開館70周年記念特別展「館長が選ぶ珠玉のコレクション」
現在は東京国立博物館に寄託し、10年ぶりに里帰りする
重要文化財【蒔絵二重短刀箱】をはじめ、
小野道風【絹地切】市指定文化財【太刀 銘月山作】など
本間美術館のコレクションを堪能しました。
藩主をもしのいだ大地主本間家の別荘「清遠閣」は、
藩主酒井候が領内巡視をする際の休憩所として
迎えるために建造されたものだそうです。
建物の中を拝見させていただきましょう。
大正14年には東宮殿下(昭和天皇)がご宿泊されるなど
皇族や政府高官、文人墨客を接待する
酒田の迎賓館として使用されてきました。
京風の精緻な造りと大正ロマンを偲ばせる
モダンな調度も印象に残ります。
雪国だというのに窓が多く、開放的、
どれだけ丈夫な造りになっているのかと驚きました。
心地良い建築で、ゆったりとした気分になります。
陛下も利用されたというこのお部屋は、
喫茶室として利用されています。
早くもこちらで休憩します。
お菓子付きのコーヒーは500円。
ワインではなく葡萄ジュース300円。
メニューは他に抹茶があります。
オプショナルツアーでも酒田周遊コースで
本間美術館が日程に入っていましたが、
こちらで休憩する時間はなかったと思います。
鳥海山を借景にした回遊式の庭園「鶴舞園」の
眺望を楽しみながら何とも優雅な
コーヒーブレイクでした。
本間美術館
山形県酒田市御成町7-7
2017.5.3