要注意です。
北海道を代表する花の
ハマナスの公園もあります。
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函館山の南端に突き出た立待岬は、
津軽海峡をはさんで下北・津軽半島を
彼方に望むビューポイント。
かつては異国船を監視する要所でした。
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11月中旬頃から4月中旬頃までは車両通行止めになります。
解除期間中でも夜間は通行止めになるので注意です。
ツアーなどではあまり立ち寄らない場所だと思いますが、
にっぽん丸のオプショナルツアーでは、
こちらがコースになっていたのも選んだ決め手です。
北海道函館市住吉町
2017.5.4