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'07/03/14の朝刊記事から
札幌コンビニ強殺 死亡の参考人送検へ
駐車場でひかれる 消費者金融に借金
昨年12月に札幌市南区のコンビニエンスストア経営者が殺された強盗殺人事件で、関与が疑われながら車にひかれて死亡した同市南区のスナック経営者の男(60)が事件前、消費者金融などに300万円以上の借金があり、公共料金も滞納していたことが13日までの札幌南署の捜査本部の調べで分かった。
犯行の動機について、捜査本部は、経済的な困窮が背景にあったとの見方を強め、強盗殺人の疑いで、男を被疑者死亡のまま書類送検する方針を固めた。
調べでは、男は昨年12月5日未明、同市南区常盤のコンビニ駐車場で、経営者の柴原信幸さん(58)を首を絞めて殺害。
柴原さんが持っていた売上金約40万円が入ったバッグなどを奪った疑いが持たれている。
男は捜査本部が本格聴取しようとした直前の1月20日、同士豊平区の量販店駐車場で車に引かれ死亡した。
捜査本部が、男の借金情況を消費者金融などに照会したところ、事件前から二百数十万円を借りていたことが判明。
親族からの約100万円の借金があった。
さらに、男は経営するスナックの水道や電気の料金を滞納していたが、事件後、料金を支払っていたという。
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'07/03/14の朝刊記事から
高知に胴体着陸 ボンバルディア
国内36機 緊急点検 国交省指示
大阪発の全日空便ボンバルディアDHC8-Q400型が高知空港に胴体着陸した事故で、国土交通省は13日、国内のDHC8全機種36機を対象に、前輪を格納する扉を手動で開く装置などの緊急点検を指示する耐空性改善通報(TCD)を出した。
国交省が独自の判断で外国製航空機を対象にTCDを出すケースは珍しい。
事故機の前輪の格納扉が通常の油圧装置だけでなく、緊急時に操作するワイヤの手動装置でも開かなかったことが国交省や全日空の調査で判明。
調査官は「(操縦士の)人為的ミスは考えられない。原因は不明だが、ボンバルディア社に設計変更を勧告する可能性もある」と話した。
TCDの対象は、Q400型22機を含むDHC8-100シリーズなど計36機。
前輪の格納扉が同じ仕組みになっているという。
全国55路線に就航、13日は緊急点検に伴い、計69便が欠航した。
全日空によると、今里仁機長(36)は社内調査に対し、「車輪を出すまではすべて正常だった。手動装置も操作したが何の反応もなかった」と話したという。
高知県警は胴体着陸した事故機を実況見分。
全日空と日本エアコミューターは同型機の運航を一時停止し、緊急点検。
大部分の機体は14日朝までに点検を終える見通しで、同日以降のダイヤには大きな乱れはないと見られる。
高知空港は14日から運用を再開する。
DHC8は、操縦席のレバーを操作し油圧装置で車輪を出す仕組み。
油圧が作動しない場合は、手動操作で格納扉のロックを外し車輪を出す緊急装置が備えられているが、事故機では作動しなかったとみられる。
耐空性改善通報(TCD)
航空機の機体、エンジンなどに不具合が生じ、運航の安全性確保に問題があると判断された場合、国土交通省航空局は、航空法に基づき航空会社などに対して改善を求める通知を出す。
検査、修理、改造の内容と実施時期が具体的に指示され、強制力がある。
有資格の整備士が実施内容を確認した上で、航空局に報告しなくてはならない。