備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

デンソー中国人社員 大量データ持ち出す

2009-01-21 17:38:47 | 社会


'07/03/17の朝刊記事から

デンソー中国人社員 大量データ持ち出す
横領容疑で逮捕


愛知県警外事課などは16日、大手自動車部品メーカー「デンソー」(愛知県刈谷市)のデータベースから、13万件以上の製品図面のデータをダウンロードしたパソコンを持ち出したなどとして、横領の疑いで同市神明町6、同社エンジニアで中国籍の楊魯川容疑者(41)を逮捕した。

県警によると、データはセンサーや産業ロボットなど約1700種類の製品のもので、このうち約280種類が同社の最高機密にあたるという。

楊容疑者は中国国内で軍事関連企業での勤務経験があり、県警はデータ持ち出しの動機などを調べる。
デンソーは「外為法の輸出規制の対象品目はない」としている。

調べでは、楊容疑者は、データをダウンロードした同社所有のノート型パソコン1台(6万円相当)を2月5日ごろ、自宅に持ち出し、複数のメディア(記録媒体)にデータをコピーした疑い。

楊容疑者はパソコンの持ち出しは認めているが、データのコピーなどは否認している。
自宅にあった私有のパソコンのハードディスクが破壊されており、県警は、楊容疑者が証拠隠滅を図ったと見ている。

データベースシステムの不調から、今年に入り社内調査したところ、昨年10月から12月にかけて楊容疑者がダウンロードを繰り返していたことなどが発覚。
同社が2月14日に説明を求めると、楊容疑者は持ち出しを否定し、同月16日に中国に帰国。
3月4日に再入国した。
楊容疑者は昨年10月以降、中国と日本を計3回往復していたという。

楊容疑者が持ち出した社用パソコンを県警が解析し、データのコピーが判明したが、メディアは見つかっていない。

県警などによると、楊容疑者は1986年に北京の大学を卒業後、ミサイルやロケットなどを開発する中国国営の軍事関連企業に勤めていた。
90年に来日。
東京都内の工学系の大学を卒業、2001年12月にデンソーに入社した。
エンジン部品の開発などに携わっていた。
在日中国人の自動車技術者が集まる「在日華人汽車工程師協会」の副会長も務めている。



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